新聞記事文庫 燃料(03-027)
大阪朝日新聞 1935.10.12(昭和10)


おらが村バンザイ琵琶湖岸一帯は 泥炭の大宝庫だ

無尽蔵という素晴しさ


琵琶湖の沿岸から燃料を採取することに成功し、斯界に多大のセンセイションを捲き起している──滋賀県蒲生群安土村大字常楽寺の農民らは同字地先内湖の沿岸に往古埋没した木根、雑草、葦等がいつしか泥炭層となっているのを発見、これを採取して炭団をつくり一般燃料に使用したところ、臭気、悪ガスの発生全然なく、また火持ちは普通炭団の三倍強という好条件を備えており、しかもこの泥炭層は湖岸一帯にわたって無尽蔵であることも明らかとなったので非常に活気づき、連日採掘するとともにこれを商品化せしめんと計画を進めている(近江八幡)



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