新聞記事文庫 人種問題(2-079)
神戸又新日報 1933.3.17-1933.3.26(昭和8)


世界の謎フリー・メーソンとは何! (1〜[9]・終)


(1) 世界征服めざし各国へ張り繞る魔手 大ユダヤ国建設の野心

問題のフリー・メーソン(マッソン団)とは一体どんなものか?これについて研究者たちは古くから数多の文献を著わしているが未だ一般には……殊に日本人間ではあまり知られていない、またその会の内容会員の行動に至っては会員以外到底知ることが出来ず全く奇怪な存在として今日に至っているのである
約二千年間も亡国の民として各国かろうける凡ゆる迫害、難苦を堪え忍びながらも堅き信念の下に着着と大きな土台を基きあげ、遂には「吾等の国」……全世界をユダヤ人の手で統一し大ユダヤ国を建設せんとする大きな野望を抱くのがユダヤ人の血をうけた彼らの願いなのである、それもその筈現在各国の政治、経済、学、芸術界或いはスポーツ競技界にいたるまで支配的地位にあるものは殆どこのユダヤ人によって占められているのである
 千六、七百万の同胞にドイツでは四分の一、米国では二分の一英国では六分の一、ソヴェート南米諸国では殆んど全部と各々その国の経済的支配力を握っている彼等…だが決して直接武力によって目的を遂行せんとするのではなく、先ず黄金によって全世界に潜勢的一大勢力を扶植し以て世界征服の野望を達せんとするので、フリー・メーソンとは彼らユダヤの運動機関として世界を風靡している最も有力な秘密結社である
「シオンの英傑のプロトコール」―これは現ユダヤ派の人々にはユダヤ人を陥れんとする非ユダヤ人の捏造であるといっているが今日ではすでにユダヤ人によって決議された真物であることは認められている―これを自分達の憲法としている、此フリー・メーソンの会員は世界に約二百三十数万人といわれ非ユダヤ人でも(その国のいろいろの方面の有力者なれば利用すべく)入会させて漸次これをユダヤ化し、黄金の力をもって表面合法的に着々目的遂行に努めている、だからどこの国の政府でも如何しても手をつけることが出来ない理由である
 国際連盟から吾が大日本帝国を極めて不利な立場においてしまったのもフリー・メーソンの会員の延ばした魔手によるものと見解をたてる人も少なくない、事務総長ドラモンド、次長アプール、反日先錚チェッコ代表ベネシュ、スペイン代表マダリアガ、情報部長コムメン、支那代表ウェリントン・クー(顧維鈞)
連盟顧問ライヒマン、報告書を執筆した、リットン調査団書記長ハースの諸氏が背後で暗躍したといわれ内田外相も議会の答弁中その事実を認めて「阻止することは遺憾乍ら出来なかった」と明らかに言っている
神戸の支部は日本における最も有力なもので大正二年から存在していたのだが勿論その内幕については何ら外部に知られていなかったのを最近引つづき本紙の暴露で漸くその全貌が白日の下に暴露されんとして俄然各方面に大センセーションを与えている、世人の疑惑は国民的公憤と猟奇的好奇の下に絶頂に達し、当局でも必死となってこれが内偵に努めているが一足といえども会の内部に立入ることが出来ないのである
本社はここに詳細なる紹介は各各著書に譲るとして、最近苦心の結果入手した極東に於けるフリー・メーソンの活動状態を相当内部にわたって暴露している「仮面を取れ」の訳文を続載することにした、本書は露語で一九三〇年三月から秘密裏に出版されており、上海方面の白系露人の手で成ったものらしいが会の内情をかくまで深く調べているのは珍らしく割引して読んでもフリー・メーソンが如何に恐るべき陰謀団体であるかということが判るだろう

[(2)] 猶太のためには全世界人を犠牲に非ユダヤ人の智能を奪え

次に掲げる「仮面を取れ」は一九三〇年三月、上海において日系露人の手により秘密出版されたものでフリー・メーソンの活動状態を暴露しユダヤ人が世界制覇のもとに如何なる陰謀を企てているかがうかがわれる

仮面を取れ

ユダヤ人の聖典である「シオン英傑のプロトコール(議定書)―」を読むユダヤ人以外の公平な人々は必ずその内容に対し非難、不平の声をあげるであろう、余はここに「プロトコール」の内容を今更引用したくない、何故なればロシア人の殆どはこれを読破し咀嚼している、そしてその中に書かれている事柄がいかに実際に近いか、また現在のソヴェート連邦およびその他の諸国において着々実行されているかということを知悉しているからである
 「シオン英傑のプロトコール」が世間に流布されたことはユダヤ人の世界征服陰謀のプランを暴露したことであってユダヤ人はこれを最も痛手としている、ユダヤ人の征服心に思いいたればいつもゴーイ人(非ユダヤ人)の自衛心を奮起させられるユダヤ人が何をなさんとするか!吾々は「プロトコール」を破棄しなければならなくなって来る
上海においてアメリカの宣教師ストローテルが「プロトコール」の内容を偶然に知り、いかにユダヤ人の恐ろしいものであるかということに驚愕し直ちにこれを英訳して極東および英米両国に頒布しようと決し、そしてアメリカの大統領と上海駐在の領事に一部ずつを送附したことがあった、ちょうど当時一九二七年の支那革命の際で、九江方面から上海の自国居留民保護の任に当っていたドンカン将軍がイギリスへ召還されたが彼はそのとき自分の英訳した該書をイギリス皇帝陛下、ウェルス皇子、ボールドウィン首相とに奉呈して欲しいと将軍に託したがドンカン将軍は其後何等の理由なしに退職命令を受けたその理由は簡単である―皇帝も皇子も首相もみなフリー・メーソンの会員だったからである
 フランスに於て一九二七年九月二十一日―二十五日に左記の各国代表などによってフリー・メーソンのグランド・ロージが開かれた
 一、ニコレンベルグ二、スイス三、チェッコスロヴァキア四、スペイン五、バルセロナ六、ハンガリ七、ユーゴースラビア八、北米合衆国の各グランド・ロージ
 そしてこの会議で議決された主なる決議案は左の如くであった
決議案

一、体育の発達―非ユダヤ人の学生の精神および智力を発達せしめるところの学校教育はこれを鋭意体育方面に向けなければならぬ、スポーツの練習のために多くの時間を費やさせ智力の向上を阻害するために……(即ち「シオン英傑のプロトコール」に、ゴーイ人に政治方面における決定権を与えることを邪魔するため吾人はゴーイ人の智力を私事の学楽スポーツで満足させる)……また言論機関の雄新聞紙の助けで吾人はゴーイ人の芸術およびスポーツを奨励の意味で優勝盃を与えることを決定する、かかる学楽は結局政治問題などの方面から智力を奪いとる、この問題の決定は吾々ユダヤ人とゴーイ人の着力のレベルの相違を来させて完全に分離させることが出来るだろう
二、植民と帰化―植民と帰化のこの重大なる問題の決定は、世界の利益においても探究せねばならぬ、健全または寛大なる政策は非常に戦争の危険を減じるだろう、だから吾々の同胞で実に紳士的にみえる政治的に中立の立場にあるアルピン・ロージをば他の諸国の同胞と協力させ、各々の国家国民、種族人口問題等を吾々の自由にするためその国の政府の首脳部を押えて活動するが、ナチュラレーションとイミークレーションのかかる適当な政策は第一に先進国のオリジナルな国民のために利益をもたらさなければならないそしてこの先進国の国民とはスイスではスイス人、北方ではドイツ人、西方ではフランス人、極東ではオーストリ人その他だがもっともユダヤ教を信ずるところの国民だけである
三、学校における倫理教育の実施―この問題は非常にデリケートな問題でこれを微細な点にまで実施する方法を決する委員会が定められたこの委員会および事業の目的については吾人はシオン会議の議定書の第十九条より明瞭に知ることが出来る、しかしながら吾人は青年を吾々の宗教へ完全に教育してしまうまでは公然と既教会(キリスト)の云々にはふれないでその教会の分離を促すところの批評を青年達につぎ込まなければならない

 前記の会議および議定は決して国家的フリー・メーソン主義ではない……即ち自己の国家のみの利益を図るのに汲々たるものではなくしてユダヤ精神以外の国家国民に損害となるインタナショナル主義へと役立つものでなければならない

[(3)] 戦争行為なしに大猶太の建国、向上 費府のユダヤ建国会議とアインシュタイン

仮面を取れ 2

「ユーゴースラビヤ国におけるフリー・メンソンの会員」

一八九〇年にユーゴースラビヤ国ベルグラード市でフリー・メーソンのロージが創設され同国のグランド・ロージがこれを統計し会長はブランコ・ウイッチ氏であるが同国には左の如き有力なるロシア人でフリー・メーソンの会員が居住しているのである
 右翼の首領エフゲニー・アンチコフ、国立ロシア事情研究会長アレキサンドル・ベエリチ、同書記(技師)アナトーリ・メエジウァム・マルシェフスキー・アレシコフ、ベルグラード市の「ノーウォイ・ウレミヤ」紙編輯長ダワーツ元狙撃軍団長エドワード・エック、雑誌記者ジウコフ、セルビヤの「ボリチック」紙編輯人アエチック・クシュマン、将軍ウラジミール・マルシェフスキー、元大使館参事官ボリス・ベレエヒン、大学教授アレクセイ・ボコージン、同ニコライ・サルイトコフ、ベトログラード大学教授エフゲニー・スペクトルスキー、同フヨードルタラノフスキー、公使ワシーリー・シトランドリマン、同マクシム・チウビンスキー、弁護士アルセニー・チウビインスキーの諸氏
ユダヤ人の自己批判

著名なるドイツ文豪エミール・ルードヴッヒ博士(実の名はリドイック・カン)はギリシャの新聞記者に対しユダヤ主義とシオン主義に関し左の如き自己の所見を述べているがこれはサロニカ市のユダヤ新聞―クロニクルに掲載されていたもので茲に引用しよう
博士―シオン主義は一種の運動である、これに対し吾人は後援しなければならない、何故なれば私はユダヤ人であって私の意見は何かに役立つであろう、この運動はパレスタインにおける全ユダヤ人を集中させることを目的とする運動であると見られていることは、周知の事実であるが私は文明開化のヨーロッパ諸国の一神教である吾人は自己の新しい国の気候風土に慣れたのでパレスタインに帰えることを欲せない、例えば私は百パーセント、ドイツ人である……しかしながらローマ、トルコ、ポーランド等に居住するユダヤ人は人口稠密にして土着し得ないので彼等はパレスタインに定住することが必要である、私は数回パレスタインを訪れたが其処には移民事業が余りに振わないことを発見した
新聞記者―博士はほんとうにユダヤ教ですか?
博士―私は子供のころキリスト教徒であったが然しこれは青年時代の失敗だった
記者―では途中からユダヤ教に変ったのですか
博士―私がキリスト教を捨てたのは第一にキリスト教とユダヤ教の二つの宗教の間に何らの相違がないからであって、第二にアンチセミト(反ユダヤ主義者)としていることが厭だったからである、なお現在私は無宗教である、私は種族としてユダヤ人であるが国籍はドイツ人である
記者―博士が若し死んだとすれば何宗教の葬式を希望しますか
博士―幸い私共の方では国民葬(ユダヤ葬)というものがある
「アインシュタイン教授の使命」

一九三〇年一月二十日アメリカのフィラデルフィアで開催された国家的ユダヤ建国会議で著名なるドイツの碩学ならびにシオイニスト首領たるアルベルト・アインシュタイン教授は左記の使命が一読された
 ユダヤ建国の特別なる向上的理想は最高のヒュマニズムの熾烈化としてパレスタインへユダヤ国民を復活せしむるの運動を生ぜしむる、がこれに関しても襲撃または惨酷な行為は実行されないでいる、しかしながらユダヤ人の力と努力をもってしてのみこれを実現し得るであろう、但しアメリカのユダヤ主義には吾々が征服せんとする最も偉大なるユダヤ人の宿題が課せられているのである
最大の理想

他のフリー・メーソンと比較して最左のルイ(ブナイ・ブレス―最高なるユダヤ人の産)執行委員会は世界の平和及び文明の進歩に貢献したるを実してノーベル賞をソロモンに代りシカゴ在住のオ・レキンソンに贈呈することをシンシナッチ市の最近のユダヤ人の会議に決議をさせ、国際法規の根底となる戦事法規以外の布告はこのレインソンが作成したプランが基調となっているのである、また在シカゴの同胞弁護士が数年間辛苦して研究しそして指示した学理が結局ケロッグ・ブリアン条約に実施されている

[(4)] 征服野望の許に各国の軍縮を待望 飽まで外さぬ猶太人の仮面

仮面を取れ 3

海軍々縮会議に対し彼等の態度

イギリスのラーキン(法師―ユダヤ講法博士の尊称)アイ・エッチ・ゲルツ博士はロンドン軍縮会議に対して特にその成功を祈った、そしてロシドンの総てのシナゴーグ(ユダヤ教会)ではイギリス皇帝および皇族に左の如き建白書を奉呈した、彼等は「平和」の影に隠れて自分達の世界征服野望のため既成国家の軍備のたとえ一部分でも縮小されることを望んでいるのである、その建白書は
陛下よ、陛下の掌中には生殺与廃権があるが陛下の□憐□を賜らんことを―戦争と国家与廃の重大危機に自己の生命を賭したる陛下の赤子の多数は地上の各地に散在しているが徒らに彼等の犠牲を強いる勿れ、且つ国民間の凡ての憎悪および敵愾心を喚発せしむるな、又は陛下に慈悲深く、全国民の心より残忍性の悉くを摘出せしめよ、我が生国の都市に集合せる大英帝国民の使節と共に世界の平和を図り海軍の軍縮を遂行しよう、善良なる為政者のみが国民を向上させ且つ権力のみでは個人も、国家も降盛とならない事を自覚せしめるため国民に賢明なる忠告と徳義心を鼓吹せしめよ、世界的平等と同胞主義を愛する人々を喜悦せしむる機会の到来の一日も早きことを希望する、アーメン
前章の「ユダヤ人の自己批判」の記事は全部ユダヤ人の資料より印刷されたもので、ユダヤ人が自己について直接述べた事を専ら引用したのである、ルードヴィッヒ博士はキリスト教とユダヤ教の関係についてのべ自らユダヤ出身たることを特記し最初から全世界がユダヤ人のために存在せねばならぬことを断言している「よく生活出来るところにユダヤ人は居住しこれが出来ないものはパレスタイン(欧洲にあるユダヤ人の密集地で現在立派な彼等の王国となっている)の予備隊としてそこに止まらなければならない、そしてパレスタインは世界的ユダヤ人の将来の中枢地帯となるもので「特に選ばれた国民」によって大発展を遂げなければならぬから「予じめ準備をしてゆかなければならない」といっているが、パレスタイン創設の問題に関しては博士は少々不安を感じており、真面目にこの問題を研究している
 あらゆる社会的インターナショナル主義がユダヤ人によって世界に普及されているに拘らず彼等がユダヤ愛国主義者であることはその野望から推して勿論当然のことではあるが、この事についてアインシュタイン教授の「使命」からも窺い知ることが出来る、すなわちゴーイ人に対する二重政策は彼の使命の中に明瞭に現われており、ユダヤ人のために世界統御を講ずるの途は自分達同胞を強固にせしめる以外にゴーイ人の力を簿弱ならしめ精神並びに敵愾心を破棄せしめることである、この方面に注意を払ったのが、あの有名なるケロッグ・ブリアン条約なのである
「ブナイブリス」会員であるケロッグ、ブリアンの名は彼等がフリー・メーソンの最高部に属していることをよく証明しているものである、ケロッグ・ブリアン条約の実際の創設者は前記レインソン弁護士で、フリー・メーソンの首脳部では彼を賞罰せねばならぬことを認めている、が勿論人道のために尽した功績に対してではなくユダヤ人のためにのみ尽した事である、このユダヤ人らは自己の計画を巧みに仮面で覆い漸次に新しい戦争の準備をなし、経済界を統一支配する手段で全世界をユダヤ人の掌中に収めんとし同時に敵国に対しては全世界の平和擁護という仮面を以て叩きつけねばならないというのである、この世界征服ならびにこれが実現の早からんことに関してユダヤ人は既に公々然とエホバを信仰しているがこれが実例として海軍々縮会議に関しその成功を祈っているのをみても判然とする
筆者より読者へ

フリー・メーソンとの闘争の根本的手段の一としてはその秘密、目的、手段手法、計画と組織等を暴露することであるが、往昔の自由なる石工の手より遣っていたマッソン(フリー・メーソン)法規の中に筆者は左記の記事を発見した
 如何にして門外漢たる非マッソン会員の目前に現わるる哉?……門外漢の非ユダヤ人には如何なる秘密を厳守すべきやを知るために諸君は非ユダヤ人の言動に深甚なる注意をなせ、またマッソン主義に関する門外漢の凡ゆる嫌な問題および曲解者を巧みに排撃せよ!相手の敵の誰であるかを知らずして敵と争うことは困難である
本号より筆者は個人の行動を的確に批価するためにフリー・メーソンの会員名簿を掲載することにした、若しフリー・メーソンが何等の反国家的または破廉恥罪を犯さないならば何故に彼等は隠れ秘密を守っている?「仮面を取れ!」

[(5)] 各国の秩序を覆滅 新世界の権力を建設

仮面を取れ 4

茲に「シオシ賢者のプロトコール」について多少説明をなす参考としてヘンリーフォード著「世界のユダヤ人網」より左の通り抜萃する
一、シオン賢者のプロトコール
 こんにちユダヤ人の世界的支配の勢力について、その実行能力よりもむしろその理論に世人は多大の興味を有しているそして最も人口に膾炎しているものに有名な二十四ヶ条の「シオン賢者のプロトコール」がある本書はヨーロッパで大センセーションをまき起し近くは英京ロンドンに於て英政府用印刷所イアー・エンド・スポッテイスウッドで出版するところとなった、しかしアメリカではこれに関する議論が大いに制限せられ或る程度まで闡明されたに過ぎずして司法省ではその調査すら行った
「プロトコール」に表われている主要論旨は凡ゆる人類の秩序および国家権力を覆滅し以て無制限の支配権力を有する一つの新世界権力を建設せんとするにあるのである、この「プロトコール」の著者は恰度かのフランス革命当時にオルレアン公を首領とせる仏国顛覆党の一員の如き人物とも想像されてはいたがそれは単なる想像であった、然し著者がユダヤ人であるということ「プロトコール」の綱領計画が□にフランスのみならず殆どの世界各国で着々実行をみつつあるということだけは炳平たる事実である「プロトコール」にはユダヤ人という言葉が僅に二回しか使用されていない、人若しこの書に対して深甚なる注意を払って研究するならばその世界的専制政治を確立せんとする目的を窺取し得ると共にまた如何なる民族の著作であるかということが自ら察知し得られるそして「プロトコール」に用いられている文句の言廻しは「吾人ユダヤ人は斯の事をなす」という式ではなくして「非ユダヤ人はこの事を考えまたはなすに至るべし」という式である、その僅の箇所を除くほか悉くこの「非ユダヤ人」なる言葉が民族を差別する意味で使用されている、例えば第一議定の最初に左の様な意味に使ってある
「各国民の性質たる公明と正大は政治上において吾々が強敵を帝位より取き下すために最良にして忠実なものである、蓋しこの性質は非ユダヤ諸国民の特質であるが吾吾は断じてこれに指導されてはならない」更に第六議定に曰く「吾人は労働賃銀の値上げをする、しかし賃銀の値上げは労働者にすこしの利益も齎らさない、何故なればこれと同時に吾人は農業および畜産業の衰退の原因からの様々の口実を以てその生活必需品を騰貴させるからである
「加之吾人は労働者を無政府主義者と飲酒とに馴致し、これを地上から非ユダヤ人の知識階級の凡ゆる勢力を駆逐する手段とし以て巧妙深刻に諸産業の根底を顛覆しよう」と―若し反ユダヤ主義の捏造家ありとすれば恐らくかかることを最近五ヶ年間に著述し得たであろう、しかるにこの文書はすくなくとも十数年前に印刷されたもので即ち一九〇六年以来英国の博物館に存在する謄本がこれを証明している、なおロシアにおいてはそれよりも更に数年前配布されていたのである……
 註ロシア語では一八九七年バーセル市エス・ニルス社からボルシエビズムおよびユダヤ人の署名の下にシオン会議第二十四ヶ条のプロトコールが発行されたがそれは二万部と限定されて出版された、しかし白系ロシア人の手に渡ってはいかぬと間もなく買収にかかったが不幸にして白露人の手に入っていたのが僅かに今日に残っているものなのである
同じく第六議定に曰く「吾人は事の真相が中途でゴーイ人に発見されぬように表面如何にも労働階級のためと、経済の大原則というのは、吾が党の経済的学説が盛んに宣伝している所ろのものである」以上述べたのは、プロトコールの大体の結構を例示したにすぎないが常に「吾人」なる言葉を以てゴーイ人に対している、このことは第十五議定にも明瞭に表われている、即ち曰く
 「非ユダヤ人の純粋な動物的智能わ解剖と観察力に欠けているそして問題の事々を予察することが出来ない、吾々を非ユダヤ人のこの思索的才能と比較してみれば非ユダヤ人の天性たる獣的才能と違ったわが人格と神選の印章とを明瞭にみることが出来る、彼らは見ることは見るがそれより先きは全く見えないしまた発明ということが出来ない(単に物質的発明に過ぎない)これから見ても天然自身世界を指揮することを吾人に任命したということが明らかである」

[(6)] 基督の聖訓を看板 内容は羊を装う狼 全ユダヤ人に流れる思想

仮面を取れ 5

羊の毛皮を着た狼

一九二九年五月末ハルピン市で国家主義者の団体によって「フリー・メーソン・ユダヤ人の虚偽」というパンフレットが発行された、このパンフレットはフリー・メーソン会員側に大きな波紋の一石を投じた、何故なれば最も正確に事実の摘発を行ったからである、普通ならば彼等はスンガリ・ロージの名でこれに対して反駁しなければならないしかるに沈黙をつづけた、この点から考えても該パンフレットに記載された事実を肯定したものと看做すことが出来る、ハルピンのフリー・メーソンの御用言論機関はくだらない程の多弁を弄してその会が決して陰謀などを企らんでいるものではなくして単なる相互扶助、博愛主義の団体であると唱えている、かかることを真にうけるにはあまりに事実がその反対のことを明らかに物語っている
 博愛主義に関してフリー・メーソン結社は左の如くいっている「博愛は結社の目的に非ずして却て最も有要価値のすくないものである」また一八六七年二月には「フリー・メーソン主義は相互扶助社会に到達することか出来ない」とか、会員のベルノウィル著「哲学の過程」には「諸君等を握手し得る人々のみ紹介して、諸君等を排斥する奴等を会員とするな」と……筆者はまだ引用しないかかる種類のものが沢山あるが駄筆と思うからやめる
一九二九年六月十日付のハルピンの露字新聞「ルーボル」の社説にニコライ・ラトウイが
 ……フリー・メーソンは断然国家主義ではなく、常にキリストの聖訓を遵守するコスモポリタンであった、彼等は世界にギリシャ人とかユダヤ人とかの区別を捨て、凡ゆる国民は相互に等しい同胞とみるのみである
といっている、これが真実なれば美しい立派な秘密結社ではないか!だが事実は決してそうでない フリー・メーソンの会員達がキリストに対する態度に「イエス・キリストは単に歴史的に有名となったナザレの大工にすぎない」というのである―これは一八九三年ブダペストで発行されたフリー・メーソンの機関新聞「オリエント」に掲載されていた―また一八九〇年発行の会員バハーリの著書には「キリスト教は神の甘い顔へ飛ばした厭らしい讒言である」と
フリー・メーソンの仮面

現代、善に対する悪の永劫闘争はロシア帝国に毒牙を向けて帝政を顛覆し、神秘なる闇の力の驚異すべき潜勢力は悪の呼吸を世界に満たし腐敗の泡醸物は随処へ撤布された、暗黒の影にひそむ悪は地上を蔽い神を忘れ宗教は職業と変じ仏教は胃□され聖人は一斉に嘲笑された、神聖なるものは全部泥濘に放棄され愛国精神は消滅し名誉と道徳とは放擲されて今や万人は個人的利益、至上主義が横溢し、地上はフリー・メーソン結社の悪の苗床で播種された
 自己の虚偽を暴露されぬようにすっかりと保護色にくるまったこの結社は社会に彼等の新宗教と新道徳とを植えつけて陰謀を図っている、彼等は国民の同胞とか平等についていっておるが犯罪人の同胞またはインターナショナル資本の桎梏下の奴隷の平等、というようなことに就いては一言もいわず「全世界の共和国」云々を宣言しても共和国の統治者がフリー・メーソンであり、ユダヤ人の資本を共和国に投資するということに関しては何事も聞けないイギリスでは光輝ある軍艦旗を売り払い、軍艦旗の下に戦死した英□を侮辱し現在の征服にかかる戦死の不必要なることを唱道して、雑誌に英国皇帝の最近の御真影を掲□し、また英国共和国の第一大統領の写真を掲げたりして、到るところで帝政治下の□□を宣伝している
フリー・メーソン主義者は自己を秘密の仮面で蔽い新しい追随者を容易に自分達の味方へ誘惑教化し甘言を以て彼等を惑わし知識の渇望を願わして欺くのである、幾多の□をなしたるのち追随者の意思を麻痺させそして社会観を改変し思潮を撲滅して以て彼等に悪の働く秘密の途を聞かすのである、真に神を信仰し故国を愛するところのものは善と愛のためにフリー・メーソンと闘わなければならない、ロシア帝政時代旧近衛連隊および陸軍の将校の多くがフリー・メーソン結社にまで入っていて放遂されたことがあった、フリー・メーソンの名を知るものは人々に警戒させるために彼等の名を公然と指摘せねばならない、そして結社の機密書類を持っているもの、または偶然にそれを手得したものは彼等の悪陰謀を予防するために書類の内容について一般にこれを発表することが肝要であるいまやチャンスが近づいている、誰も拱手傍観していないであろう、知らないといって見のがしていることは実に恐ろしい結果を招く、吾人はこれを知らねばならぬ

[(7)] 欧洲諸帝王の没落既に四十年前に予言 「ヨーロッパ地図」着々実現

仮面を取れ 6

ヨーロッパの特殊的政治地図の発行者は特にロシア帝国を地理的にも除外して地図に書き入れなかった、該地図には一八九〇年現在のヨーロッパ諸国の往昔(一八九〇年代から打算すれば該地図は将来のヨーロッパとなる)の為政者即ちアレキサンドル三世、ウイルヘルム第三世、フランツ・ヨセフ・フエルジナンド諸帝、ハンガリー王、およびウンベルト、イタリ王などが漫画で掲載されてあるが勿論将来のヨーロッパ諸国は共和国として総て帝王は国外―作業所へ逐放されている、たとえばウイルヘルム皇帝は一緒にならんで立っているトランクに貼られた絵から想像してみるとロンドンへやられている
 雑誌「トルス」(当時の発行部数百万冊に上る)の発行人および版権所有者は著名な大政治家ヘンリー・ラブシエルで、驚くべきことには彼も亦フリー・メーソンの最高幹部であったのである
前記ヨーロッパ地図が出版されてから既に四十年たっているが吾人は今や一八九〇年該地図発行者の空想が現代において事実となって現れ然も総ての期待が全く裏切られて仕舞ったことに驚異の眼を放つものである、即ち六帝王はそれぞれ帝位を失った、曰くロシアおよびオーストリヤの皇帝曰くギリシャ、後継者の名代、ポルトガル王、ドイツ皇帝及びハンガリー王などである、抑も一八九〇年発行の右地図に附記された総ての国家が共和国となったのではないが殆ど大部分が共和国に近いものになった事実は誰しも肯定されなければならない、大プリテン諸連邦およびインド帝国はイギリスの下院保民館の意見を聴取する時運となって来た
一九三〇年四月発行の「コスモポリタン」の社説にウオールウイック伯夫人は正々堂々と民主々義について諭じ将来大英国共和国の第一大統領には現在のウエルス皇太子を推載せんことを力説した、事実ジョージ五世は帝王としての大権の「代表者」の役割に引き下げられ久しき以前から帝王の大権を喪失しているのである、イタリーはニューフホームのファシズム独裁政治をもって支配されているが、イタリー王の従兄弟はムソリーニに向って国家を救うためにフリー・メーソンの撲滅をはかり、また帝国の体面を保っためにファッシズム独裁政治は既に必要なくなって来たことをビクトリヤ・エマヌエル三世(フリー・メーソン会員)と相呼応して国民大衆の面前で声明した、翻ってスペインにおける陰謀的情勢は如何に帰結したであろうか?……ヨーロッパに於る最後のカトリック貴族の一人である独裁官デ・エステラ侯爵(プリモ・デ・リヴェーラ)―彼は脳溢血でパリーにて客死す―を交代せしめたる後故独裁官の私敵たる民主主義のペレンゲル将軍を首相に任命したがそれも束の間で国内の中央では急激に共和主義が□頭しだした、その結果ついにマドリード市において三万人の帝政主義者がデモンストレーションを決行し、スペイン最初の騎士たる元首相アルフオンゾ十三世を擁護したロイテル電報四月の通信はスペインより奇抜なニュースを齎らしたさて、スペインではロシアの革命に貢献した国会に類似した改進党が創立された模様である、電文から推測するに改進党はロマノーネス伯および他の穏健党の幹部を参加せしめて大デモンストレーションを敢行されコルテソフ議長ならびにセニオールアリッレス両氏は夫々熱弁を振るって国王の行動を一々批判し且つ議会の選挙に際し国王の干渉を禁ずることを強要し、もしこれを許容せざる場合には王位を退くべきことを進言したロシア革命におけるリユボフ侯爵コロシキンの運命はどうなったかを想起して見れば、スペインにおいてもまたかかる王朝の没落の道程を感ずるのである
吾人はかれこれの事変に何時も国際的な色々仮面をかぶって策動し陰謀の毒牙を磨いている唾棄すべきフリー・メーソンが関係していることを忘れてはならない
ヨーロッパ諸国における他の弱小国の王政に関しては□言しないがベルギー、スエーデン、オランダなどの諸国は久しい以前から単に代表者の役割を演じていたに過ぎない、その他の重大事件としては前述の如く英国ジョージ五世陛下及びウエルス・エドワード皇太子がフリー・メーソンの会員であることを見逃してはならない、前述の「ヨーロッパ地図」を発行後四十年を経て吾人は千九百三十年三月二十三日附「ノース・チャイナ・サンデー・ニュース」紙上ならびに「ノース・チャイナ・デイリー・ニュース」の日曜附録頁に「ヨーロッパ地図」に予め摘示せることが特に肯定されているのを観取するが両紙は極東および上海における最も勢力ある大新聞で、フリー・メーソンの牙城である、しかして押し絵として
トルコ皇帝アブデユール・メージーダ、ギリシャゲオルグ王、ボルトガルマヌーエル王、ハンガリーフエルジナンド皇帝、ペルシャシャフ皇帝、アフガニスタンエミール・アマヌールおよびウエルヘルム第二世皇帝
等の肖像が印刷され、各肖像の下にスケッチ絵で皇帝および国王の職業替へ、または送別の日限が描写されている

[(8)] 軍隊を情慾に堕せ吾らは一切を占領す 調理の整った膳部瞥見

仮面を取れ 7

本社が苦心手に入れて訳載した「仮面をとれ」は最も権威あるものであり、かつ日本における最初の紹介なので各方面に多大の衝動を与うるところがあった、よって「仮面をとれ」は一と先ずこれで割愛し、次には角度を変えて「シウルハン・アルフ」(調理の整った膳部)とて彼らの生活全般を律する処女訓を一瞥して見よう
 「世界はユダヤ人に属すべきものである、これを占領するために吾人(ユダヤ人)は如何なる仮面を被るも構はない」
 「ゴーイ(非ユダヤ人)の財産はユダヤ人の掌中に帰する迄一時ゴーイに属しているものである」
 「ゴーイは犬、賎馬にも劣っている、神は彼等に人間の顔面を与えたのは、ユダヤ人が彼等を奴隷として使役するのに不愉快を感ぜしめないがためである」
 「ユダヤ人が荷物の重量に耐え兼ねて倒れたる動物を見、而も動物も荷物もゴーイの所有であるならば急いでこれを助けてはならぬ」
 「ゴーイを欺くは差支えなく、但し詐欺の発覚せざることに努むべし、またゴーイの勘定通りに支払わざることを得」
 「ユダヤ女の乳母は仮令報酬を受けるもゴーイの嬰児を養うことを禁ず、何となればこれゴーイの生長を助くることとなるからである、但し彼女の乳が過剰にして彼女の健康を害う時はこれを許さる」
 「ユダヤ人は生活の資となる職業をゴーイに伝達すべからず」
 「ユダヤ人が自己に忠実なゴーイを殺すのは義務ではないが彼を死から救うことは禁ず、たとえば彼れが溺死せんとした場合報酬として全財産を提供さるろもこれをなすべからず、またゴーイより恨を買う懼れある場合の外はユダヤ医師は金銭を提供さるるもゴーイを全快せしむべからず治療を拒むを得ざる場合(即ち恨を買う懼ある場合)には無報酬にても治療することを得、薬品の殺治力を知るためにこれをゴーイに試みることは差支えなく、ゴーイに化せるユダヤ人に至りては全くその死を救うことを厳禁す」
更にプロトコールの一節にはこうある
 「吾人ユダヤ同胞が各国に責任ある地位を占むることが未だ危険である間は、これをその過去の経歴と性格が民意に副わぬような人物で、若し吾人の命令に従わぬような場合には裁判または流刑が立ち所に到るような脛に疵持つものに任せておく、さすれば彼は息のある限り吾人の利益を保護するであろう」
武器なき軍国である彼等がその陰謀成就に武力を用いずして金権に依らんとするのも当然のことで彼等は現在世界の三分の二の金権を握り八割の言論機関を支配するとまでになっているのも次の議定書を読んでうなづける、曰く
 「若し金がこの世に於ける第一の力であるとすればそれに次ぐものは勿論出版物である、しかし前者なしに後者はあり得ず、吾人上述の目的(即ち世界征服の意)は出版物の助けなしで成就し得ないのである、金―出版物を通じての宣伝によって民衆を動かし味方とする、かかる方法で一歩毎に吾民族の特性たる忍耐を以てその企書を進むるに於ては次第にキリスト教徒を圧迫し遂にはその勢力を絶滅せしめることが出来る、吾人は世界に向って信ずべきところ、敬すべきところ、呪うべきところを号令しよう、必ずや吾人に反対して立ち言論を以てまたは武力を以て吾人に抗する者ある場合はその時こそ既に従順にして無智なる民衆の大部分は吾人の味方として吾人を護るであろう且つ一旦出版物の支配者とならんか、吾人は容易に名誉、善行正義の観念を変化させることが出来、そして今日まで僧侶および家長の権威に属していた社会の規範を打破し得る、かかる僧侶、家長の権威を打破することは吾人の目的のために必須のものであると同時に今日までキリスト教徒が帰依していたものを根底から覆えすのである、茲において吾人は更に彼等の守護の任に当る軍隊を情慾の焔に堕落させて置いて、そこで吾人は公然真正面から吾人の敵であるキリスト教徒が尊敬し帰依していた凡てのものに堂々と戦を宣しよう
フリー・メーソンが今回国際連盟の背後に暗躍したる事実を「改造」四月号に布利秋氏が詳細にわたって書いている、少しでもこうした問題に国民の関心が振りむけられようとすることは極めて喜ばしいことであると言える

[(9)] 暗雲とざす欧洲に興味深い二つの対立 魔手は張り廻ぐらされる

不気味な暗雲は欧洲の天地を蔽いつくし各国の為政者はいまやこれが切り抜けに東奔西走、席のあたたまる間とてなく、第二のバルカンが何処から現れるか、各国民は再び大戦の恐怖におびえている
万年繁栄を□ったアメリカに財界大恐慌が突如として見舞って銀行の倒産は無数に上り、南米諸国間の紛争の絶えざることは乱麻の如き支那国内のそれと同然であるこうした急迫化せる国際政局の裏面に恐るべきフリー・メーソンの魔手を想像することは果してユダヤ恐怖病者の単なる妄想に過ぎないものであろうか?
日本を孤立に陥れた国際連盟はアメリカにおけるフリー・メーソンの一メンバーがウイルソン大統領を説き伏せてつくり上げたものであり、パリのフリー・メーソン機関誌に
 指導精神から考えて連盟はユダヤの運動に深い関係を持っており、吾々ユダヤ人は連盟最初の具体的提案者で、連盟はユダヤ民族に世界的放浪生活をさせている根本原因を政治的に解決するものである
と書かれてもいることは一たい何を物語るものであろうか

莫大なる財を費し人々が殺し合いそしてこの世に修羅地獄を現出せしめた彼の欧洲大戦をパリ、ドカデリー街十六番のフリー・メーソンの結社本部は俎上に乗せた、そしてここで「戦争はもうこれで打ち切ったがいい」と議決した、次は講和会議へ、次は連盟の創立へとその後彼等のプランは着々実現したのである、注目すべきはこうした会合の何れにもウイルソン大統領の代理を勤めたフリー・メーソンのメンバー、ハウス大佐があったことだ、ウイルソン夫人はユダ系統の出でありイスラエル運動のシンバであった

帝政ロシアのユダヤ人弾圧は実に□□を極めたもので、彼等ユダヤ人の呪詛の的となっていたが、当時たまたま日露戦争勃発するやユダヤ財閥の巨頭アメリカのシッフは容易に日本の起債を引受け、日本の戦勝に大なる寄与をなし最後にルーズヴェルト大統領を動かしボーツマスの歴史を作ったのであった、シッフの日本援助は単にロシア□懲の敵本主義であった、だからこそその魔手を容易に振るわさしめない帝国の厳然たる存在を仇敵視して、さきの連盟総会の席上わが松岡代表をして「ユダヤの走狗よ」とベネシヨを面罵せしめたことにもいささかの矛盾もないわけである

満洲事変勃発と共に上海の四つのシナゴーグ(ユダヤ寺院)ハルピンの二つのシナゴーグからは各々某方面へ頻々たる情報が飛ばされた、これらは何れも所在国への宣伝機関であるとともに牒報機関である、某々国の外交官よりも一商人であるメンバーの意見の方がその国の外交政策により有力なる影響を与えるというのは一たい何を物語るものであろうか

万能とも見らるべきその計画の前にムッソリーニのファシストと、ヒットラーのナチスの□頭は幾分番狂わせを来させたようだ、ムッソリーニ、ヒットラーのユダヤ人迫害は相当深刻に彼等の脳裏にきざみつけられており、必ずやこれに対して恐るべき反動が来るであろうと見られた矢先き、果せるかな最近の外電は米国内におけるユダヤ人の反独運動のいよいよ猛烈となったことを報じている

それにつけても暗雲漲る欧洲天地の不気味さが如何なる方法によって取り除かれて行くであろうか、ユダヤ人なるマック英首相、サイモン英外相とユダ排斥の御本尊ヒットラー、ムッソリーニの取組みこそ何だか脇の下のむず痒ゆさを感じさすようだ、吼えろナチス、狂えファッショ、ユダヤ研究家の間にいまこそ投げかけられた最大の興味は欧洲四国協定のゆくえである

(終) 機密漏洩防止に恐るべし!「死」の制裁 本紙の暴露に神戸支部動揺

「プロトコールはユダヤ人を傷つけんとする非ユダヤ人の偽作である」という説は相当信ぜられているようである、かって外務省にてその趣味的研究家があり在外のフリー・メーソンに入会し
 「フリー・メーソンは英国皇帝を始め各国の政治家、実業家、学者、芸術家等を顧問または会員とする全く紳士達の社交団体でその目的は会員同志相たすけ合うという極めて美しいものである
という実に皮相な調査の結果を報告している、そして未だに右のようなことを真実であると信じている者が多くいるのである、日本人の一飛入り会員がそう手易く会の内情を知り得る程のものならばもとより問題ではない、だが事実ユダヤ人にして会の一部分の責任的地位にあるものすら自分の属している部門以外のことは全然知らないのである、それに会員の秘密を守ることは実に厳格を極め、若し外部に会の内情を洩らすが如き会員があった場合はその者はたちどころに死を以て制裁が加えられその事例は従来多々あったのである、かくまで秘密を守っていればこそ日本における支部の内容について当局必死の調査も何等得るところがなかったわけで、過日議会でフリー・メーソンが問題となった直後某支部の一メンバーがフリー・メーソンのことに関して訪問した某新聞記者に対して極めて漠然たる話をしたことが既に問題となり次の支部ロージの席上某氏は会員より厳重注意されたということがあったロンドン・タイムスの主筆ウイッハム・スチードは
 「凡そ世の政治家、学者、軍人外交家もユダヤ人を研究しないものは未成品である」
と叫んだ、こうした恐るべき陰謀の魔手が帝国に対し一指だにも染めさせざらよう確固たる対策を講じ、そのためにユダヤ人を研究し「世界の謎フリー・メーソン」の実体をつかむべく努めなければならぬと共に一般国民に対してもこの問題について関心を持ち相当の覚悟を決めなければならぬということを提言して茲に擱筆する(完)


データ作成:2008.4 神戸大学附属図書館