阪神大震災の記録−寸断された交通機関−
c1995 著作:射場崇夫 (c2001 WWW版制作:神戸大学附属図書館)

CDジャケット 射場 崇夫
イバ タカオ

1947年(昭和22年)生まれ
神戸市東灘区出身
録音された音を聞く

射場さんのプロフィール
阪神大震災の記録−寸断された交通 機関−
c1995 製作・著作/射場 崇夫

阪神大震災で被災した鉄道の車内アナウンス集
 1月17日発生の地震によって、阪神間の鉄道が不通となった事実を、車内音や車内アナウンスなどの《音》で記録・構成しました。一部の区間で運転が再開された直後の電車に乗り込み、正常運転時では聴くことができないアナウンス等を、乗客が少ない始発電車か、それに近い電車に乗車して録音しました。8月23日に最後の不通 区間の《六甲ライナー》が復旧しましたので、このCDに収められた《音》は、すべてもう聴く事が出来ません。
 私は約25年程前から、録音機を持って自然の《音》を収録する【生ロク】マニアです。廃線となるローカル鉄道の車内音なども足を運んで結構記録しました。阪神大震災の発生時は、東京出張の途中で、JR大阪駅近くで大きな揺れに襲われました。交通 機関がすべて止ってしまいましたから、東京行きを諦めて、西宮の自宅まで4時間半かけて歩いて帰りました。この時程、鉄道の有り難さが身にしみてわかりました。自宅に戻ると、家の裏を走る新幹線の高架橋が落下し、自宅も全壊していました。震災直後から神戸市内の勤務先で寝起きしましたが、ある日大阪へ出るのに、阪急電車に乗った時、『次は御影、御影です。御影から西宮北口までは、震災のため電車は運転致しておりません。代替バスをご利用下さい』とのアナウンス。このアナウンスは、今後聴く事は出来ないでしょうし、震災の記録として録音しておく必要に駆られ、翌朝からスケジュールを組んで、録音して回りました。
 お聴きになられたご感想を、是非お寄せ下さい。今後の参考にさせて戴きます。ありがとうございました。
射場 崇夫(イバ タカオ)