兵庫県南部地震記録紙 1995年1月17日午前5時46分 M7.2−この経験を今後に生かすために−
社団法人兵庫県放射線技師会 平成7年1月 P9〜P16


震災調査及び被災者支援委員会報告

委員長 今井方丈

 本特別委員会は、地震発生の1ヶ月後の平成7年2月17日に発足した。メンバーは当初5名の委員と8名の班員でスタートし、後に4名の委員を増員した。発足から9ヶ月を過ぎる今も休む間もなく活動し、平日の夜はもちろんのこと、休日さえも朝から晩まで作業することもあった。これほど作業時間を必要としたのは、主として施設関連のアンケートの解析と記録誌の編集である。この作業は本誌を発刊し、発送すれば一段落つくことになる。あとは被災会員に対する日本放射線技師会会費免除の決裁を待ち、該当会員に通知することが残るのみとなる。本年暮れには、当委員会は解散する予定でいる。
 なお、本特別委員会の活動に対し、以下の方々には特にお世話になり、ご協力に感謝する次第である。

 筧  淳夫氏(国立医療・病院管理研究所)
 中山 茂樹氏(千葉大学工学部建築科)
 清瀬 澄子氏(兵庫県放射線技師会事務員)
 各支部役員各位
 調査委員会委員各位
 総務委員会委員各位
 広報委員会委員各位
 会員のボランティア各位

★本特別委員会の目的(発足当初)

 会員被災調査
 施設の被災および対応調査
 被災者支援(救済対策)
 記録誌作成

★メンバー

[委員会]
 ◎今井 方丈(神戸大学医学部附属病院)
  岩元 幸雄(神戸市立中央市民病院)
  須賀 大作(兵庫県立成人病センタ-)
  中島 義明(兵庫県立姫路循環器病センター)
  安政 勝己(兵庫医科大学病院)
  甲山 精二(神戸大学医学部附属病院)
  西田  豊(甲南病院)
  平山 伸一(兵庫医科大学病院)
  森田耕太郎(神戸市立中央市民病院)

[電算機入力班]
 ◎安政 勝己 兵庫医科大学病院
  平山 伸一 兵庫医科大学病院
  小田 雅彦 兵庫医科大学病院
  木下  享 兵庫医科大学病院
  後藤 和久 兵庫医科大学病院
  寺澤 裕司 兵庫医科大学病院
  中村  満 兵庫医科大学病院
  武村 哲浩 兵庫医科大学病院

★活動報告

1.会員被災調査の実施

2.施設の被災および対応等の調査

3.被災会員の救済措置について

 ・標記に対し以下の5点について、具体案を立案し、理事会へ提案。

  1. 平成7年度日放技会費免除申請
  2. 平成7年度兵放技会費免除
  3. 平成6年度会費納入期間延長
  4. 除籍対象者の復籍可能期間の延長
  5. 全国から頂いた義援金や見舞金をすべて被災会員に分配する。なお、配分は申請締切後決定する。

 ・理事会にて上記5件は承認され、次の実務を引続き担当。

  1. 地震発生時在籍していた会員へ通知(申請書および要項は12〜16ページ)
  2. 申請の受理および受理通知書発送
  3. 申請者および申請内容について、兵放技理事会での審議用資料作成
  4. 日本放射線技師会へ会費免除申請
  5. 義援金配分方法の決定
  6. 義援金の送金

[救済措置の内訳]

  申請数 291名
  受 理 286名
  取り下げ   5名

  平成7年会費免除(日放技)
253名
  平成7年会費免除(兵放技)
279名
  平成6年会費納入期間延長
9名
  復籍可能期間延長
0名
  義援金(145件 5,125,000円)
142名

※日放技会費免除については、 269名の申請者に対し、253名が12月1日の日本放射線技師会理事会において承認された。
※義援金は11月7日に送金した。

[義援金について]

 被災した兵庫県放射線技師会会員および事務所のために、全国から義援金を戴きました。
 これは、以下の32団体および6名の個人より戴き、金額は総計5,145,377円にのぼります。
 被災会員に代わり厚くお礼申し上げます。誠にありがとうございました。                      

 義援金の支給は、被災証明等を添え、申請のあった会員を対象とし、理事会の承認を得た会員142名(145件)に対し、総額 5,125,000円を分配した。

 残金20,377円および利息 4,211円を送金代にあてました。送金代(現金封筒含む)は80,100円であり、不足分55,512円は兵庫県放射線技師会会計より補填しました。

 以下に、義援金を拠出して頂きました方々のご芳名を挙げさせていただきます(敬称略・順不同)。

日本放射線技師会
全国会長会議一同(日本放射線技師会)
中・四国地域放射線技師会
九州ブロック放射線技師会
北海道放射線技師会
秋田県放射線技師会
東京都放射線技師会
埼玉県放射線技師会
横須賀三浦放射線技師会
福井県放射線技師会
福井県放射線技師会役員一同
愛知県放射線技師会
長野県放射線技師会
岐阜県放射線技師会
大阪府放射線技師会
和歌山県放射線技師会
広島県放射線技師会
鳥取県放射線技師会
東京放射線同友会
シーメンス旭メディテック
GE横河メディカル
鞄津製作所
東芝メディカル
鞄立メディコ
フィリップスメディカルシステムズ
コニカ
コニカメディカル
西本産業
日本コダック
富士メディカルシステム
日本シェーリング
活纓テ科学社
江間 忠(日放技役員)
今井方丈(兵放技会員)
岩元幸雄(兵放技会員)
川戸隆夫(兵放技会員)
深田照明(兵放技会員)
山内 孝(兵放技会員)

4.記録誌について

 今回の調査結果および集約を中心に、緊急災害医療に従事した病院のスタッフや被災病院のスタッフの報告、兵庫県放射線技師会(支部活動も含む)の対応の報告等を1冊の記録誌(本誌)にまとめることにし、その企画、編集を行った。

5.被災支部の支部活動費の追加

 兵庫県南部地震により、被災調査・失業者対応等、特別事業が加わった阪神・神戸東・神戸西・淡路・東播の5支部に対し、支部活動費を2万円追加支給した。

6.機関紙シャウカステンの臨時発刊

 地震の影響に関し、早急に会員に通知すべき内容を掲載し、臨時発刊した。

7.地震対策費の項目を追加し、補正予算を組むよう理事会へ提案した。

8.平成7年度事業計画案および予算案について、理事会に対し、次の2点を提案した。

  1. 地震対策を重点事業とし、地震対策費の項目を追加するよう修正する。
  2. 会費収入が減額になる見込みであり、一般事業の縮小を検討。

9.税金関連や法律関連の相談について

 会員に対して無料相談を依頼できる税理士や弁護士を探したが、結局見つからず断念するに至った。(行政その他に頼らざるを得ないのか? 無力さを実感する。)

10.名簿の再送付

 全壊・全焼・半壊(居住不可)の会員に、会員名簿を送付した。同時にその他の震災対策に関する情報も同封した。

11.事務所の復旧について

 総務委員会を中心に、2月4日に当面活動できる最低限の復旧を行った。
 多数の備品が破損しており、破棄せざるを得なかった。
 破損した備品等の補充は平成7年度以降に徐々に行い、それまでは必要な備品は会員より無料借用することとした。
 平成7年度は、業務上支障をきたしているパソコンを購入することとした。

通知 1

様式 1

様式 2

様式 3

様式 4


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