命を支える食生活を守るために 兵庫県栄養士会 平成9年5月 p4


1 震災の概要

(1)地震の概要(気象庁発表)

 平成7年1月17日、5時46分、兵庫県南部に震度6、場所によっては震度7の強い地震が発生し、その後、余震が断続的に発生したが、現在では回数も減少し、沈静化している。
 この地域としては、昭和27年に記録した震度4をはるかに上回る大きなものであった。

 ア 発生年月日 平成7年1月17日5時46分ころ
 イ 震 源 地 淡路島 北部 北緯34度36分 東経135度03分
 ウ 震源の深さ 14km
 エ 規   模 マグニチュード7.2
 オ 各地の震度
      震度6 神戸、洲本
        5 豊岡
        4 姫路
(神戸市、芦屋市、西宮市、北淡町、一宮町、津名町の一部は7)

(2)地震の特徴

 ア  人口 350万人余りが密集する、淡路北部から神戸市及び阪神地域の直下で発生した内陸・都市直下型地震であった。
 イ  深さ14kmという比較的浅い部分で発生し、断層が横にずれることにより起こったもので、大きなエネルギーが一挙に解放されるタイプであった。このため、地震の継続時間が短い反面、振幅が最大18cmと観測史上最大になるという強い揺れを観測した。

(3)被害の特徴

 ア  大都市を直撃した地震のため、電気、水道、ガス等被害が広範囲になるとともに、新幹線、高速道路、新交通システム、都市間交通・地下鉄が損壊し、生活必需基盤(ライフライン)に壊滅的な打撃を与えた。
 イ  古い木造住宅の密集した地域において、地震による大規模な倒壊、火災が発生し、特に神戸市兵庫区、長田区等では大火災が発生した。
 ウ  戦後50年間、近畿には、特に大きい地震がなく、各分野において緊急事態への備えが十分であったとはいえないなか、未曾有の大地震により災害の規模が広がった。神戸・阪神地域というわが国有数の人口密集地に発生したため、最大31万人を超える住民が避難所での生活を余儀なくされた。

(c)1997兵庫県栄養士会(デジタル化:神戸大学附属図書館)