大地震の被災動物を救うために : 兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録 / 兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録編集委員会編. - 発行:[神戸] : 兵庫県南部地震動物救援本部, 1996.12. 請求記号:震災-7-156,318,319

活断層

数百年から一千年ごとに地殻がひずむ。
活断層の上に人々は生活していた。


活断層

過去数十万年の間に活動し、将来も活動する可能性のある断層のことを云い、兵庫県南部地震は、この活断層の活動によって起こった。前田保夫・山形大学教授(地球科学)や宮田隆夫・神戸大学教授(構造地質学)らの調査によれば、兵庫県南部地震は明石から神戸、阪神間を斜めに走る少なくとも六本の活断層が次々と右ずれを起こして発生したと推測されている。すなわち、最初に地盤の弱かった淡路北部で活断層が動き、その振動が次々に他の活断層に広がって、大きな地震になった。長田区で地震発生時に「ドン、ドン、ドンと言う連続音がした」と言う証言もある。
 アメリカ・カリフォルニア洲あるアンドレアス断層の一部は、年間4cm程の割合で右横ずれ運動が運行している。日本では、このように連続的にずれ運動が進行している断層は知られていない。しかしなながら、糸魚川−静岡線、中央構造線のほか中部地方の跡津川、阿寺断層などは、1000年に1〜10mの変位があると推測されている。
 国土地理院によれば、活断層の存在する地殻の部分は他の部分に比べ、著しく地殻ひずみ進行率が大きい。


(c) 1996兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録編集委員会 (デジタル化:神戸大学附属図書館)
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