大地震の被災動物を救うために : 兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録 / 兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録編集委員会編. - 発行:[神戸] : 兵庫県南部地震動物救援本部, 1996.12. 請求記号:震災-7-156,318,319. p73-74

近畿、地方獣医師会、ならびに愛護団体の対応

近畿地区連合獣医師会

 (社)大阪府獣医師会は、1月19日に兵庫県南部地震の被災動物の救護援助についての連絡を開業獣医師に送り、会員の協力を要請した。同様に(社)大阪市獣医師会もボランティア獣医師の派遣ならびに募金活動など、個々の会員と組織が一体となって、動物救護活動を支えた。

(社)横浜市獣医師会

 東京本部の構成員としての(社)横浜市獣医師会の活動には、日を見張るものがあった。詳細は、後述する第四章「ボランティア」の章で述べる。

愛護団体の果たした役割

 わが国における動物愛護団体の日常活動にはそれぞれに特有のものがあり、協調性において考えるべき問題点を種々抱えている。
 しかしながら、この度の震災においてはそれぞれが独自にあるいはネットワークを組み目覚ましい働きをした。ある団体は初期から被災動物の保護に乗り出し、また、別の団体や個人も動物の保護やフードの配給、里親探し、不妊手術の実施に、また、救援グッズの販売にも尽力した。特に(財)日本動物愛護協会は兵庫県南部地震動物救援東京本部の事務局として多大な貢献をした。
 (社)日本動物福祉協会も地元阪神支部は当事者として兵庫県南部地震動物救援本部の構成員としてその役割を担った。

(社)大阪府獣医師会の対応

大獣発 第128号
平成7年1月19日
開業部会々員 各位
会 長 難波 博
部会長 三溝直人

兵庫県南部地震の被災動物の救護援助について(連絡)

 このことについては本会々員で被災された方々には心からお見舞いを申し上げます。
 さて、今回の災害で、飼主が災害を受け、飼育が困難になった動物が多数放浪している模様で、現地獣医師会々員も夫々手分けして救護に当っておられるが、当(社)大阪府獣医師会に対し援助、助力の申出があった場合は、皆様の暖かいご援助、引き受けについて、ご理解、ご協力を賜ります様各支部長殿を中心にご相談置き下さることをお願い申し上げます。尚被災動物の飼料については、マスターフーズ社の全面的協力を取付けました。
 又、全国的に(社)日本獣医師会から援助義援金の募集についての協力のお願いがあるものと思われ、今後何かとご協力をお願いすることと存じます。一方一般市民の方の義援の申出があった場合は、本会事務局へご連絡下さい。


(c) 1996兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録編集委員会 (デジタル化:神戸大学附属図書館)
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