大地震の被災動物を救うために : 兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録 / 兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録編集委員会編. - 発行:[神戸] : 兵庫県南部地震動物救援本部, 1996.12. 請求記号:震災-7-156,318,319. p51-66

兵庫県南部地震
避難所における被災動物の状況および飼い主等の対応に関する調査

平成7年3月
社団法人 日本愛玩動物協会

I 調査の概要

1.調査の目的兵庫県南部地震による動物の被災状況を調査するため、避難所におけるペット飼養の状況を調べ、今後の被災動物の救援対策や活動等に役立てることを目指とする。
2.調査の内容I 避難所における被災動物の飼養状況調査(避難所調査)
II 被災動物の行動および飼い主の対応調査(個人調査)
3.調査項目
I の避難所調査について
 (1) ペットを連れた避難者の有無と対応について
 (2) ペットに関する苦情やトラブルへの対処について
II の飼い主への個人調査について
 (1) はじめから動物と一緒にここに避難したか?
 (2) 避難所やその周辺、または自宅等で飼っていて、最も気をつかっていることは何か
 (3) 避難所に動物を連れてきて、何かよいことが生じたか?
 (4) 地震で動物はどういう状況になっていたか?
 (5) そのとき、飼っている動物に対し、あなたや家族の方はどうしたか?
 (6) 震災のショックによって、動物がどんな反応や行動をとったか?
 (7) いまの動物の様子で、地震の後遺症と思われることが何かあるか?
 (8) 動物が落ち居き、普段と同じように対応できるようになったのは、どれくらいたってからか?
 (9) 今後の対応について
 (10) いま思い出して、地震の前の予知行動のようなものが思いあたるか?
 (11) 行政やボランティア活動で、今回の避難所における動物の救援活動に対し何か意見があるか?
4.調査対象者(1)母集団 下記の避難所となった418カ所と、
  主としてそこでの避難所生活者 61,803人
内訳
調査市区避難所数避難者数
神戸市灘区9121,177
神戸市東灘区11020,094
芦屋市515,353
西宮市15514,815
川西市11 364
418カ所61,803人

 ただし、数値は調査日に入手した保健所の資料による
(2)標本数 避難所 68カ所
 飼い主 210人(世帯)
内訳
調査市区調査避難所数避難者数個人調査数
神戸市灘区2517,44454
神戸市東灘区1811,38163
芦屋市112,82436
西宮市123,38850
川西市21007
68カ所35,173人210人(世帯)

(3)抽出法
調査市区の抽出については、できるだけ全体を反映するよう意図したが、早期調査の必要性および調査員の交通の便等をも考慮した。
市区内の避難所は、地域的均等を勘案しつつ、できるだけ規模(避難者数)の大きい避難所から抽出した。
飼い主への調査は、主として避難所で生活している世帯を探し、意図的選択なしに可能なかぎり行なった。また避難所近くでイヌを連れた散歩中の飼い主も調査対象に含めた。
5.調査時期平成7月17日〜23日
6.調査方法調査員(愛玩動物飼養管理士15人による面接聴取
7.回収結果避難所38カ所(うち1カ所は調査拒否)で210人(世帯)
内訳
避難所生活者157人
避難所を出た人12人
避難所に行かなかった人41人
210人(世帯)
動物飼育総数 イヌ230頭(飼い主184人) ネコ87頭(飼い主50人)
(鳥類、小動物は、標本数が少なかったので集計から除いた)

II 結果の概要

I 避難所における被災動物の飼養状況調査について
 この調査は、避難所の責任者もしくは同対策本部のリーダーに聞き取り調査した。

(1) 約8割を占めるペットのいる避難所

 調査した67の避難所のうち、ペットを連れた避難者がいるところは、56カ所あり、約8割を占めている。一方、いないところは、11カ所であった。
 ペットがいない11カ所について、さらにくわしく状況をみてみると、5カ所は最初から避難所へのペット持ち込みを禁止したところであり、残り6カ所は、避難した当初はペットを連れた避難者はいたが、調査時点ではすでに退去していなかった。

(2) ペットのいる避難所の約7割で苦情やトラブルが表面化せず共存

 ペットに関する苦情やトラブルの発生の有無や村処法について、ペットのいる避難所56カ所の状況をみてみると、人と動物との共存状況は、「苦情やトラブルが表面化せず」共存している避難所が約7割を占めた。
避難所での人と動物との共存状況件数割合
A 責任者やリーダーが対処し比較的うまく共存している(いた)712.5%
B 苦情やトラブルがとくに表面化せず、共存している4173.2%
C 苦情やトラブルは当事者同上の話し合いを原則に共存している58.9%
D 苦情やトラブルが表面化し、対応に苦慮している35.4%
56カ所100%

 Aについては、避難所の責任者やリーダーが、動物好きの人(ペット連れ世帯)と動物嫌いの人について、早い時期から配慮し、校舎の上下階とか教室等の部屋割りに生かして、住み分けがうまくいっているケースが多かった。
 この中には、学校長が「やむをえずペットを連れてきている」ことや「動物たちも、この大震災を人と共に生き延びた生命なのだから、差別することのないよう、大事にしましよう。」などと、校内放送で直接、避難者に呼びかけ、これらを契機に苦情もなく、共存しているケースが2例あった。また、ペット連れの家族同上の話し合いで、校舎や体育館等には入らず、自発的に校庭で避難生活して、未然にトラブルを防いでいるケースが1例あった。

 Bは、もっとも多かったケースで、責任者やリーダーが「ペットに対する配慮はしていないが、とくに苦情が持ち込まれたり、トラブルも聞かない」と答えた避難所である。さらに「避難所に動物の嫌いな人もいるようだが、何とか我慢している、あるいは我慢せざるをえない、といった状況だと思う」と答えたケースも含まれている。
 個々の飼い主への聞き取り調査によって、このケースで比較的問題もなく共存しているのは、個々の飼い主が周囲への気遣いやペットの管理にとくに注意を払っていただけでなく、飼っているイヌやネコ自体が、おとなしくて人に馴れ、またよくしつけられている事例が多かった。

 Cのケースは「動物飼養についての苦情は、当事者同士で話し合って解決してほしい」という方針をとっている避難所である。こうした避難所ではほとんどの場合、これまでに何度か、苦情が避難所の対策本部に持ち込まれていた。主な苦情の内容は、なき声がうるさい、嫌なニオイがする、不衛生である、などがみられた。

 Dは、ペットを飼っている人と動物嫌いの人とのトラプルが深刻化し、避難所の対策本部のリーダーが解決に苦慮していた。中には動物アレルギーの人とペットを飼っている人たちとの間にトラブルが発生し、責任者の判断でペットを飼っている人たちを全員、避難生活45日目に避難所から退去させることになったところが1例あった。

※飼っている場所 イヌは避難所で「飼い主と同居」が約3分の1、
ネコは壊れた「自宅」が約2分の1


 飼い主(避難所生活者のみ)への聞き取り調査の集計から、現在ペットを飼っている場所についてみると、イヌでは「避難所で飼い主と同居」が37.0%と3分の1を占め、ついで壊れた「自宅」が19.7%、「テントの内外」17.9%、「避難所の屋外」が14.5%の順となっている。
 一方、ネコは壊れた「自宅」が57.5%と約2分の1を占め、「避難所で飼い主と同居」が25.5%となっている。
現在飼っている場所イヌネコ
避難所で飼い主と同居64(37.0%)22(25.5%)
避難所内の廊下など2(1.2%)0(0%)
避難所の屋外25(14.4%)2(2.3%)
テントの内外31(17.9%)1(1.1%)
車の中2(1.2%)0(0%)
動物病院0(0%)4(4.6%)
自宅(ガレキの中を含む)34(19.6%)50(57.5%)
親戚・友人宅等13(7.5%)2(2.3%)
行方不明1(0.5%)6(6.9%)
死亡1(0.5%)0(0%)
173(100%)87(100%)
(有効標本数 157、飼育頭数はイヌ173頭、ネコ87頭)

II 被災動物の行動および飼い主等の対応調査について
この調査は主として避難所生活者でペットを飼っている人を対象に行なった。

(1)(調査項目2−(1))避難所に「迷わず、初めから連れてきた」飼い主はイヌで6割、ネコは4割いた

 はじめから動物と一緒にここに避難されましたか、という質問に対し、「迷わず、初めから連れてきた」と答えたイヌの飼い主は6割を占めた。これに「反対されたので避難所の外で飼っている」と「様子をみて連れてきた」を含めると、避難所にイヌを連れてきた飼い主は全体の7割を超える。一方、ネコの飼い主でも「迷わず、初めから連れてきた」は4割でもっとも多かった。また、比較的多かったネコの「その他」について内訳をみると「行方不明だった」が多かった。
(有効標本数 イヌの飼い主137 ネコの飼い主40)

ペットを連れて避難所に行くことへの対応

(2)(調査項目2−(4)) 地震後の動物の状態は 「別の場所に逃れていた」がイヌ2割でネコ5割

 地震前の状態では、イヌの居場所は「室内の寝場所にいた」が60.0%でもっとも多く、ついで「庭の犬舎にいた」が15.9%であった。「その他」の内訳では「飼い主と一緒に寝ていた」「玄関につないでいた」などが多かった。
 ネコでは「室内の寝場所にいた」が75.0%と圧倒的に多かった。「その他」の内訳では「飼い主と一緒に寝ていた」が多かった。
(有効標本数 イヌ170 ネコ44 数値は飼い主の数 ただし複数飼育で各個体ごとに記録できた場合はその数も標本数に入れた)

 地震後の状態(複数回答)では、イヌでは「じっとしていて無事だった」が50.6%でもっとも多く、ついで「別の場所に逃れていた」24.1%、「逃げられなかった」14.1%の順であった。「その他」の内訳では「倒れた家具やガレキの下にいた」がもっとも多かった。
 ネコでは「別の場所に逃れていた」が50.0%でもっとも多く、ついで「じっとして無事だった」20.5%であった。
 「別の場所に逃れていた」はイヌで2割、ネコは5割を占めている。
(複数回答 有効標本数 イヌ170 ネコ44)

地震前の居場所

地震後の状態


(調査項目2−(6))地震に「非常におびえていた」イヌ・ネコが半数以上いた

 地震のショックによって、動物がどんな反応や行動をとったか聞いたところ、イヌ、ネコとも「非常におびえていた」と答えた飼い主がイヌで51.6%、ネコで52.2%と共に半数以上いた。イヌではついで「さかんに震えていた」が46.0%と多い。ネコでつぎに多いのは「どこかに逃げてしまった」で21.7%を占めている。
 (複数回答 有効標本数 イヌの飼い主161 ネコの飼い主46)

地震に対する反応

(4)(調査項目2−(7))半数を超えるイヌ・ネコに、震災の後遺症

 動物の様子で、地震の後遺症と思われることが何かあるか聞いたところ、イヌでは62.1%、ネコでは52.6%の飼い主が「ある」と答えた。
 (有効標本数 イヌの飼い主161 ネコの飼い主38)

 「ある」と答えた人は、さらに詳しく聞いたところ、イヌでは「おびえる」が22.0%、「食欲不振」13.5%、「下痢をする」12.8%の順になった。おびえるの内訳は「物音や見知らぬ人に対して」というのが圧倒的に多かった。
 また、56.7%ともっとも多くを占めた「その他」の内訳は、イヌの行動に関するものがほとんどで、「飼い主のそばを離れたがらない」「元いた居場所を恐がる」「よく吠えるようになった」「不意に触ると恐がったり咬んだりする」「便秘になった」などであった。さらに「しつけが乱れた」の内訳では、排泄のしつけが多かった。
 一方、ネコの場合は、「おびえる」がもっとも多く、22.2%、「元気がない」と「食欲不振」が8.3%と同じ割合であった。また「その他」が52.6%と半数を超えているが、その内訳は「異常がなく、元気でいる」がもっとも多く、あとは、便秘ぎみになった、ストレスでやせた、トイレを失敗する、などがあった。
(複数回答 有効標本数 イヌの飼い主100 ネコの飼い主20)

イヌ、ネコが示す後遺症の内容

(調査項目2−(6))余震におびえると答えた飼い主はイヌで70%、ネコでは53%いた。

 余震に対する反応について聞いたところ、おびえると答えた飼い主はイヌで70.8%、ネコでは52.9%いた。反対に「とくにない」または「普段どおり」と答えた飼い主はイヌで29.2%、ネコでは47.1%であった。
(自由記入欄 有効標本数 イヌの飼い主96 ネコの飼い主17)

 おびえる内容についてみると、イヌでは、震える、興奮しておろおろする、寝ていてもパッととび起きる、恐がって飼い主のもとにかけよる、などであった。一方ネコでは、パッと身がまえる、恐がってふとんに潜り込み、二度ほど失禁した、などであった。
 興味深いのは、この中に余震の予知行動を示す犬が4例、ネコは2例あったが、このうち、いずれも半数の飼い主が本震では「気づかなかった」と答えているので、学習による行動とも考えられる。

(5)(調査項目2−(10))飼い主が「思いあたる」予知行動をとったイヌは26% ネコは39%いた

 いま思い出して、今回の地震で動物の予知行動のようなものに、何か思いあたることがあるかどうか聞いたところ、「思いあたる」と答えた飼い主は、イヌで26.2%あり、ネコでは39.5%あった。
(有効標本数 イヌの飼い主149 ネコの飼い主38)

 「思いあたる」者に対し、「どのような」行動を示したかについて聞いたところ、「異常に鳴いた」がイヌは43.6%、ネコでは46.7%ともっとも多く、ついで「落ち着きがなかった」はイヌで35.9%、ネコでは26.7%となっている。
 (複数回答 有効標本数 イヌの飼い主39 ネコの飼い主15)

飼い主が「思い当たる」イヌとネコの予知行動


 また「思いあたる」と答えた人に予知行動を示した時期について聞いたところ、イヌについては地震の「直前」が23.1%、「数分前」17.9%、「数時間前」2.6%、「一日前」28.2%、「数日前」23.1%と分かれた。ネコは26.7%、13.3%、13.3%、20.0%、26.7%となり、イヌとの際立った違いはみられなかった。
(有効標本数 イヌの飼い主39 ネコの飼い主15)

飼い主が「思い当たる」イヌとネコの予知行動の時期

III 調査票および結果数値

飼い主のお名前
 
年齢 性別 住所
 市(区) 町
住居の形態
 男 女 集合 戸建
飼っている(いた)動物( )
種類( )
オス・メス 大・中・小 ( )歳
飼っている(いた)動物( )
種類( )
オス・メス 大・中・小 ( )歳
飼っている(いた)動物( )
種類( )
オス・メス 大・中・小 ( )歳
飼っている(いた)動物( )
種類( )
オス・メス 大・中・小 ( )歳
※この調査票は、当該目的以外には絶対使用致しません。したがって、調査関係者以外に漏れることはありませんので、ありのままをお答え下さい。

〔調査員へ〕設問の回答は、該当する想定回答に○をつけ、不十分なら具体的に内容をメモし、記録して下さい。

※現在飼っている場所(避難所の室内 避難所の屋外 自宅等)
 ※有効標本数は、多頭飼育でも1人とした「飼い主数」を原則とした。
(1)はじめから動物と一緒にここに避難されましたか?(有効標本数:犬137,猫40)
1. 迷わず、初めから連れてきた(犬63.5,猫42.5)
2. 連れてきたが、反対されたので、避難所の外で飼うようにした(犬0.8,猫2.5)
3. しばらく様子(周囲の反応や状況)をみて連れてきた(犬8.7,猫5.0)
4. 反対された(されると思った)ので、自宅等に置いて世話をしている(犬9.5,猫22.5)
5. その他(   )(犬17.5,猫27.5)
(2)避難所やその周辺、または自宅等で飼われていて、最も気をつかっていることは何かありますか?(有効標本数:犬130,猫33)
1. ある(犬46.9,猫39.4)
2. ない(犬53.1,猫60.6)
具体的に
(3)避難所に動物を連れてきて、何かよいことが生じましたか?(有効標本数:犬112,猫28)
1. はい(犬95.9,猫82.1)
2. いいえ(犬4.1,猫17.9)
1.はい と答えた人に〈複数回答〉(有効標本数:犬100,猫23)
 イ.見知らぬ人とコミュニケーションができた(犬59.0,猫47.8)
 ロ.ペットが周囲の人たちをなごませている(犬58.0,猫47.8)
(6)地震のショックによって、動物がどんな反応や行動をとったか、教えてください。 〈複数回答〉(有効標本数:犬161,猫46)
1. どこかに逃げてしまった(犬6.8,猫21.7)
2. じっと隠れていた(犬10.6,猫17.4)
3. 非常におびえていた(犬51.6,猫52.2)
4. 興奮していた(犬20.5,猫10.9)
5. さかんに震えていた(犬46.0,猫19.6)
6. さかんに鳴いていた(犬8.7,猫4.3)
7. 普段どおり落ち着いていた(犬8.7,猫8.7)
8. その他(   )(犬27.3,猫17.4)
余震に対する反応は
(7)いまの動物の様子ですが、地震の後遺症と思われることが、何かありますか? (有効標本数:犬161,猫38)
1. ある(犬62.1,猫52.6)
2. ない(犬37.9,猫47.4)
1.ある と答えた人に
後遺症と思われることの内容は?〈複数回答〉(有効標本数:犬100,猫20)
 イ.元気がない(犬8.5,猫8.3)
 ロ.食欲不振(犬13.5,猫8.3)
 ハ.下痢をする(犬12.8,猫0.0)
 ニ.おう吐がある(犬3.5,猫0.0)
 ホ.震えがある(犬9.9,猫5.6)
 ヘ.時々失神する(犬0.0,猫0.0)
 ト.おびえる(犬22.0,猫22.2)
 チ.しつけが乱れた(犬10.6,猫5.6)
 リ.その他( )(犬56.7,猫55.6)
(8)動物が落ち着き、普段と同じように対応できるようになったの、はどれくらいたってからですか?(有効標本数:犬167,猫34)
1. その日のうち(犬31.7,猫29.4)
2. 数日後(犬23.4,猫29.4)
3. 1週間後(犬10.8,猫5.9)
4. 数週間後(犬15.0,猫8.8)
5. まだなっていない(犬19.2,猫26.5)
(9)今後の対応と要望事項について
今後の対応について(有効標本数:犬156,猫44)
1. 一時預かりを望む(犬3.2,猫13.6)
2. 里親に出したい(犬0.6,猫0.0)
3. このまま飼うつもりである(犬96.2,猫86.4)
要望手順(下記の事項を参照して具体的に記入して下さい)
●フードやえさがない
●用品・器具がない
●必要なモノを配送してほしい
●どこか、動物のことで相談したい
[ ]
(10)いま思い出して、地震の前の予知行動のようなものが思い当たりますか? (有効標本数:犬149,猫38)
1. 思い当たる(犬26.2,猫39.5)
2. とくに気づかなかった(犬73.8,猫60.5)
〈1.の回答者へ〉(有効標本数:犬39,猫15)
いつ
 イ.直前(犬23.1,猫26.7)
 ロ.数分前(犬17.9,猫13.3)
 ハ.数時間前(犬2.6,猫13.3)
 ニ.一日前犬28.2,猫20.0)
 ホ.数日前(犬23.1,猫26.7)
 ヘ.その他( )(犬5.1,猫0.0)
どのような〈複数回答〉
 イ.異常に鳴いた(犬43.6,猫46.7)
 ロ.落ち着きがなかった(犬35.9,猫26.7)
 ハ.おびえた(犬15.4,猫6.7)
 ニ.その他( )(犬30.8,猫26.7)
(11)行政やボランティア活動で、今回の避難所における動物の救援活動に対し、何かご意見がありますか?

[1]被災動物状況調査カード


調査後記

調査では、公園や学校の校庭などに避難所としてテント村をつくっているところが少なくなかった。ここには動物を飼っている世帯が比較的多いところがあった。調べてみると、近くの避難所(学校等)がペットの持ち込みを禁止していたり、動物が一緒なので他の避難所から移ってきた人たちが集まっているという。
 テント村では「動物飼養に関する苦情やトラブルはほとんどない」割合が高く、イヌの鳴き声にしても「番犬になって、かえってよい」という声があった。
 末尾ながら、本調査は兵庫県生活衛生課のご好意から実現したものであり、改めてご協力いただいた関係機関および調査員の方々に厚く感謝の意を表したい。
(尾崎)


<調査協力>
兵庫県南部地震動物救援本部
兵庫県保健環境部生活衛生課
神戸市衛生局公衆衛生課乳肉衛生係、
灘保健所、東灘保健所、芦屋保健所、西宮保健所、川西保健所

調査責任者 尾上多喜雄(理事長)
調査担当者 尾崎 敬承(理事)

調査員
尾崎 敬承(東京) 吉田 明子(大阪)
羽尾恵理子(大阪) 勝田千恵美(西宮)
上野 美保(大阪) 藤田 ちよ(大阪)
寒  章子(大阪) 小嶋 静江(茨城)
中河 理香(大阪) 三原加容子(大阪)
芦田 輝美(大阪) 川人美穂子(大阪)
橋本 美保(大阪) 岡  絵美(大阪)
佐田喜代子(京都)

社団法人 日本愛玩動物協会
〒162東京都新宿区神楽坂3−6
TEL03−3235−7855(代)FAX30−3235−7880

(c) 1996兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録編集委員会 (デジタル化:神戸大学附属図書館)
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