大地震の被災動物を救うために : 兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録 / 兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録編集委員会編. - 発行:[神戸] : 兵庫県南部地震動物救援本部, 1996.12. 請求記号:震災-7-156,318,319. p147-199

譲渡動物の行動と里親の対応調査


平成8年10月
社団法人日本愛玩動物協会

1 結果の要約

イヌ編

※(注)結果の要約は、イヌ編・ネコ編とも、保管譲渡(24頁の“用語の解説”参照)を実施した神戸動物救護センター分のデータによる。
(1)現在の状況と飼養上の問題点について
 現在(調査時)でも譲渡動物を飼っている里親は9割を占めている。(問4 9頁,35頁参照)
 譲渡動物を引き取り、飼う上で困ったことが「あった」は6割近くを占め、「なかった」が4割強。「あった」人のうち、「今も解決できていない」が全体の2割を占めている。(問3 6頁,34頁参照)
 困ったことの主な内容は、「動物の性格や以前の飼い方がかわらなかった」が3割で、「トイレのしつけがうまくいかなかった」が2割であった。(問3−1,複数回答、7頁,35参照)
   
(2)譲渡動物(成熟動物)の適応度について
 1. 里親及び新しい環境への適応について
 成犬の里親へのなつき見合は、飼い始めて「3ヵ月」で8割強が、「現在」では10割近くの人が「よくなついている」と答えた。ちなみに、譲渡時1歳末満のイヌの場合は「3ヵ月」が9割強、「現在」では10割であり、成犬のなつき具合は子イヌ・若イヌにせまる高い割合であった。(問4−1,9頁,32頁,35頁参照)
 家にきたときの動物の様子について、「すぐになれ、とくに問題はなかった」が6割近くを占めた。反面「食餌を出してもすぐに食べなかった」イヌが2割近く、「(すみっこ)でふるえていた」イヌが1割強いた。(問5,8頁,36頁参照)
 イヌが里親等に積極的に挨拶するようになった割合は、1週間後までで6割を占め、2週間後では7割、1ヶ月後では8割を占めた。(問7(4),10頁,41頁参照)
 見知らぬ人に吠えるようになった時期を時系列で見ると、飼い始めてから1週間してが4割近く、2週間したら4割、1ヵ月後では5割強となった、1(問7(5).11頁,42頁参照)
 2.里親宅に先住動物がいる複数飼育での適応について
 新参イヌに対する先住イヌの反応のうち、飼い始めて1ヵ月ごろまでの間に「一緒に遊ぶようになった」が増えて4割を占めたが、1ヵ月を過ぎると、あまり変化は見られなかった。(Q4.12頁,38頁参照)
   
(3)里親の意識について
 里親になった動機について聞いたところ、「何か役立ちたい」と「かわいそうだから」という使命感志向の回答が上位で共に4割を超えたが、「ちょうど飼いたかったから」という自己動機志向の答えも4割と高い。(問1,複数回答、13頁,34頁参照)
 9割強の人が里親になってよかったと思っている。その理由として「家族が明るくなった」が6割でもっとも高く、次いで「一つの生命を救えた」が5割を占めた。(問2,2−1,複数回答、14頁,34頁参照)

ネコ編

(1)現在の状況と飼育上の問題点について
 現在(調査時)でも譲渡動物を飼っている里親は9割を占めている。(問4 18頁,35頁参)
 譲渡動物を引き取り、飼う上で困ったことが「あった」は6割近くで、「なかった」は4割強。  「あった」人のうち、「今も解決できていない」が全体の2割強を占めている。(問3−15頁,34頁 参照)
 困ったことの主な内容は、「動物の性格や以前の飼い方がわからなかった」が3割近くで「トイレのしつけがうまくいかなかった」、「なかなかなついてくれない」、「先住ネコと仲良くできない」がそれぞれ2割前後であった。(問3−1複数回答、16頁、35頁参照)
   
(2)譲渡動物(成熟動物)の適応度について
 1.里親及び新しい環境への適応について
 成猫の里親へのなつき具合は、飼い始めて「3ヵ月」で8割が、「現在」では10割近くの人が「よくなついている」と答えた。ちなみに、譲渡時1歳末満のネコの割合は、「3ヵ月」で9割強、「現在」が10割であり、成猫のなつき見合は子ネコ・若ネコにせまる良い割合であった。(問4−1 18頁,33頁,35頁参照)
 家にきたときの動物の様子について、「すぐになれ、とくに問題はなかった」が5割近くを占めた。反面「食餌を与えてもすぐには食べなかった」ネコが3割近く、「(すみっこで)ふるえていた」ネコが2割近くいた。(問5 17頁,36頁参照)
 ネコが里親に友好的にふるまうようになった割合は、1週間後では5割近くを占め、2週間後では6割近く、1ヶ月後では7割強を占めるまでに増えている。(問8−(4),19頁.43頁参照)
 トイレのしつけは、「その日のうち」にうまくいったネコが7割近くで、これを含め1週間後では8割強、2週間後では9割近くのネコがしつけができている。(問8−(5)20頁,43頁参照)
 2.里親宅に先住動物がいる複数飼育での適応について
 新参ネコに対する先住ネコの反応のうち、引き合わせた直後では「高い所などに行き、降りてこなかった」ネコが4割いたが、その後減少している。一方、「一緒に遊ぶようになった」は1ヵ月後では2割近くだったが、6ヵ月後では4割に増えている。(Q5 21頁,39参照)
   
(3)里親の意識について
 里親になった動機について聞いたところ、「何か役立ちたい」が5割近く、「かわいそうだから」が4割近くと使命感志向の回答が上位を占めたが、「ちょうど飼いたかったから」という自己動機志向も3割を占めている。(問1 複数回答22頁.34頁参照)
 9割強の人が里親になってよかったと思っている。その理由として「一つの生命を救えたこと」と「家族が明るくなった」が共に5割を超え、大半を占めた。(問2,2−1 複数回答 23頁,34参照)

2 結果の概要<イヌ編>

1.飼養上の問題点について

(1)成犬を引き取って困ったことがあったかどうか(問3)

困ったことが「あった」は6割近くを占め、「なかった」が4割強。「あった」人のうち、「今も解決できていない」が全体の2割強。

 引き取った動物を飼う上で困ったことがあったかどうか聞いたところ、保管譲渡(神戸。以下斡旋譲渡と断りがない限り保管譲渡を記述)では「困ったと思ったことはない」が43.0%であったのに対し、「困ったことがある」は57.0%と6割近くを占めた。
 「困ったことがある」について、解決できたかどうかをみると、「最初はあったが、1ヵ月以内には解決できた」は全体の20.9%、「最初はあったが、その解決に1ヵ月以上かかった」は全体の13.3%であった。これに対し、「今も解決できず、困っている」は全体の22.8%を占めている。
 斡旋譲渡(西宮)では、「困ったことがある」は77.5%を占め、しかも「今も解決できず困っている」が37.5%と、いずれも神戸に比べて際立って高い。

図1.成犬を引き取って困ったことがあったか(問3)

(2)どういうことで困ったか(問3−1)

困ったことの主な内容は、「動物の性格や以前の飼われ方がわからなかった」3割、「トイレのしつけがうまくいかなかった」2割。(複数回答)

 前問で困ったことがあったと答えた人にその内容を聞いたところ、「動物の性格や以前どのように飼われていたか、わからなかった」という答えが31.6%で最も高率を占め、次いで「最初のころ、トイレのしつけがうまくいかなかった」22.7%、 「よく世話をしても、なかなかなついてくれない」17.7%、「緊張したり警戒したりしている動物の扱いがよくわからなかった」16.6%などの順であった。
 斡旋譲渡では「動物の性格や以前どのように飼われていたか、わからなかった」が45.2%ら、「家族の負担がふえた」が29.0%と高率なのが目立った。

図2.どういうことで困ったか(問3−1,複数回答)

2.譲渡動物の適応度について

(1)里親や新しい環境によくなれたか
1.家にきたときの様子はどうか(問5)

「すぐになれ、とくに問題はなかった」が約6割。反面、「食餌を出してもすぐには食べなかった」が約2割、「(すみっこで)ふるえていた」も1割強。(複数回答)

 新しい環境に来たときの譲渡動物の反応や様子を聞いたところ、「すぐになれ、とくに問題はなかった」という答えが58.0%と目立って高い。問題があった中では、「食餌を出しても、すぐには食べなかった」18.9%、「(すみっこで)ふるえていた」14.3%も、「よくないていた」10.7%などの順であった。
 斡旋譲渡では「すぐになれ、とくに問題はなかった」という答えが80.0%は際立って高率であった。

図3.家にきたときの様子(問5,複数回答)

2.動物と里親との現在の関係について(問4、4−1)

 現在も「飼っている」人9割。譲渡動物のなつき具合については、“3ヵ月”の時点で8割強、“現在”では10割近くの人が「よくなついている」と答えた。ちなみに、譲渡時1歳末満のイヌの場合は“3ヵ月”が9割強、“現在”では10割であり、成犬のなつき具合は子イヌ・若イヌに迫る高い割合。

 現在(調査時。以下同じ)、動物はどうなっているかの問に対し、現在も「飼っている」人は90.9%であった。現在は飼っていない人についてみると、「人に譲渡した」1.6%、「逃げてしまった」2.9%、「死亡した」4.6%であった。
 斡旋譲渡では、現在も「飼っている」が82.5%で、保管譲渡と比べ若干低い割合を示した。その分、「人に譲渡した」と答えた人の割合が高くなっている。(図4)
 現在も飼われているイヌのなつき具合を時間を追って聞いたところ、譲渡後“3ヵ月”ですでに「よくなついている」は83.5%だったが、現在ではそれが98.6%となった。(図5)
 斡旋譲渡でも同様の傾向を示した。
 ちなみに、譲渡時1歳末満のイヌの場合は“3ヵ月”が93.7%、“現在”では100%であり、成犬のなつき具合は子イヌ・若イヌに迫る高い割合であった。(32頁の表参照)

図4.現在の動物の状況(問4)

図5.里親への譲渡動物のなつき具合(問4−1.時系列)

3.里親等に友好的な行動を示し始めた時期はいつか(問7−(4))

 里親等に積極的に挨拶するようになった割合は、1週間後までで6割、1ヵ月後まででは8割。

 里親やその家族に尾を振ったり耳をねかせて近づいてくるなどして積極的に挨拶するようになったのはいつごろからか聞いたところ、「その日のうち」が30.3%。 これを含め1週間後までに挨拶するようになったイヌは61.9%も、1ヵ月後まででは79.1%であった。他方、「4ヵ月以上」かかったイヌが8.1%、現在でもまだそういう行動をとらないイヌが1.9%あった。
 斡旋譲渡では「その日のうち」が42.5%で、これを含め1週間後までが77.5%、1ヵ月後までが82.5%、「4ヵ月以上」が5.0%、現在でもまだそういう行動をとらないイヌが2.5%あった。

図6.里親等に友好的な行動を示し始めた時期(問7−(4))

4.見知らぬ人等にほえ始めた時期はいつか(問7−(5))

 見知らぬ人にほえるようになった時期を時系列で見ると、飼い始めてから1週間位してが4割近く、1ヵ月後では5割強。

 なわばり意識の形成時期の指標として、見知らぬ人や他犬などが家に近づいたりしたときにほえるようになった時期を聞いたところ、「その日のうち」が14.3%。  これを含め1週間後までにほえるようになったイヌは37.1%、1ヵ月後までが52.4%も であった。他方、「4ヵ月以上」かかったイヌが11.7%、現在でもまだそういう行動 をとらないイヌが17.6%あった。
 斡旋譲渡では「その日のうち」が25.0%もで、これを含め1週間後までが45.0%、1ヵ月後までが62.5%、「4ヵ月以上」が12.5%、現存でもまだそういう行動をとらない イヌが15.0%あった。

図7.見知らぬ人等にほえ始めた時期(問7−(5))

(2)先住イヌの譲渡動物に対する反応(Q4)

 新参イヌに対する先住イヌの反応のうち、闘い始めて1ヵ月ごろまでに「一緒に遊ぶようになった」か増えて約4割を占めたが1ヵ月を過ぎると、あまり変化は見られなかった。

 先住イヌの反応や行動に時間を追って変化があったかどうか聞いたところ、「一緒に遊ぶようになり、社交的になった」の割合が“直後”は15.7%だったのが、“1ヵ月後”には39.6%と急に高くなり、以後はほぼ横ばいを示し、「ときどき、けんかをする」が“直後”にはいなかったのが漸増を示し“6ヵ月後”には11.9%となった。また、「以前よりいきいきとして、行動も積極的になった」は徴増を示し、「飼い主に甘え、注意をひく行動が増えた」はほほ横ばいを示した。
 他方、「攻撃的ではなかったが、興味を示した」の割合が“直後”には43.1%だったのが“1ヵ月後”には18.8%と急に低くなり、以後はほぼ横ばいを示した。

図8.先住イヌの譲渡動物に対する反応(Q4,時系列,複数回答)

3.里親の意識について

(1)里親になった動機(問1)

「何か役立ちたい」、「かわいそう」という“使命感志向”の答えが上位で共に4割を超えたが、「ちょうど飼いたかった」という自己動機志向の答えも4割強と高い。(複数回答)

 里親になった動機を聞いたところ、「かわいそうだと思ったから」43.3%、「ちょうど動物を飼いたいと思っていたから」42.0%、「何か自分のできることで役立ちたいと思ったから」40.4%の順で、割合にはほとんど差がなかった。(複数回答)
 斡旋譲渡では「何か自分のできることで役立ちたいと思ったから」という答えが77.5%、つづいて「かわいそうだと思ったから」55.0%と使命感志向が顕著に高かった。

図9.里親になった動機(問1.複数回答)

(2)里親になってよかったと思うこと(問2、問2−1)

 里親になって「よかった」は9割強。その理由として、「家族が明るくなった」が6割で最も高く、次いで「一つの生命を救えたこと」5割。(複数回答)

 里親になってよかったと思うことがあるかどうか聞いたところ、「ある」と答えた人の割合が92.2%と圧倒的に高かった。
 「ある」と答えた人にその内容を聞いたところ、「家族が明るくなった」が61.1%で1位を占め、次いで「一つの生命を救うことができ、よかったと思う」50.2%などの順であった。
 斡旋譲渡では里親になってよかったと思うことが「ある」と答えた人が97.5%で、その理由として「一つの生命を救うことができ、よかったと思う」が64.1%で1位を占め、次いで「家族が明るくなった」38.5%などの順であった。

図10.里親になってよかったと思うこと(問2−1、複数回答)

結果の概要<ネコ編>

1.飼養上の問題点について

(1)成猫を引き取って困ったことがあったか(問3)

 困ったことが「あった」が6割近くで、「なかった」は4割強。「あった」人のうち、「今も解決できていない」が全体の2割強。

 引き取ったネコを飼う上で困ったことがあったかどうか聞いたところ、保管譲渡(神戸。以下、斡旋譲渡と断りがない限り、保管譲渡を記述)では「困ったと思ったことはない」が44.9%であったのに対し、「困ったことがある」は55.1%であった。 「困ったことがある」の中で、解決できたかどうかをみると、「今も解決できず、因っている」24.6%、「最初はあったが、1ヵ月以内には解決できた」17.4%、「最初はあったが、その解決に1ヵ月以上かかった」13.1%の順であった。
 斡旋譲渡(西宮)では、13例中「困ったことがある」は11例を占め、しかも「今も解決できず困っている」は7例を占めている。

図1.成猫を引き取って困ったことがあったか(問3)

(2)どういうことで困ったか(問3−1)

 困ったことの内容は、「動物の性格や以前の飼われ方がわからなかったこと」約3割、「トイレのしつけがうまくいかなかった」、「なかなかなついてくれない」、「先住ネコと仲良くできない」がそれぞれ2割前後。(複数回答)

 前問で困ったことがあったと答えた人にその内容を聞いてみると、「動物の性格や以前どのように飼われていたか、わからなかったこと」が28.9%で最も高く、次いで「最初のころ、トイレのしつけがうまくいかなかったこと」が21.0%、「よく世話をしても、なかなかなついてくれないこと」と「以前から飼っている動物と仲良くできないこと」が同率で18.4%であり、これらが上位を占めていた。

図2.どういうことで困ったか(問3−1,複数回答)
(複数回答)

2.譲渡動物の適応度について

(1)里親や新しい環境によくなれたか
1 家にきたときの様子はどうか(問5)

 「すぐになれ、とくに問題なかった」か約5割を占めた反面「食餌を出してもすぐには食べなかった」が3割近く、「(すみっこで)ふるえていた」が2割近く。(複数回答)

 新しい環境に来たときの譲渡ネコの反応や様子を聞いたところ、「すぐになれ、とくに問題はなかった」と答えた人が49.4%と半数を占めた。他方、「食餌を出しても、すぐには食べなかった」27.5%、「(すみっこで)ふるえていた17.3%、「よく ないていた」11.5%などの様子が指摘された。
 斡旋譲渡では13例中「すぐになれ、とくに問題はなかった」という答えは4例と少なかった。

図3.家にきたときの様子はどうか(問5,複数回答)

2 動物と里親との現在の関係はどうか(問4、4−1)

 現在も飼っている人は9割強。里親へのなつき具合は、飼い始めて“3ヵ月”で8割が、“現在”では10割近くの人が「よくなついている」と答えた。ちなみに、譲渡時1歳未満のネコの場合は、“3ヵ月”で9割強、“現在”が10割であり、成猫のなつき具合は子ネコ・若ネコに迫る高い割合。

 現在、動物はどうなっているかの問に対し、現在も「飼っている」は91.3%であった。  現在は飼っていない人についてみると、「人に譲渡した」1.5%、「逃げてしまった」4.3%、「死亡した」2.9%であった。(図4) 
 斡旋譲渡では、13例中、現在も「飼っている」は11例と多い。
 現在も飼われている動物のなつき見合を時間を追って聞いたところ、譲渡後“3ヵ月”の時点ですでに「よくなついている」と答えた人は81.6%で、“現在”(7ヵ月以上経過)ではそれが95.2%と高くなった。一方、「ほとんどなついていない」、「まだ十分になついてはいない」と答えた人は、“3ヵ月”の時点ではそれぞれ9.2%ずついたが、“現在”では「ほとんどなついていない」と答えた人はいなくなり、「まだ十分になついてはいない」と答えた人が4.8%となった。(図5) 
 ちなみに、譲渡時1歳末満のネコの場合は、“3ヵ月”で9割強、“現在”が10割であり、成猫のなつき具合は子ネコ・若ネコに迫る高い割合であった。(33頁の表参照)
 斡旋譲渡では、13例中、譲渡後に「よくなついている」と答えた人は3ヵ月後には10例も占めている。

図4.現在の動物の状況(問4)


図5.里親への譲渡動物のなつき具合(問4−1,時系列)

3 里親等に友好的な行動をとりはじめた時期はいつか(問8−(4))

 里親等に友好的にふるまうようになった割合は、1週間後では5割近くを占め、1ヵ月後では7割強。

 ネコが里親やその家族に対し、しっぽを上げて頭部をこすりつけたり甘えたような声を出して近寄ってきたりして積極的に友好的な行動を示すようになったのはいつごろからか聞いたところ、「その日のうち」が24.6%、これを含め1週間後までが46.4%も、1ヵ月後までが72.4%であった。他方、“現在”でもまだそういう行動をとらないネコが7.2%もいた。

図6.里親等に挨拶行動をとりはじめた時期(問8−(4))

4 排泄のしつけがうまくいくようになったのはいつか(問8−(5))

 うまくいったのが「その日のうち」が7割近く、これを含め1週間後ではすでに8割強。

 ネコのトイレのしつけがうまくいくようになった時期を聞いたところ、「その日のうち」と答えた人は65.3%に達し、1週間後以内を含めると、すでに84.1%と大半であった。

図7.排泄のしつけがうまくいくようになった時期(問8−(5))

(2)先住ネコの譲渡動物に対する反応はどうだったか(Q5)

新参ネコに対する先住ネコの反応のうち、引き合わせた直後では「高い所などに行って降りてこなかったりした」が4割で、以後減少。「一緒に遊ぶようになった」は直後では1割近くだったが、6ヵ月では4割に増加。

 先住ネコの反応や行動に時間を追って変化があったかどうか聞いたところ、譲渡“直後”に「高い所や安全な所に行き、しばらく降りたり出でこなかったりした」というネコが40.9%もいたが、“3ヵ月後”には10%となり、「人目につかない所で過ごす時間が増えた」というネコが22,7%いたが、“3ヵ月後”にはいなくなった。逆に、「一緒に遊ぶようなった」、「シャイだったネコがだいぶ社交的になった」というネコは、それぞれ9.1%から40.0%、0.0%から10.0%と増えていった。

図8.先住ネコの譲渡動物に対する反応(Q5,時系列,複数回答)

3.里親の意識について

(1)里親になった動機(問1)

 里親になった動機は、「何か役立ちたい」約5割、「かわいそう」約4割と“使命感志向”が上位。「ちょうど飼いたかった」という“自己動機志向”も3割。(複数回答)

 里親になった動機を聞いたところ、「何か自分のできることで役立ちたいと思ったから」47.8%、「かわいそうだと思ったから」39.1%、「ちょうど動物を飼いたいと思っていたから」30.4%などの順であった。
 斡旋譲渡では、13例中、「何か役立ちたい」8例「かわいそう」7例「ちょうど飼いたかった」は5例となっている。

図9.里親になった動機(問1,複数回答)

(2)里親になってよかったと思うこと(問2、問2−1)

 里親になって「よかった」は9割強。その理由として「一つの生命を救えてよかった」、「家族が明るくなった」という答えがともに5割を越え、大半を占めた。(複数回答)

 里親になってよかったと思うことがあるかどうか聞いたところ、「ある」と答えた人が95.7%と圧倒的に多かった。
 「ある」と答えた人にその内容を聞いたところ、「一つの生命を救うことができ、よかったと思う」56.0%、「家族が明るくなった」54.5%の順で、これらの答えが 大半を占めた。
 斡旋譲渡の13例中、里親になってよかったと思うことが「ある」と答えた人は12例で、その理由として、「家族が明るくなった」は8例、「友人や知人ができた」は6例であった。

図10.里親になってよかったと思うこと(問2−1,複数回答)

3 本調査で使用した用語の解説

譲渡動物
 愛玩動物は終生飼養を原則として飼われているが、やむを得ない理由で飼えなくなり新たな飼い主に譲渡された動物を言い、ここではイヌ及びネコを対象とした。

成熟動物
 本報告でいう成熟動物とは1歳以上のイヌ及びネコをいう。

先住動物
 新たに飼い始める動物(新参動物)に対し、すでに飼っている同種の動物をいう。両者の間でトラブルが起こることがある。

里親
 譲渡動物を引き取って飼養する新たな飼い主を言う。

被災動物
 本報告書では阪神大震災で被害にあった人に飼われていた動物で、やむを得ず里親に譲渡された動物を言う。

保管譲渡
 今回「兵庫県南部地震動物救援本部」が神戸及び三田で実施した譲渡方式で、一旦動物を特定の施設に収容・保管し、そののち里親に譲渡する譲渡方法をいう。

斡旋譲渡
 今回、西宮保健所西宮獣医師会が実施した譲渡方式で、里子に出したい飼い主と里親になりたい人とをコーディネートし、お互いの希望や条件が合えば、両者を引き合わせ、譲渡を成立させる譲渡方式をいう。

 ※保管譲渡方式では、被災動物を一旦施設に収容し、治療や世話を行った。この方式では、一時期、動物を施設に保管することで、前の飼い主との絆や習慣性の行動等を断ち、新たな環境(里親)になじみやすくする効果も考えられる。
 ※斡旋譲渡方式は、施設がなくても可能であり、動物の救済活動として機動力がある。また前の飼い主と里親を直接会わせることから、個体の性格や以前の飼い方等の必要な情報が里親に伝わりやすい。


4 調査の概要

1 調査目的

「成熟動物(イヌおよびネコ)」の新しい環境(里親のもと)での反応や行動および里親との関係を調べるため、阪神大震災(兵庫県南部地震)にともない里親に譲渡された被災動物の状況を追跡し、もって今後の動物愛護施策等に供することを目的とする。

2 調査内容

(1)現在の状況と飼養上の問題点について
(2)譲渡動物(成熟動物)の適応度について
  1.里親および新しい環境への適応について
  2.里親宅に「先住動物」がいる複数飼養での適応について
(3)里親の意識について

3 調査項目

(1)現在の状況と飼養上の問題点について
(2)譲渡動物(成熟動物)の適応度について
 1.里親および新しい環境への適応について
 2.里親宅に「先住動物」がいる複数飼育での適応について
(3)里親の意識について

4 調査対象

 1995年(平成7年)1月17日未明に発生した阪神大震災によって被災した動物のうち、平成7年2月から11月までに保管譲渡を実施した「兵庫県南部地震動物救援本部」の「神戸動物救護センター」と、同7年2月から5月までに斡旋譲渡を実施した兵庫県西宮保健所(及び西宮市獣医師会)によって譲渡されたイヌ及びネコとその里親。

5 調査実施期間

 平成8年2月20日〜3月31日

6 調査の系統及び調査員

 調査員は、主として近畿地区に在住する「愛玩動物飼養管理士」42名による。調査区の広さや里親数を考慮して1調査区ごとに調査員2−3名の調査班を編成し、うち一人を幹事(リーダー)とした。

7 調査方法

 メールオーダーの後、訪問面接法(ただし、一部は郵送+電話調査法)

 調査の手順は以下のとおりである。
 調査員は、担当する調査区内の名簿(里親)のすべてに調査依頼状を郵送した。調査内容で里親の記憶をたどる部分の質問については、予めその内容を依頼状に添えた。
 数日後、電話で訪問日のアポイントをとった。
 調査依頼状の返送やアポイントの際、里親が転居していたら、転居先がわかれば追跡し、また譲渡後1ヵ月経たないうちに再譲渡した場合、再譲渡先が1ヵ月以上飼っていれば追跡し、可能なかぎり名簿を更新した。
 この際、転居先不明や譲渡を受けてから1ヵ月以内に逃亡・死亡したイヌやネコは調査除外とし、調査里親数(母集団)を確定した。
 アポイントがとれた里親については、調査員が自宅を訪問して聞き取り調査を行なったが、遠隔地や深夜調査しかできない場合などは、里親に予め調査票を郵送し、調査票を見ながら電話による聞き取り調査を実施した。

8 調査範囲と母集団

(1)神戸動物救護センター分については、調査範囲を兵庫県及び畿内約70市町(神戸市は区単位、以下同じ)に限定し、この地域に居住する里親に譲渡されたイヌ約460頭及びネコ143頭の里親名簿を母集団とした。ただしイヌは200頭の標本、ネコは悉皆とした。
(2)兵庫県西宮保健所・西宮市獣医師会(以下、西宮保健所という)分については、取り扱い数が少ないので、譲渡された(一時預かりを含む)イヌ61頭及びネコ25頭とその里親名簿の全数を母集団とし、調整範囲も全国を対象とした。

  調査範囲 名簿全般 名簿補正による対象除外数 母集団数 調査の種類
神戸動物救護センター イヌ 兵庫県及び畿内 [200] 7 [193] 標本
ネコ 兵庫県及び畿内 143 16 127 悉皆
西宮保健所 イヌ 全国 61 1 60(57) 悉皆
ネコ 全国 25 4 21(16) 悉皆
※名簿数は、平成8年1月31日現在のデータ。※[ ]内の数字は標本名簿数。( )内の数字は里親数。
※母集団数は、名簿全数から名簿補正したもので、転居先不明、引取後1ヵ月以内に返却・逃亡・死亡したもの、また引取後1ヵ月以内に人に再譲渡し、その再譲渡先の追跡が不能なものを除いた。


(3)神戸動物救護センター分のイヌの標本抽出及びネコの悉皆調査の区分について
 イヌについては、譲渡数が多いので、実査上の制約から調査範囲内の標本調査とした。調査地域を被災地層(災害救助法適用市町・淡路島を除く)と被災地周辺層の2層に分け、それぞれの抽出単位を、第1次は市町、第2次は里親の層化二段抽出とし、さらに兵庫県及び畿内の2地域の4区分に分けて抽出。この結果、標本名簿数は200となった。
 抽出率は以下のとおりである。
 被災地層については、市町の抽出率は2地域とも1/1とし、市町内の里親抽出率は、里親数が多い兵庫県地域は1/2ないし1/3を抽出し、畿内地域は1/1とした。
 被災地周辺層については、市町の抽出率は2地域とも里親数の多い市町は悉皆とし、里親数が1ないし2の少ない市町を抽出により加え、全体の里親数の1/2となるよう抽出した。市町内の里親抽出率は2地域とも1/1とした。
 ネコは悉皆調査であるが、実査・集計上イヌと同種の区分とする。

層別 内訳 イヌ ネコ
兵庫県畿内兵庫県畿内
被災地層 市町抽出率 1/11/1 1/11/1
調査市町数 8,73 165
里親抽出率 1/2,1/31/1 1/11/1
標本名簿数 61,7514 989
被災地周辺層 市町抽出率 2/11/2 1/11/1
調査市町数414 913
里親抽出率 1/11/1 1/11/1
標本名簿数 1436 1620

9 調査区の設定について

(1)神戸動物救護センター分の調査区
 以下のように設定した。
 層別、地域別(被災地層の兵庫県については、さらにイヌの抽出率別)の各区分に属する市町のイヌの里親の標本名簿数と同区分のネコの里親名簿数から、1調査区を概ね30頭(イヌとネコの比が4:3)とし、また実査上の配慮から近接するいくつかの市町を統合(30頭以上の市町は単独または分割)して調査区を設定した。その結果、市町数50、調査区数12、調査員数33となった。

層別内訳地域別
兵庫県畿内
イヌ抽出率 1/2イヌ抽出率 1/3
被災地層 市町数1075
調査区数351
調査員数9132
被災地周辺層 市町数919
調査区数12
調査員数36
市町数50
調査区数12
調査員数33

(2)西宮保健所分の調査区
 調査区は、神戸動物救護センター分に準じ、被災地層と被災地周辺層及び近畿以外層の3層に分け、1層1区とした。調査員は1区3人、計9人で行なった。

10 回収結果

 下表のとおりである。

 母集団数調査不能及び拒否数 有効回収数回収率
神戸動物救護センターイヌ 19312 18193.8%
ネコ 12712 11590.6%
西宮保健所イヌ 607 5388.3%
ネコ 215 1676.2%

11 集計方法等について

 調査区ごとに担当した調査員(調査班)が中間集計を行ない、これらを調査委員会で取りまとめ、全体集計を行なった。
 なお、回答内容に疑義があれば、電話で里親に照会し確認した。何らかの理由により、個々の質問に回答がないものは「不詳」とした。
(1)神戸動物救護センター分の集計について
 イヌ(標本)については、調査委員会で層別、地域別(被災地層のうち、兵庫県は里親抽出率別)の5区分別に集計し、これに抽出率に基づく推計用乗率(市町抽出率×里親抽出率)を乗じて合算し、総計を推定した。
 ネコ(全数)については、イヌとの集計結果の比較も考慮し、層別、地域別の4区分ごとに集計し、これらを合算して総計とした。
(2)西宮保健所分の集計について
 イヌ・ネコ別に分けて行なった。それぞれ神戸動物救護センター分との比較を考慮し、層別に集計し、合算して総計とした。
(3)イヌ・ネコ別、年齢別の集計について
イヌ・ネコとも集計にあたっては、譲渡動物を以下のように分け、各グループごとに集計した。
A群:震災後、被災動物によって生まれた子イヌ・子ネコ群
C群:譲渡時、1歳末満のイヌ・ネコ群
B群:譲渡時、1歳以上のイヌ・ネコ群

この結果、回収した標本の内訳は下表のとおりである。

 有効回収数A群C群B群年齢不詳数B群の構成比
神戸動物救護センターイヌ 41747(181) 63307 073.6%
ネコ 11518 2769 160.0%
西宮保健所イヌ 530 1240 175.5%
ネコ 160 313 081.3%

※神戸のイヌの数字は乗率をかけ、復元した数字。他は実数。

(4)本報告書の集計結果の数値について
 今回の調査目的にそって、この報告書の調査結果の数値は、イヌ・ネコとも一部を除き成熟動物を対象としたB群のみの分析数値である。
 なお、本報告書の「2 結果の概要」では、神戸動物救護センター関係の数値を主体に記述し、とくにネコ編では西宮保健所分のデータはサンプル数が少ないので、主な内容を例数として記載した。


5.添付資料

社団法人日本愛玩動物協会

譲渡動物の行動と里親の対応調査票

この調査票は、当該目的以外には使用いたしません。したがって、調査関係者以外に内容がもれることはありませんので、ありのままをお答えください。
設問への回答はできるかぎり、実際に世話をし、イヌおよびネコの様子や状況にくわしい方がお答えください。
調査票は譲渡動物一頭につき一枚です。複数の動物を譲り受けた方は、調査票も複数に分け、それぞれについてお答えください。

基本項目(フェイスシート)の主な集計結果 イヌ編

サンプル数 神戸のイヌB群の実数133頭(復元数307頭)について

(1) 実際に世話をしている人は、20〜34歳が17%、35〜49歳が39.1%、50〜64歳が31.3%、65歳以上は7.2%であり、これを男女比でみると男性が24.1%、女性が75.9%であった。
(2) 里親の住まいは、一戸建てが90.8%、集合住宅が9.2%であった。
(3) 里親のうち、今回はじめて動物を飼った人は14.3%であり、経験者は79.8%であった。飼育経験者のうち、イヌの経験者は75%、ネコは11%であった。  さらにその飼育経験年数をみると、イヌを10年以上が85.3%であった。ネコの経験者では10年以上が50%、2〜9年が30%であった。
(4) 譲渡動物を性別でみると、オスが61%、メスが39%である。年齢別では1〜5歳が70%、6〜10歳 が24%、11歳以上は5.5%であった。
(5) 不妊手術の実施状況は、譲渡前に済んでいたのがオス47%、メス44%。譲渡後に里親が済ませたのがオス16%、メス23%であった。加算するとオスで63%、メスで67%が実施済であった。
(6) 譲渡動物以外に飼っている動物の有無について聞いたところ、44%の里親が何らかの動物を飼っていた。飼っていた動物の種類をみると、飼っていた里親のうち、イヌ44%、ネコ27%、イヌもネコも飼っているが6%であった。
  (特掲)      
  神戸(子イヌ)(問4−1・C群の集計結果)
 
3カ月 6カ月 現在 動物と飼い主との関係
0.0 0.0 0.0 1.ほとんどなついてない
6.3 0.0 0.0 2.まだ十分になついていない
93.7 100.0 100.0 3.よくなついている
N=( 63 6161 )      

基本項目(フェイスシート)の主な集計結果 ネコ編

サンプル数 神戸のネコB群の69頭について

(1) 実際に世話をしている人は、19歳以下が2.9%、20〜34歳が30.4%、35〜49歳が36.2%、50〜64歳が5.8%であり、これを男女比でみると男性が13%、女性が87%であった。
(2) 里親の住まいは、一戸建てが74%、集合住宅が26%であった。
(3)  里親のうち、今回はじめて動物を飼った人は10%であり、経験者は90%であった。飼育経験者のうち、イヌの経験者は12%、ネコは77%であった。
 さらにその飼育経験年数をみると、イヌを10年以上が50%であった。ネコの経験者では10年以上が62%、2〜9年が32%、2年未満が4%であった。
(4) 譲渡動物を性別でみると、オス・メスとも50%である。年齢別では1〜5歳が78%、6〜10歳が19%、11歳以上は3%であった。
(5)  ネコの飼育形態については、屋内飼いが81%で、19%が屋内外の自由飼いであった。
 屋内飼育のうち、「主に放し飼い」が93%で「主にケージ飼い」は5%であった。
(6) 不妊手術の実施状況は、譲渡前に済んでいたのがオス56%、メス63%。譲渡後に里親が済ませていたのがオス18%、メス17%、済ませていないネコがオスで24%、メスで14%であった。
(7) 譲渡動物以外に飼っている動物の有無について聞いたところ、55%の里親が何らかの動物を飼っていた。飼っていた動物の種類をみると、飼っていた里親のうち、イヌ26%、ネコ37%、イヌもネコも飼っているが24%であった。
  (特掲)      
  神戸(ネコ)(問4−1・C群の集計結果)
 
3カ月 6カ月 現在 動物と飼い主との関係
3.80.0 0.0 1.ほとんどなついてない
3.80.0 0.0 2.まだ十分になついていない
92.4100.0 100.0 3.よくなついている
N=( 26 26 26 ) 

調査票及び集計結果

※(注)神戸=保管譲渡
西宮=斡旋譲渡
〔譲渡動物を引き受けた動機等について〕
問1.里親になった動機はなんですか。

(あてはまる回答の番号をすべて○で囲んでください)
(有効標本数:神イヌ307,神ネコ69,西イヌ40,西ネコ13)<複数回答>
1. かわいそうだと思ったから 神戸(イヌ43.3,ネコ39.1)
   西宮(イヌ55.0,ネコ53.8)
2. 何か自分のできることで役立ちたいと思ったから 神戸(イヌ40.4,ネコ47.8)
   西宮(イヌ77.5,ネコ61.5)
3. 友人や関係者に頼まれたから 神戸(イヌ1.6,ネコ1.4)
   西宮(イヌ2.5,ネコ0.0)
4. 子供など家族にせがまれたから 神戸(イヌ19.2,ネコ8.7)
   西宮(イヌ12.5,ネコ7.7)
5. ちょうど動物を飼いたいと思っていたから 神戸(イヌ42.0,ネコ30.4)
   西宮(イヌ27.5,ネコ38.5)
6. すでに飼っているが、もう一頭欲しいと思ったから 神戸(イヌ2.9,ネコ13.0)
   西宮(イヌ2.5,ネコ15.4)
7. その他(具体的に ) 神戸(イヌ30.8,ネコ33.3)
   西宮(イヌ10.0,ネコ15.4)
    
問2.里親になって、よかったと思うことは何かありますか。
(有効標本数:神イヌ307,神ネコ69,西イヌ40,西ネコ13)
1. ある 神戸(イヌ92.2,ネコ95.7)
   西宮(イヌ97.5,ネコ92.3)
2. ない(問3へ) 神戸(イヌ7.8,ネコ4.3)
   西宮(イヌ2.5,ネコ7.7)
    
問2−1.『前問であると答えた方へ』それはどういうことですか。
(あてはまる番号をすべて○で囲んでください)
(有効標本数:神イヌ283,神ネコ66,西イヌ39,西ネコ12)<複数回答>
1. 一つの生命を救うことができ、よかったと思う 神戸(イヌ50.2,ネコ56.0)
   西宮(イヌ64.1,ネコ33.3)
2. 家族が明るくなった 神戸(イヌ61.1,ネコ54.5)
   西宮(イヌ38.5,ネコ66.6)
3. 友人や知人が増えた 神戸(イヌ14.5,ネコ6.0)
   西宮(イヌ17.9,ネコ50.0)
4. 飼っている動物によい仲間ができた 神戸(イヌ12.4,ネコ13.6)
   西宮(イヌ5.1,ネコ−)
5. その他(具体的に ) 神戸(イヌ39.6,ネコ25.7)
   西宮(イヌ30.8,ネコ33.3)
    
〔飼養上の問題点について〕
問3.では、飼う上で困ったと思うことが何かありましたか。

(有効標本数:神イヌ307,神ネコ69,西イヌ40,西ネコ13)
1. 最初はあったが、1カ月以内には解決できた 神戸(イヌ20,9,ネコ17.1)
   西宮(イヌ20.0.ネコ15.4)
2. 最初はあったが、その解決に1カ月以上かかった 神戸(イヌ13.3,ネコ13.1)
   西宮(イヌ20.0,ネコ15.4)
3. 今も解決できず、困っている 神戸(イヌ22.8,ネコ24.6)
   西宮(イヌ37.5,ネコ53.8)
4. 困ったと思ったことはない(問4へ) 神戸(イヌ43.0,ネコ44.9)
   西宮(イヌ22.5,ネコ15.4)
    
問3−1.『前問で1.2.3.と答えた人へ』それはどういうことですか。
(あてはまる番号をすべて○で囲んでください)
(有効標本数:神イヌ180,神ネコ38,西イヌ31,西ネコ11)<複数回答>
1. 家族の負担が増えたこと 神戸(イヌ13.8,ネコ7.8)
   西宮(イヌ29.0,ネコ9.0)
2. 緊張したり警戒したりしている動物の扱いがよくわからなかったこと 神戸(イヌ16.6,ネコ 5.2)
   西宮(イヌ 9.7,ネコ18.1)
3. よく世話をしても、なかなかなついてくれない(くれなかった)こと 神戸(イヌ17.7,ネコ18.4)
   西宮(イヌ16.1,ネコ18.1)
4. 以前から飼っている動物と仲良くできない(できなかったこと) 神戸(イヌ 6.6,ネコ18.4)
   西宮(イヌ 9.7,ネコ27.2)
5. 逃げてしまう(また逃げてしまった)こと 神戸(イヌ 9.4,ネコ7.8)
   西宮(イヌ12.9,ネコ9.0)
6. 動物の性格や以前どのように飼われていたか、わからなかったこと 神戸(イヌ31.6,ネコ28.9)
   西宮(イヌ45.2,ネコ27.2)
7. 最初のころ、トイレのしつけがうまくいかなかったこと 神戸(イヌ22.7,ネコ21.0)
   西宮(イヌ12.9,ネコ18.1)
8. その他(具体的に ) 神戸(イヌ44.4,ネコ36.8)
   西宮(イヌ45.2,ネコ36.3)
    
〔現在の動物の状況について〕
問4.現在、動物はどうなっていますか。

(有効標本数:神イヌ307,神ネコ69,西イヌ40,西ネコ13)
1. 飼っている 神戸(イヌ90.9,ネコ91.3)
   西宮(イヌ82.5,ネコ84.6)
2. 人に譲渡した 神戸〔イヌ1.6,ネコ1.5)
   西宮〔イヌ12.5,ネコ0.0)
3. 逃げてしまった 神戸(イヌ2.9,ネコ4.3)
   西宮(イヌ0.0,ネコ7.7)
4. 死亡した 神戸(イヌ4.6,ネコ2.9)
   西宮(イヌ5.0,ネコ7.7)


問4−1.『前問で1.と答えた人へ』動物と飼い主との関係はどうですか。
(譲渡後、おおむね3カ月時の状況、おおむね6カ月の状況、譲渡後7カ月以上経過している方はさらに「現在」の状況とに分け、それぞれ該当する項目の欄に○をつけて下さい)
 神戸(イヌ)  
 
3カ月 6カ月 現在 動物と飼い主との関係
4.60.7 0.71.ほとんどなついていない
11.99.3 9.32.まだ十分になついてはいない
83.590.0 98.63.よくなついている
(有効標本数) 395 379 385  
     
 神戸(ネコ)  
 
3カ月 6カ月 現在 動物と飼い主との関係
9.20.0 0.01.ほとんどなついていない
9.211.1 4.82.まだ十分になついてはいない
81.688.9 95.23.よくなついている
(有効標本数) 65 65 65  
     
 西宮(イヌ)  
 
3カ月 6カ月 現在 動物と飼い主との関係
5.30.0 0.01.ほとんどなついていない
13.12.8 0.02.まだ十分になついてはいない
81.697.2 1003.よくなついている
(有効標本数) 38 36 33  
     
 西宮(ネコ)  
 
3カ月 6カ月 現在 動物と飼い主との関係
0.00.0 0,01.ほとんどなついていない
16.716.7 0.02.まだ十分になついてはいない
83.30.0 1003.よくなついている
(有効標本数) 12 12 12  


〔新しい環境に来たころの譲渡動物の反応や状況について〕

問5.あなたの家に来たとき、動物の反応や様子はどうでしたか。
(あてはまる番号をすべて○で囲んでください)
(有効標本数=神イヌ307,神ネコ69,西イヌ40,西ネコ13)<複数回答>
1. すぐになれ、とくに問題はなかった 神戸(イヌ58.0,ネコ49.3)
   西宮(イヌ80.0,ネコ30.8)
2. 食餌を出しても、すぐには食べなかった 神戸(イヌ18.9,ネコ27.5)
   西宮〔イヌ17.5,ネコ38.5)
3. しばらく、おしっこをしなかった 神戸(イヌ3.6,ネコ4.3)
   西宮(イヌ 5.0,ネコ0.0)
4. (すみっこで)ふるえていた 神戸(イヌ14.3,ネコ17.3)
   西宮(イヌ22.5,ネコ53.8)
5. よくないていた 神戸(イヌ10.7,ネコ11.5)
   西宮(イヌ22.5,ネコ23.0)
6. その他(具体的に ) 神戸(イヌ32.9,ネコ23.1)
   西宮(イヌ12.5,ネコ7.7)
    
問6.最初のころの動物の健康状態はどうでしたか。
(あてはまる番号をすべて○で囲んでください)
(有効標本数:神イヌ307,神ネコ69,西イヌ40,西ネコ13)<複数回答>
1. 下痢(または下血)をした 神戸(イヌ15.3,ネコ15.5)
   西宮(イヌ15.0,ネコ15.4)
2. 軟便をした 神戸(イヌ14.3,ネコ10.1)
   西宮(イヌ 5.0,ネコ7.7)
3. 便秘ぎみだった 神戸(イヌ1.3,ネコ5.9)
   西宮(イヌ 5.0,ネコ0.0)
4. 最初から正常な便をした 神戸(イヌ39.4,ネコ34.7)
   西宮(イヌ40.0,ネコ61.5)
5. 嘔吐をした 神戸(イヌ7.2,ネコ5.7)
   西宮(イヌ 7.5,ネコ15.4)
6. ふるえがあった 神戸(イヌ12.1,ネコ4.3)
   西宮(イヌ 7.5,ネコ0.0)
7. ひきつけがあった 神戸(イヌ0.9,ネコ0.0)
   西宮(イヌ0.0,ネコ0.0)
8. とくに異常はなかった 神戸(イヌ50.8,ネコ57.9)
   西宮(イヌ37.5,ネコ53.8)
9. その他 神戸(イヌ3.6,ネコ1.4)
   西宮(イヌ12.5,ネコ0.0)
    
〔以前から飼っていた動物への影響について〕
(Q1、2、3、4、5、6、は、フェイスシートで譲渡動物以外にイヌまたはネコを飼っていると答えた方のみお答えください。そうでない方は、問7または問8へ)
Q1.譲り受けた動物と以前から飼っていた動物とを、いつ引き合わせましたか。
(有効標本数:神イヌ51,神ネコ22,西イヌ13,西ネコ3)
1. 譲渡動物を家に連れてきたと同時に、すぐに引き合わせた 神戸(イヌ88.2,ネコ72.7)
   西宮(イヌ69.2,ネコ33.3)
2. しばらく様子を見て、その日のうちに引き合わせた 神戸(イヌ0.0,ネコ9.1)
   西宮(イヌ23.1,ネコ66.7)
3. お互いに慣れるまではと思い、2〜3日してから引き合わせた 神戸(イヌ 0.0,ネコ0.0)
   西宮(イヌ 0.0,ネコ0.0)
4. お互いに慣れるまではと思い、一週間ぐらいしてから引き合わせた 神戸(イヌ 0.0,ネコ4.6)
   西宮(イヌ 7.7,ネコ0.0)
5. その他(具体的に ) 神戸(イヌ11.8,ネコ13.6)
   西宮(イヌ0.0,ネコ0.0)
    
Q2.どこで引き合わせましたか。
(有効標本数:神イヌ51,神ネコ22,西イヌ13,西ネコ3)
1. 以前からいる動物が普段もっともよくいる居場所に連れていき、引き合わせた 神戸(イヌ62.7,ネコ54.5)
   西宮(イヌ69.2,ネコ0.0)
2. 家(庭を含む)の中だが、普段もっともよくいる居場所以外で引き合わせた 神戸(イヌ35.3,ネコ45.5)
   西宮(イヌ30.8,ネコ100)
3. 家(庭を含む)以外の場所で引き合わせた 神戸(イヌ 2.0,ネコ0.0)
   西宮(イヌ0.0,ネコ0.0)
    
Q3.どのような状況で、お互いを引き合わせましたか。
(有効標本数:神イヌ51,神ネコ22,西イヌ13,西ネコ3)
1. 両方とも、とくに制限せず、自由に引き合わせた 神戸(イヌ35.3,ネコ81.8)
   西宮(イヌ38.4,ネコ100)
2. どちらか一方を抱くか保定し、他方は自由にして合わせた 神戸(イヌ31.4,ネコ4.6)
   西宮(イヌ23.1,ネコ0.0)
3. ともに抱くか保定して、引き合わせた 神戸(イヌ3.9,ネコ4.6)
   西宮(イヌ0.0,ネコ0.0)
4. どちらか一方を抱くか保定し、他方にリードをつけて引き合わせた 神戸(イヌ11.8,ネコ0.0)
   西宮(イヌ15.4,ネコ 0.0)
5. ともにリードでつないで、引き合わせた 神戸(イヌ11.8,ネコ0.0)
   西宮(イヌ15.4,ネコ0.0)
6. どちらか一方をケージ(またはクレート)に入れたまま、引き合わせた 神戸(イヌ5.9,ネコ9.0)
   西宮(イヌ7.7,ネコ0.0)
7. 両方ともケージ(またはクレート)に入れたまま、引き合わせた 神戸(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
   西宮(イヌ 0.0,ネコ0.0)


Q4.『イヌを飼っていた方へ』引き合わせたあと、もとからいたイヌはどのような反応や行動を示しましたか。
(引き合わせた直後から、下記のような時時間的な経過期に分け、それぞれにあてはまる項目の欄はすべて○をつけて下さい)
 神戸(イヌ)    
 
直後 1カ月後 3カ月後 6カ月後 もとからいたイヌの反応や行動
0.00.0 0.00.0 1.攻撃的にふるまった
43.118.8 17.814.3 2.攻撃的ではなかったが、興味を示した
0.00.0 0.00.0 3.元気をなくし、体調不良になった
15.714.6 15.611.9 4.飼い主に甘え、注意をひく行動が増えた
5.90.0 6.711.9 5.以前よりいきいきし、行動も積極的になった
15.739.6 35.633.3 6.一緒に遊ぶようになり、社交的になった
0.04.2 8.911.9 7.ときどき、ケンカをする
43.137.5 40.045.2 8.その他(具体的に )
3.910.4 11.116.7 9.不詳
(有効標本数) 5148 4542 
      
 西宮(イヌ)    
 
直後 1カ月後 3カ月後 6カ月後 もとからいたイヌの反応や行動
15.47.7 7.78.3 1.攻撃的にふるまった
53.823.0 15.48.3 2.攻撃的ではなかったが、興味を示した
15.47.7 7.70.0 3.元気をなくし、体調不良になった
30.830.8 30.825.0 4.飼い主に甘え、注意をひく行動が増えた
0.00.0 0.00.0 5.以前よりいきいきし、行動も積極的になった
15.423.0 30.841.7 6.一緒に遊ぶようになり、社交的になった
15.423.0 23.033.3 7.ときどき、ケンカをする
38.546.2 53.841.7 8.その他(具体的に )
0.07.7 7.70.0 9.不詳
(有効標本数) 1313 1312 
Q5.『ネコを飼っていた方へ』引き合わせたあと、もとからいたネコはとのような反応や行動を示しましたか。
(引き合わせた直後から、時間的な経緯と変化を下記のような時期に分け、それぞれにあてはまる項目の欄はすべて○をつけて下さい)
 神戸(ネコ)    
 
直後 1カ月後 3カ月後 6カ月後 もとからいたネコの反応や行動
40.918.2 10.010.0 1.高い所や安全な所に行き、しばらく降りたり出てこなかったりした
9.19.1 0.00.0 2.元気をなくし、体調不良になった
0.09.1 0.00.0 3.排泄のしつけがみだれるようになった
22.74.5 0.00.0 4.人目につかない所で過ごす時間が増えた
0.00.0 0.00.0 5.いつの間にか家を出ていってしまった
9.118.2 35.040.0 6.一緒に遊ぶようになった
0.00.0 0.010.0 7.シャイだったネコがだいぶ社交的になった
68.245.5 45.045.0 8.その他(具体的に )
0.09.1 15.010.0 9.不詳
(該当する頭数) 2222 2020 
      
 西宮(ネコ)    
 
直後 1カ月後 3カ月後 6カ月後 もとからいたネコの反応や行動
66.766.7 66.766.7 1.高い所や安全な所に行き、しばらく降りたり出てこなかったりした
0.00.0 0,00.0 2.元気をなくし、体調不良になった
0.00.0 0.00.0 3.排泄のしつけがみだれるようになった
0.00.0 0.00.0 4.人目につかない所で過ごす時間が増えた
0.00.0 0.00.0 5.いつの間にか家を出ていってしまった
0.00.0 0.00.0 6.一緒に遊ぶようになった
0.00.0 0.00.0 7.シャイだったネコがだいぶ社交的になった
33.333.3 33.333.3 8.その他(具体的に )
0.00.0 0.00.0 9.不詳
(該当する頭数)3333  
 
Q6.動物同士の様子はいかがですか。(譲渡後3カ月たった時点での状況、おおむね6カ月後、さらにそれ以上たっていれば『現在』の状況で、該当する項目に○をつけて下さい)
 神戸(イヌ)   
 
3カ月時 6カ月時 現在 動物同士の様子
33.334.945.51.お互いに仲良くできている
13.314.013.62.まだときどきケンカするので、できるだけ離して飼っている
28.927.925.03.親しい関係ではないが、一つ屋根の下で暮らしている
0.00.00.04.うまくいかず、譲渡動物を人に譲った(いつ )
17.811.611.45.その他(具体的に )
(有効標本数)454344  
     
 神戸(ネコ)   
 
3カ月時6カ月時現在動物同士の様子
30.352.652.61.お互いに仲良くできている
20.015.715.72.まだときどきケンカするので、できるだけ離して飼っている
50.031.531.53.親しい関係ではないが、一つ屋根の下で暮らしている
0.00.00.04.うまくいかず、譲渡動物を人に譲った(いつ )
5.010.510.55.その他(具体的に )
(有効標本数)201919 
     
 西宮(イヌ)   
 
3カ月時6カ月時現在動物同士の様子
38.446.138.41.お互いに仲良くできている
23.123,123.12.まだときどきケンカするので、できるだけ離して飼っている
15.423.123.13.親しい関係ではないが、一つ屋根の下で暮らしている
0.00.00.04.うまくいかず、譲渡動物を人に譲った(いつ )
15.47.715.45.その他(具体的に )
(有効標本数)131313 
     
 西宮(ネコ)   
 
3カ月時6カ月時現在動物同士の様子
0.00.00.01.お互いに仲良くできている
0.00.00.02.まだときどきケンカするので、できるだけ離して飼っている
33.333.333.33.親しい関係ではないが、一つ屋根の下で暮らしている
0.00.00.84.うまくいかず、譲渡動物を人に譲った(いつ )
66.766.766.75.その他(具体的に )
(有効標本数)333 


〔譲渡動物の適応状況について〕
問7、イヌを譲り受けた方におたずねします。((1)以外は、各設問に該当する答えを問8の下段の囲みの中から選んで番号でお答え下さい.ネコの方は問8へ)

(a)その日のうち(b)2〜3日後 (c)4〜5日後 (d)1週間後 (e)10日後 (f)2週間後 (g)3週間後 (h)1カ月後 (i)1カ月半後 (j)2ヵ月後(k)3ヵ月後 (l)4ヶ月以上 (m)そうしない (n)わからない

(1)引き取ってきた当時はよく吠えました(なきました)か。
(有効標本数:神イヌ307,西イヌ40)
1. はい    
  神戸 (イヌ21.5)
  西宮 (イヌ27.5)
2. ほとんど吠えなかった(なかなかった) ((3)へ)    
  神戸 (イヌ78.5)
  西宮 (イヌ72.5)
       
(2)「前問で1.と答えた人へ」どれくらいしたら,なきやみましたか。
(有効標本数:神イヌ66,西イヌ11)
(a) その日のうち 神戸(イヌ 13.6) 西宮(イヌ 9.1)
(b) 2〜3日後 神戸(イヌ 18.2) 西宮(イヌ 9.1)
(c) 4〜5日後 神戸(イヌ 3.0)西宮(イヌ 0.0) 
(d) 1週間後 神戸(イヌ 12.1)西宮(イヌ 0.0)  
(e) 10日後 神戸(イヌ 0.0)西宮(イヌ 0.0) 
(f) 2週間後 神戸(イヌ 1.6)西宮(イヌ 0.0) 
(g) 3週間後 神戸(イヌ 0.0)西宮(イヌ 0.0) 
(h) 1カ月後 神戸(イヌ 16.7)西宮(イヌ36.3) 
(i) 1カ月半後 神戸(イヌ 3.0)西宮(イヌ 0.0) 
(j) 2カ月後 神戸(イヌ 3.0)西宮(イヌ18.2)  
(k) 3カ月後 神戸(イヌ 6.1)西宮(イヌ 9.1) 
(l) 4カ月以上 神戸(イヌ 6.1)西宮(イヌ 9.1) 
(m) そうしない 神戸(イヌ 13.6)西宮(イヌ 9.1) 
(n) わからない 神戸(イヌ 3.0)西宮(イヌ 0.0) 
       
(3)飼い主が近づくと、緊張したり視線を避けたりなどせず、話しかけたり、なでたりすることに、イヌが応えはじめたのは、どれくらいしてからですか。
(有効標本数:神イヌ307,西イヌ40)
(a) その日のうち 神戸(イヌ 43.6)西宮(イヌ 67.5)  
(b) 2〜3日後 神戸(イヌ 13.4)西宮(イヌ 12.5) 
(c) 4〜5日後 神戸(イヌ 6.5)西宮(イヌ 2.5) 
(d) 1週間後 神戸(イヌ 11.7)西宮(イヌ 5.0) 
(e) 10日後 神戸(イヌ 2.3)西宮(イヌ 0.0) 
(f) 2週間後 神戸(イヌ 2.9)西宮(イヌ 0.0) 
(g) 3週間後 神戸(イヌ 2.0)西宮(イヌ 0.0) 
(h) 1カ月後 神戸(イヌ 5.5)西宮(イヌ 5.0) 
(i) 1カ月半後 神戸(イヌ 1.3)西宮(イヌ 0.0)  
(j) 2ケ月後 神戸(イヌ 2.3)西宮(イヌ 0.0)  
(k) 3カ月後 神戸(イヌ 3.9)西宮(イヌ 5.0) 
(l) 4カ月以上 神戸(イヌ 3.2)西宮(イヌ 0.0) 
(m) そうしない 神戸(イヌ 0.7)西宮(イヌ 2.5) 
(n) わからない 神戸(イヌ 0.0) 西宮(イヌ 0.0)
不詳 神戸(イヌ 0.7)西宮(イヌ 0.0) 
       
(4)朝、起きたときや外出先から帰ったとき、飼い主や家族にイヌが尾を振ったり、耳をねかせて近づいてくるなどして、積極的に挨拶するようになったのは、どれくらいたってからですか。
(有効標本数:神イヌ307,西イヌ40)
(a) その日のうち 神戸(イヌ 30.3)西宮(イヌ 42.5) 
(b) 2〜3日後 神戸(イヌ 12.7)西宮(イヌ 15.0) 
(c) 4〜5日後 神戸(イヌ 4.6)西宮(イヌ 2.5) 
(d) 1週間後 神戸(イヌ 14.3)西宮(イヌ 17.5) 
(e) 10日後 神戸(イヌ 4.2)西宮(イヌ 0.0) 
(f) 2週間後 神戸(イヌ 3.3)西宮(イヌ 2.5) 
(g) 3週間後 神戸(イヌ 2.9)西宮(イヌ 2.5) 
(h) 1カ月後 神戸(イヌ 6.8)西宮(イヌ 0.0)  
(i) 1カ月半後 神戸(イヌ 0.7)西宮(イヌ 0.0)  
(j) 2カ月後 神戸(イヌ 3.3)西宮(イヌ 5.0)  
(k) 3カ月後 神戸(イヌ 6.2)西宮(イヌ 5.0)  
(l) 4カ月以上 神戸(イヌ 8.1)西宮(イヌ 5.0)  
(m) そうしない 神戸(イヌ 1.9)西宮(イヌ 2.5)  
(n) わからない 神戸(イヌ 0.0)西宮(イヌ 0.0)  
不詳 神戸(イヌ 0.7)西宮(イヌ 0.0)  
       
(5)見知らぬ人や他犬などが家に近づいたり訪問したとき、イヌがほえるようになったのは、どれくらいたってからですか。
(有効標本数=神イヌ307,西イヌ40)
(a) その日のうち 神戸(イヌ 14.3)西宮(イヌ 25.0) 
(b) 2〜3日後 神戸(イヌ 10.7)西宮(イヌ 15.0) 
(c) 4〜5日後 神戸(イヌ 2.0)西宮(イヌ 0.0) 
(d) 1週間後 神戸(イヌ 10.1)西宮(イヌ 5.0)  
(e) 10日後 神戸(イヌ 2.6)西宮(イヌ 5.0) 
(f) 2週間後 神戸(イヌ 1.0)西宮(イヌ 0.0)  
(g) 3週間後 神戸(イヌ 0.0)西宮(イヌ 5.0)  
(h) 1カ月後 神戸(イヌ 11.7)西宮(イヌ 7.5)  
(i) 1カ月半後 神戸(イヌ 2.6)西宮(イヌ 2.5)  
(j) 2ケ月後 神戸(イヌ 7.2)西宮(イヌ 0.0)  
(k) 3カ月後 神戸(イヌ 4.6)西宮(イヌ 2.5)  
(l) 4カ月後 神戸(イヌ 11.7)西宮(イヌ 12.5)  
(m) そうしない 神戸(イヌ 17.6)西宮(イヌ 15.0)  
(n) わからない 神戸(イヌ 2.6)西宮(イヌ 5.0)  
不詳 神戸(イヌ 1.3)西宮(イヌ 0.0)  
       
問8.ネコを譲り受けた方におたずねします。次のような反応や行動をとるようになったのは、いつごろからですか。((1)以外は、下段の囲みの中から、該当する答えを選んで、番号でお答え下さい。イヌの方は問10へ)

(1)引き取った当時はよくなきましたか。
(有効標本数:神ネコ69,西ネコ13)
1. はい 神戸(ネコ15.9)西宮(ネコ23.1) 
2. ほとんどなかなかった((3)へ) 神戸(ネコ82.6)西宮(ネコ76.9) 
       
(2)『前問で1.と答えた人へ』どれくらいたったら、なきやみましたか。
(有効標本数:神ネコ12,西ネコ3)
(a) その日のうち 神戸(ネコ 0.0)西宮(ネコ 0.0) 
(b) 2〜3日後 神戸(ネコ 8.3)西宮(ネコ 33.3) 
(c) 4〜5日後 神戸(ネコ 0.0)西宮(ネコ 0.0) 
(d) 1週間後 神戸(ネコ 16.7)西宮(ネコ 0.0) 
(e) 10日後 神戸(ネコ 0.0)西宮(ネコ 0.0) 
(f) 2週間後 神戸(ネコ 0.0)西宮(ネコ 0.0) 
(g) 3週間後 神戸(ネコ 0.0)西宮(ネコ 0.0)  
(h) 1カ月後 神戸(ネコ 41.7)西宮(ネコ 0.0) 
(i) 1カ月半後 神戸(ネコ 0.0)西宮(ネコ 0.0)  
(j) 2カ月後 神戸(ネコ 0.0)西宮(ネコ 0.0)  
(k) 3カ月後 神戸(ネコ 0.0)西宮(ネコ 33.3)  
(l) 4カ月以上 神戸(ネコ 16.7)西宮(ネコ 0.0)  
(m) そうしない 神戸(ネコ 0.0)西宮(ネコ 33.4) 
(n) わからない 神戸(ネコ 8.3)西宮(ネコ 0.0) 
不詳 神戸(ネコ 8.3)西宮(ネコ 0.0)  
       
(3)ネコが家の中の家具や壁などに頭部や脇腹をこすりつけ(においつけ)はじめたのは、どれくらいたってからですか。
(有効標本数:神ネコ69、西ネコ13)
(a) その日のうち 神戸(ネコ 17.4)西宮(ネコ 7.7)  
(b) 2〜3日後 神戸(ネコ 10.2)西宮(ネコ 7.7) 
(c) 4〜5日後 神戸(ネコ 4.4)西宮(ネコ 30.7) 
(d) 1週間後 神戸(ネコ8.7)西宮(ネコ 0.0)  
(e) 10日後 神戸(ネコ 1.4)西宮(ネコ 0.0) 
(f) 2週間後 神戸(ネコ 5.8)西宮(ネコ 0.0) 
(g) 3週間後 神戸(ネコ 1.4)西宮(ネコ 0.0) 
(h) 1カ月後 神戸(ネコ 10.2)西宮(ネコ 7.7) 
(i) 1カ月半後 神戸(ネコ 5.8)西宮(ネコ 0.0)  
(j) 2カ月後 神戸(ネコ 1.4)西宮(ネコ 15.4)  
(k) 3カ月後 神戸(ネコ 5.8)西宮(ネコ 0.0) 
(l) 4カ月以上 神戸(ネコ 1.4)西宮(ネコ 0.0) 
(m) そうしない 神戸(ネコ 16.0)西宮(ネコ 7.7)  
(n) わからない 神戸(ネコ 8.7)西宮(ネコ 30.7)  
不詳 神戸(ネコ 1.4)西宮(ネコ 0.0)  
       
(4)ネコが里親や家族に対し、しっぽを上げて頭部をこすりつけたり、甘えたような声を出して近寄ってくるようになったのは、どれくらい経ってからですか。
(有効標本数:神ネコ69、西ネコ13)
(a) その日のうち 神戸(ネコ 24.6)西宮(ネコ 0.0) 
(b) 2〜3日後 神戸(ネコ 10.2)西宮(ネコ 15.4) 
(c) 4〜5日後 神戸(ネコ 2.9)西宮(ネコ 30.8) 
(d) 1週間後 神戸(ネコ 8.7)西宮(ネコ 7.7) 
(e) 10日後 神戸(ネコ 4.3)西宮(ネコ 0.0) 
(f) 2週間後 神戸(ネコ 4.3)西宮(ネコ 0.0) 
(g) 3週間後 神戸(ネコ 5.8)西宮(ネコ 0.0)  
(h) 1カ月後 神戸(ネコ 11.6)西宮(ネコ 0.0) 
(i) 1カ月半後 神戸(ネコ 8.7)西宮(ネコ 0.0) 
(j) 2カ月後 神戸(ネコ 1.5)西宮(ネコ 0.0) 
(k) 3カ月後 神戸(ネコ 4.3)西宮(ネコ 15.4)  
(l) 4カ月以上 神戸(ネコ 2.9)西宮(ネコ 7.7) 
(m) そうしない 神戸(ネコ 7.2)西宮(ネコ 0.0) 
(n) わからない 神戸(ネコ 1.5) 西宮(ネコ 23.1)
不詳 神戸(ネコ 1.5)西宮(ネコ 0.0) 
       
(5)(飼い主がしてほしい場所で)ネコの排泄のしつけがうまくいくようになるまで、どれくらいかかりましたか。
(有効標本数:神ネコ69、西ネコ13)
(a) その日のうち 神戸(ネコ 65.3)西宮(ネコ 61.5) 
(b) 2〜3日後 神戸(ネコ 14.5)西宮(ネコ 30.8) 
(c) 4〜5日後 神戸(ネコ 2.8)西宮(ネコ 0.0)  
(d) 1週間後 神戸(ネコ 1.5)西宮(ネコ 0.0) 
(e) 10日後 神戸(ネコ 1.5)西宮(ネコ 0.0)  
(f) 2週間後 神戸(ネコ 0.0)西宮(ネコ 0.0)  
(g) 3週間後 神戸(ネコ 0.0)西宮(ネコ 0.0) 
(h) 1カ月後 神戸(ネコ 0.0)西宮(ネコ 0.0) 
(i) 1カ月半後 神戸(ネコ 1.5)西宮(ネコ 0.0)  
(j) 2カ月後 神戸(ネコ 1.5)西宮(ネコ 0.0)  
(k) 3カ月後 神戸(ネコ 1.5)西宮(ネコ 0.0)  
(l) 4カ月以上 神戸(ネコ 2.8)西宮(ネコ 0.0) 
(m) そうしない 神戸(ネコ 2.8)西宮(ネコ 7.7)  
(n) わからない 神戸(ネコ 2.8)西宮(ネコ 0.0)  
不詳 神戸(ネコ 1.5)西宮(ネコ 0.0)
       
問9.ネコをうっかり外に逃がした(または意図的に外に出した)ことはありますか。
(有効標本数:神ネコ69、西ネコ13)
1. ある 神戸(ネコ50.7)
      西宮(ネコ69.2)
2. ない(問10へ) 神戸(ネコ49.3)
      西宮(ネコ30.8)
       
問9−1.「前問であると答えた方へ」それはどれくらい経ってからですか。
(有効標本数:神ネコ35、西ネコ9)
1. 譲り受けた後3週間以内 神戸(ネコ20.0)
      西宮(ネコ33.3)
2. 3週間から1カ月半までの間 神戸(ネコ22.9)
      西宮(ネコ44.4)
3. 1カ月半から3カ月の間 神戸(ネコ14.2)
      西宮(ネコ22.2)
4. 3カ月以上経ってから 神戸(ネコ42.9)
      西宮(ネコ11.1)
       
問9−2.ネコはいつごろ帰ってきましたか。
(有効標本数:神ネコ35,西ネコ9)
1. その日のうち 神戸(ネコ88.6)
      西宮(ネコ88.9)
2. 2日から1週間以内に 神戸(ネコ2.8)
      西宮(ネコ0.0)
3. 1週間以後から3週間の間に 神戸(ネコ0.0)
      西宮(ネコ0.0)
4. 4週間から3カ月の間 神戸(ネコ0.0)
      西宮(ネコ0.0)
5. 3カ月以上たってから 神戸(ネコ0.0)
      西宮(ネコ0.0)
6. 帰ってこなかった 神戸(ネコ8.6)
      西宮(ネコ11.1)
       
〔前の飼い主との交流について〕

問10.前の飼い主との交流はありますか。
(有効標本数:神イヌ307.神ネコ69.西イヌ40,西ネコ13)
1. ある 神戸(イヌ 2.9,ネコ0.0)
      西宮(イヌ60.0,ネコ61.5)
2. ない(問11へ) 神戸(イヌ95.1,ネコ98.6、
ネコ不詳1=1.4%)
      西宮(イヌ40.0.ネコ38.5)
       
問10−1.「前問であると答えた方へ」それはどのような交流ですか。
(有効標本数:神イヌ9,神ネコ0,西イヌ24,西ネコ8)
1. ときどき、動物に会いにくる 神戸(イヌ44.4,ネコ −)
      西宮(イヌ16.7,ネコ )
2. ときどき、電話で飼い方などの相談をしている 神戸(イヌ0.0,ネコ −)
      西宮(イヌ54.2,ネコ )
3. 手紙やはがきなどで近況を報告をしている 神戸(イヌ0.0,ネコ −)
      西宮(イヌ50.0,ネコ )
4. その他 神戸(イヌ55.6,ネコ −)
      西宮(イヌ 8.3,ネコ )
       
問10−2.その時、動物はどんな反応をしますか。
(有効標本数:神イヌ9.神ネコ0,西イヌ4,西ネコ1)★西宮イヌに一部複数回答あり
1. とても喜んでいる 神戸(イヌ 77.8,ネコ 0.0)
      西宮(イヌ 75.0,ネコ 0.0)
2. 他人に示す反応と同じ反応を示す 神戸(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
      西宮(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
3. 無視している 神戸(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
      西宮(イヌ 0.0,ネコ100)
4. その他(具体的に   ) 神戸(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
      西宮(イヌ 50.0,ネコ 0.0)
      神戸(イヌ 22.2,ネコ 0.0)
5. 不詳 神戸(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
      西宮(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
       
問10−3.その後のあなた(里親)に対する反応はどうですか。
(有効標本数:神イヌ9、神ネコ0、西イヌ4、西ネコ1)
1. 少し「よそよそしい」ような反応を示す 神戸(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
      西宮(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
2. 会う前より、里親の命令に従わないことがある 神戸(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
      西宮(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
3. 会う前とほとんど変わらない 神戸(イヌ 77.8,ネコ 0.0)
      西宮(イヌ 100,ネコ100)
4. 会った後のほうがかえってよくなつく 神戸(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
      西宮(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
5. 不詳 神戸(イヌ 22.2,ネコ 0.0)
      西宮(イヌ 0.0,ネコ 0.0)
       
〔譲渡動物の震災の後遺症について〕
問11.譲り受けた動物に、震災の後遺症と思われるようなことが、なにかありますか。
(有効標本数:神イヌ307、神ネコ69、西イヌ40、西ネコ13)
1. ある(あった) 神戸(イヌ 57.0,ネコ 39.1)
      西宮(イヌ 57.5,ネコ 76.9)
2. とくにない(とくになかった)(問12へ) 神戸(イヌ 32.2,ネコ 46.4)
      西宮(イヌ 22.5,ネコ 23.1)
3. わからない 神戸(イヌ 10.1,ネコ 13.0)
      西宮(イヌ 20.0,ネコ 0.0)
       
問11−1.『前問で1と答えた方へ』それはどのようなことですか。
(有効標本数:神イヌ175,神ネコ28,西イヌ23,西ネコ10)
1. 発作もちである 神戸(イヌ 1.7,ネコ 3.5)
      西宮(イヌ 4.3,ネコ 0.0)
2. ちょっとした外界の変化(刺激)におどろく 神戸(イヌ 57.8,ネコ 60.7)
      西宮(イヌ 43.5,ネコ 60.0)
3. ひとりぼっちになることを嫌がる 神戸(イヌ25.7,ネコ 14.2)
      西宮(イヌ26.0,ネコ 20.0)
4. その他(具体的に  ) 神戸(イヌ52.0,ネコ 35.7)
      西宮(イヌ43.5,ネコ 10.0)
       
〔ご意見やご感想について〕
問12.被災動物の里親になって、感じたことやご意見など、ご自由にお書きください。
●問12のまとめ 《調査票に記述された内容を大まかに分類して記載した。》
  1. 感謝の感想(同様な意見が196件あった)以下は主な内容の抜粋。
  2. 困ったことについて(同様意見15件)
  3. 悲しかった感想(同様意見12件)
  4. 飼った動機について(同様意見7件)
  5. 現在の動物の状況について(同様意見10件)
  6. 譲渡活動への意見(同様意見29件)

<この資料は「調査票の記入上の注意と解説」の主な内容を抜粋したものです>

調査票の記入上の注意

この調査は「人と動物の関係」や動物の行動に関する調査ですから、里親の感想や意見と、動物の行動を正確に調べる必要があります。しかしながら、里親の意見は聞けますが、調査員が動物の行動を直接継続的に観察することはできません。
 したがって、動物の行動に関しては、里親の飼い主としての資質は個々に異なるであろうことを承知の上で、里親の日頃の観察を尊重して聞き取る、ということになります。
 そこで、調査員としては、質問の内容や意図を忠実に伝え、そこから得られた回答を正確に聞き取り、自分の意見や考えを差しはさまないで記録することが大切です。
各設問の回答が「その他」の場合は、その内容を必ず記入して下さい。
   
フェイスシート(基本項目)について
(1)譲渡動物について
 イヌ、ネコのいずれかに○をつけます。品種(犬種、猫種)名では雑種は雑種と書きます。名前はふだん呼んでいる愛称のことです。
 年齢ははっきりわかっている場合は上段に、推定の場合は下段に記入します。
1歳未満のイヌ・ネコの場合は、できるだけ月齢で記人して下さい。また年齢がはっきりしない場合は「成犬1」「老犬」などと記録しても構いません。この際の基準としては概ね以下のような年齢区分で記入して下さい。
 1歳未満→幼若犬(猫) 1歳〜5歳→成犬(猫)1  6歳〜10歳→成犬(猫)2 11歳以上→老齢犬(猫)
   
(2)譲渡動物以外に飼っている動物について
 まず、いる、いないに○をつけ、いる場合はイヌかネコかを明確に○で囲みます。
 そして頭数や各個体の年齢、性別、不妊去勢の有無、お互いの血縁関係など、必ず記入して下さい。
   
調査項目について
問3について
 譲り受けた日からかなり時間が経っているので、まず「飼う上で困ったと思われたことなんですが、この中(3−1)に該当する項目はありますか」と聞いて、調査票を見せるなり、項目を読み上げ、内容を理解してもらってから、その前の問3を聞くようにして下さい。
   
問3−1も複数回答です。該当する番号に○をつけたら、その具体的な内容や経過、日時飼い主がとった工夫、うまくいくようになるまでの日数などを、できるだけ詳しく、聞き書きして下さい。
   
問4について
 回答が、2.3.4の場合は、その時期と理由(または原因など)を聞いて下さい。
 また、その時期が引き取ってから3カ月以後または6カ月以後であれば、その間までの問4−1に該当する時期の飼い主と動物の関係欄には○をつけて下さい。
 引き取り日が、昨年の7月以前の方はすべて、譲渡後7カ月以上たっています。
 問4−1は、なれているかどうかの回答では、どういうことからそう思うか聞いて下さい。その際、イヌ、ネコの身体をどの程度自由に触ったり、ボディ・コントロールできるかどうかが重要です。
   
問5について
 該当する項目に○をつけたら、その時の様子をできるだけ詳しく聞いて下さい。
 例えば、2.は、どれくらいたったら、食べるようになったか。何を食べさせたか。
3.なら、どれくらいしたら、排泄をしたか。どこでしたか。その後の排泄の様子はどうだったかなど。
4.は、ふるえはいつ、どのような状況でなくなったか。
5.は、どれくらいないていたか。とくにどんなとき、よくないたか、など。
 これらに対し、飼い主や家族がどう対応したかを、聞いて下さい。
 また最初のころは、どこでどのように飼っていたかの状況も聞いて下さい。
   
問6について
 これは強い緊張や不安などが、体調に及ぼした影響を調べるものです。
 4, 8以外のネガティブな状況については、そのときの様子やどれくらい続いたかを聞き取って下さい。
 またそれに対し、里親や家族はどう対応したかも、合わせて聞き書きします。
   
Q1,2,3について
 これらは、先住動物と譲渡動物(新参動物)とを、いつ、どこで、どのようにして、引き合わせたかについての設問です。
 集計処理上、大雑把な回答の中から選択できるよう設計していますので、個々の「具体的内容」をできるだけ詳しく聞いて下さい。
 「具体的内容」とは、動物同士の反応や様子、また飼い主の対応のことです。
 聞き書きではどららの動物が、どんな反応を、どれだけの期間(日数)示したか。またその行動は、どうしたら、どのように変化したか、しなかったかなどをポイントにして下さい。
   
Q4,5について
 イヌおよびネコの考えられる個々の反応や社会的行動については、調査票の作成段階で20〜30の事柄を挙げて検討しましたが、関連する事柄をできるだけしぼり、8項目の選択肢にしてあります。
 したがって、食餌量の増減、排泄行動の変化、しつけや習慣の変化、マーキング行動の変化、飼い主への行動の変化、普段の居場所の変化などを、飼い主が記憶している範囲内で具体的に聞いて下さい。
 社会関係については、
 お互いの個体間の距離(親しくなるほど近く=短くなる)の変化。食餌の場所はどこか。ネコの場合、一緒の食器で食べ合うか。食餌の順番はどうか。一緒に遊ぶか。毛づくろいをし合うか。寝るときはどのようにしているか。お互いの優位劣位の関係はどうか。威嚇をしたりケンカをするか。するとすれば、どこでどんなときするかなど。
 また、このような行動の変化がいつごろから起こったかを記録して下さい。
 もう一つ大事なことは、飼い主がそれにどう対応したかも聞き取ります。
   
Q6について
 該当する項目が4の場合、いつ譲渡したか聞き、かっこ内に記入して下さい。
   
問7.8について
 (1)(2)以外は事前に「調査依頼状」でお知らせしてある項目です。
参考:動物を引き取られてから、かなり時間的に経過しており、調査内容の中にはお訪ねして、すぐ回答が頂けないこともあると思われますので、あらかじめ動物を引き取られた日を下記のカレンダーに印をつけ、お知らせいたします。
また、大変恐縮ですが、次のような行動や反応を示すようになったのはいつ頃か、事前にご家族で確認されたり、記憶をたどっておいていただけたら、幸いです。
<調査依頼状より抜粋>
 イヌの場合は、飼い始めてから馴じむまでの行動を、ほぼ順番に質問しています。
 イヌの吠え声(なき声)について、
 しばしば小型犬に多く見られるように、自分の要求を人に伝えるために吠える場合となわばり意識の発達で見知らぬ人への警戒や注意から吠える場合とは、分けておく必要があります。
 しかし、小型の愛玩犬の場合は、わかりにくい場合があると思いますので、どうしても両者を区別できない場合は、無理に判断せず「不明」とします。ただし、どんなとき吠えるのか、記録しておいて下さい。
   
問9について
 一応ネコの場合、譲渡の際に室内で飼うよう指導して渡してあるので、このような聞き方をしていますが、該当者にはできるだけ、そのときの様子やネコの行動をよく聞いて下さい。
 とくに、間9−1、9−2では、時期を具体的に聞いて下さい。
   
問11−1について
 回答肢は獣医学的な知見と前回調査の結果を参考に作成していますが、どんなとき、そうなのか、具体的に聞いて下さい。

あとがき

 今回の調査に先立ち、平成7年1月17日に発生した兵庫県南部地震から一月後の2月17日より(社)日本愛玩動物協会では、兵庫県南部地震動物救援本部、兵庫県保健環境部のご協力を得て、「避難所における被災動物の状況及び飼い主等の対応に関する調査」を、震災のショックと精神的なダメージを受けた人々の中に入って飼い主の協力を得ながら調査を遂行し、その結果は、早くも同年3月に公表いたしました。新聞・テレビにも報道され、その後の救援活動にも役立つことができたと考えております。
 今回の「譲渡動物の行動と里親の対応調査」は、地震後の動物救援活動として実施されていたイヌ及びネコの譲渡活動について、昨年6月に当協会で調査の実施を決定し、兵庫県南部地震動物救済本部、西宮保健所及び調査関係者の協力を得ながら、それ以来実に7カ月を要して企画及び調査の実施準備を進めてきたものです。
 動物の行動は、里親の観察を通して行う面接調査であり、調査員には、相応の知識と客観性を要します。当協会では、幸い適正な飼養・管理に関する指導員として「愛玩動物飼養管理士」を育成しており、前回同様、阪神在住の「愛玩動物飼養管理士」を調査員としてお願いし、42名がボランティアとして参加しました。彼らの知識と情熱が、回収率と記入の精度をあげ、精密なフィールドワークを成功させたといえましよう。
 これら一連の調査は、つねに陣頭指揮にあたった当協会理事である尾崎敬承氏のたゆまざる熱意と識見なしには、成しえなかったといっても過言ではありません。また、同氏を含め調査委員会のメンバーである武富和夫氏、新妻昭夫氏、西村尚一氏の努力によって、この報告書が作成されたことを感謝いたします。また、飼養調査については、動物研究家の根岸延之氏をお訪ねして、適切なご教示をいただきました。
 新しい飼い主に対するなれ具合も、譲渡後3カ月では、子イヌ、子ネコとも9割であったのに対し、成犬、成猫とも8割とこれに迫る高率であり、新しい環境への対応も里親との絆の形成においても、予想を遥かに上回るものでした。
 今後、成熟動物の譲渡においても、里親が増えていくことを期待し、また、本調査結果の研究が進み、これから里親になる方々に譲渡後の適正な飼養方法が伝わっていくことを願ってやみません。
 平成8年10日
社団法人日本愛玩動物協会
理事長 尾上多喜雄


●調査スタッフの構成

調査委員会
委員長 尾上多喜雄(理事長)
武富和夫(理事・獣医師)
新妻昭夫(理学博士・動物行動学)
西村尚一(常任理事)
尾崎敬承(理事)
調査員
寒 章子(泉大津市) 中川豊介(大阪市) 西村多賀子(尼崎市)
岡本 仁(寝屋川市) 横田和於(堺市) 那須美由紀(枚方市)
藤田ちよ(大阪市) 河田千賀子(西宮市) 村田博美(宝塚市)
羽尾理恵子(大阪市) 田中さなえ(亀岡市) 大村京子(大阪市)
古谷佳世(大阪市) 高橋佳与子(三田市) 
富永智子(神戸市) 大橋龍一(明石市) 大橋由喜枝(明石市)
上野美保(大阪市) 有田順子(加古川市) 
稲葉真理(豊中市) 日比野恵(高槻市) 
太田里子(三田市) 大槻千里(福知山市) 福伝芳子(加古川市)
三原加容子(堺市) 田中総江(京都市) 
田頭ひとみ(京都市) 河原尚美(宇治市)  追部由香(京都市)
川人美穂子(大阪市) 西田千穂(和泉市) 豊島 緑(岸和田市)
勝田千恵美(西宮市) 阿波智佳子(尼崎市) 朝垣幸子(大阪市)
吉田明子(大阪市) 澤田徳枝(大阪市) 村江秀子(柏原市)
掛布博子(江南市) 菊地亜矢子(東京) 川野かおる(福岡)
<集計>
日比野達郎(東京) 中尾三枝(東京) 飯田亜紀子(東京)
菊地亜矢子(東京) 木村幸一郎(東京) 
●協力
 兵庫県南部地震動物救援本部
 兵庫県西宮保健所

報告書発行日 平成8年10月
社団法人 日本愛玩動物協会
〒162 東京都新宿区神楽坂3-6 近藤ビル2F
Tel03-3235-7855(代) Fax03-3235-7880

(c) 1996兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録編集委員会 (デジタル化:神戸大学附属図書館)
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