大地震の被災動物を救うために : 兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録 / 兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録編集委員会編. - 発行:[神戸] : 兵庫県南部地震動物救援本部, 1996.12. 請求記号:震災-7-156,318,319

仮設か常設か?

兵庫県南部地震動物救援本部が行なった里親ならびに一時預りの飼い主に対するアンケート調査がある。
 「今後も引き続き、成犬および成猫の譲渡ができる施設の運営を望みますか?」に対して、「望む」が圧倒的に多く、「望まない」はわずか4.3%にすぎなかった。
 「望む」と回答した人の多くは、「動物愛護」の意味から必要と考えているようである。「望まない」と答えた人は29名しかいなかったが、その理由に「安易に動物を手放すのは反対」、「飼い主は責任をもって飼うべきである」と答えている。動物が人と同じような扱いを受けることが「動物愛護」とすれば、やはり安易に譲渡するのはおかしいことになる。
 しかしながら、感情的にはともかく、どんなに動物愛護精神が高揚した国でも、「人間」と「動物」が等価的に扱われることはない。「人間の責任」において、「動物を飼う」ことが何よりも重要であるとしか言えない。飼い主の責任の一つに、「動物の譲渡」は有りうるということかもしれない。


神戸動物救護センターの新しい施設 平成7年5月13日完成 翌年8年6月末に解体された


(c) 1996兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録編集委員会 (デジタル化:神戸大学附属図書館)
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