大地震の被災動物を救うために : 兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録 / 兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録編集委員会編. - 発行:[神戸] : 兵庫県南部地震動物救援本部, 1996.12. 請求記号:震災-7-156,318,319

成犬譲渡

兵庫県南部地震動物救援活動で収容した被災動物は、1,556頭のうち約85%は、1才以上の成犬および成猫であった。里親に引き取られた1,045頭もほぼ同じ年齢構成であったと思われる。したがって、いわゆる成犬、成猫譲渡が行なわれたことになる。里親ならびに一時預りの飼い主へのアンケート調査に、「成犬、成猫の譲渡を望みますか?」(設問9−2)があり、28.4%は「望まない」と答えている。その理由の多くは、「大きくなってからではなつかないことが多く」、「前に飼われていた環境と異なり、躾が大変」と答えている。また、体験談として、「成犬でなつくのに1年かかった」と回答した人もいる。まさにその通りであり、一般的に、子犬、子猫の方がなつきやすい。ここでは、成犬の利点を考えてみよう。


里親募集/吹田市 平成7年9月23日


「成犬、成猫の譲渡を望みますか?」(設問9−2)。
(里親ならびに一時預りの飼い主へのアンケート調査から)

成犬の利点
  1. 犬の性格がつかみやすい。
  2. 体型がはっきりしている。
  3. おおよそ躾られている。
  4. いたずらや甘え鳴きに悩まされない。
  5. 犬の行動に落ち着きがみられる。
  6. 成犬の方が心が通いやすい。
  7. 高齢の方には、高齢の犬の方がよいかもしれない。
  8. 手のかかるほど、愛情が増す場合がある。

里親募集/姫路市 平成7年10月21日


(c) 1996兵庫県南部地震動物救援本部活動の記録編集委員会 (デジタル化:神戸大学附属図書館)
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