生きる力は愛の中で育まれる : こうべキッズビタミンIの子どもたちの記録 / ビタミンIリーダー会編 - 発行:大阪 : 大阪YWCA(大阪キリスト教女子青年会), 1999.4. 請求記号:震災-7-330. p108-119

4 2.第2回調査−(2)保護者対象

※注)●アンケート回収数:24/30票
   ●以下、各項目集計末尾に記載された(C- )、
    および(P- )は、それぞれメンバー、保護者の対象者No.。


Q.今回のパフォーマンスキャンプ参加後の、子どもとのキャンプについての会話について


  • キャンプ参加後の、親子におけるキャンプについての会話は、大半の子どもが、生き生きとその体験の楽しさや感動について、家庭で語っていることがわかる。その内容は、実に多様であるが、パフォーマンスの努力や達成感/充実感、交友関係の広がり、新しい体験のひとつひとつの楽しさなどであり、また、子どもの楽しそう、満足気な様子から、保護者にも、今回のパフォーマンスキャンプが肯定的に受け止められている様である。

■今回のパフォーマンスキャンプの参加後の、子どもとのキャンプについての会話
a.キャンプ参加後の子どもとの会話 → b.それについての保護者の意見
・みんなが喜んでくれるか、自分が何をやりたいか等。(P-3/C-3) ・一生懸命自分のしたいパフォーマンスを考えている姿を見て参加させて良かったと思った。
・とても楽しかった、上手にできて嬉しかった(P-4/C-4・5) ・満足。
・夜遅くまでみんなと楽しく遊んでいたこと。教えて頂いたダンスを思い出せるところだけ見せてくれた。(P-5/C-6) ・余りたくさんは語ってくれないが、とても楽しかったということはよく伝わってきた。
・ダンスはとっても楽しかったよ。お婆さん達が喜んで観てくれたよ。(P-7/C-8) ・人前で何かできる様になって成長したなと思った。
・ダンスのレッスンが楽しかった、宿泊所の様子、食事のことなど。(P-8/C-9) ・ボランティア活動に参加したというよりも、子どもの大好きなことをさせて頂いたと思う家に帰ってからも暇さえあれば踊っている。
・久しぶりに会えたリーダーの皆様のこと、ビタミンI座の仲間達のこと、3日間の色々な時間のことを、嬉しそうに沢山話してくれた。(P-9/C-10) ・元々、最近は学校のこと、お友達のこと等話はしてくれるが、また違った楽しさで一杯のよう。弟と共通の話ができて、母親として嬉しく思う。
・参加者のリーダーと仲間のこと、新しいお友達が出来たこと。パフォーマンス(ダンス)のこと、失敗したこと、お鍋がとっても美味しかった食事のこと。(P-9/C-11) ・表情はイキイキして、それはそれは楽しそうに、楽しさが私に伝わる様に話をしてくれた素敵なグループに入り、素敵なキャンプに参加できたことを嬉しく思う
・ミュージッククラブに所属した。「大きな歌と「小さな世界」について詳しく説明してくれた。「大きな歌」は手話を実演してくれ、発表の様子も教えてくれた。(P-10/C-12) ・楽しく過ごせた様で、嬉しく思う。
・宿泊した部屋に2段ベッドがあり、その上で眠って珍しかったことや、ハンドベルで当日失敗したことなどを楽しそうに話してくれた(P-11/C-13) ・参加させて頂き、良かったと思っている。
・色々ダンスも覚えられて楽しかったと言っていた。(P-12/C-14) ・自分の隠された違う自分自身を見出されて、良かったと思う。
・ダンスの練習のしんどさ、キャンプでの一日を通しての生活とスタッフの方々の色々な話(P-13/C-15) ・2泊3日をとても有意義に過ごさせて下さったと感謝している。一つのことに集中する力をつけて下さったと思う。
・太鼓のこと、バーベキューのことなど、楽しそうに話してくれた。(P-14/C-16) ・子どもが楽しく、一生懸命練習したことを、他の人に観てもらって喜んでもらえると、とても嬉しいと思う。
・とっても楽しかった&来年からなくなるか?などの話をした。(P-15/C-17) ・楽しかったということに関しては予想通りでも、来年からなくなるということは、「えっうそー」という感じ。キャンプはいつも4年生からで、来年にはやっと弟が4年生になるので自分も参加できると喜んでいたのに。何とか存続されてほしい。
・とっても楽しかった様だったが、少し疲れた様でもあった。(P-16/C-18) ・良い経験になったと思う。
・色んな芸を覚えることができ、喜んでもらえる人がいるということが嬉しいと言っている(P-17/C-19) ・毎回キャンプ、行事に参加できることができ喜んでいる。
・お年寄りに喜ばれたことが嬉しかった。(P-18/C-20) ・いい経験ができて良かったと思う。
・今まで参加したキャンプや遠足と少し違っていたという感想だった。(P-19/C-21 ・いつもの調子でワイワイ騒いだり、好き放題とはいかなかったのかな、色々な事を感じて気が付くというのもいいかなと思った。
・ダンスの練習がとてもきつく大変だったこと王様ゲームや色々な事をして楽しかった、友達ができたこと、デイサービスセンターでの進行や観客の反応、自分たちの感想など。(P-20/C-22) ・2泊3日の間に新しい経験ができ、良かったと思う。
ダンスの練習が長時間でとても大変だったこと、王様ゲームで女の子と遊んだこと(とても嬉しそう)、その他同上。(P-20/C-23) ・本当に嬉しそうに話し友達との交流も深まりその場で十分に慣れ、最終日には力を出せたようで、キャンプの目標を達成でき、本当に良かったと思う。
・疲れているようだったが、充実した内容であったことは会話からも読み取れた。仲間やリーダーのニックネームが次々に出てくる。キャンプ中妹を見てやれなかったのを気にしていた。(P-21/C-24) ・頑張ってきたんやなぁと思った。
・まず「行って良かったか」を聞いた他、友達の事、リーダーの事、楽しかったこと、練習と公演について、食事について、子 どもの方から教えてくれた。バーベキューでうまく火がおこせて活躍できて嬉しかったよう。(P-21/C-25) ・キャンプについては「行って良かった、楽しかった」と言うが、帰った日も翌日も機嫌が悪かった。キャンプの後いつも不機嫌になるのが気になる。少し無理しているのでは?と思うが…。
・とても楽しかったこと、一番難しい手品が成功したこと、遅寝早起きで眠かったこと、夜寒かったこと、来年もまた行きたいこと。(P-25/C-29) ・参加させて頂いて本当に良かったと思った。来年も是非参加させてやりたいと思う。
・とても楽しかったこと、練習で他の子に遅れをとり悲しかったが頑張ってできるようになり嬉しかったこと、公演で間違ったがとても満足したこと、友達ができたことやスタッフがとても優しくて、特に帰りのバスの中がいい感じで、テーマにぴったりの雰囲気だったこと、そして少し涙…。とっても楽しかったのに帰ってきたんだなぁと思ったら涙らしい(P-25/C-30) ・本当に良い経験ができて、親子共々良い勉強をさせて頂いた。「あんまり頑張り過ぎないように、でも頑張ってしまうところはそれでいい、頑張っておいで」と送り出した。少しずつ無理な頑張りをしなくなってきている子が、キャンプで程よい頑張りをして、自分を褒めてあげることができ、喜べた涙であったと思う。一歩も二歩も素敵に成長してくれたと喜んでいる。


Q.今回のパフォーマンスキャンプ参加後の、子どもの変化等


  • 2泊3日の体験を経て、即変化が目に見えるものなのか断定できないが、パフォーマンスを中心に新しい体験、新しい友人等交友関係の広がりを含め、体験世界の広がり、新しい自己との出会い/発見、自主性/積極性などが、子どもの変化として保護者には好意的に受け止められている。
  • 但し、そこには子どもの変化を読み取ろうとする保護者の温かい眼差し、繊細な視点が不可欠であり、子どもを見守り、寄り添うことで、保護者自身の姿勢が強化され、より敏感になったのではないかと思われる。

今回のパフォーマンスキャンプの参加後の、子どもの変化等
自立/自主性、自信/積極性の表れ
・友達4人で参加して、女の子たちの友達関係で少し困ったことがあったようだが、何とか自分で解決できるようになったことなど…。(P-7/C-8)

・今迄より、次の事への行動が早くなり、自分の事は自分でするようになったような気がする(P-13/C-15)

・リーダーの方から「Jr.リーダーだよ」と言われてから、とても自信が持てたようで、また、責任感を持つということにも喜びを感じていたように思う。(今回生徒会に立候補するよう)(P-9/C-10)

・帰ってきた時の顔に“満足”、そして“自信”とも書いてあったように思う。2日後、クラス毎にゲームなどのお店を出すお祭りの武庫フェスティバルがあり、「今日は声がかれる程大きな声を出し続けてしまった」と言って帰ってきた。人の中に出ると一歩引きがちな子が大きな声を出して帰ってきた事は、大きな成長である。(P-25/C-30)

・親から離れて自立心もできた。(P-17/C-19)

・ハンドベルを希望し、自分のやりたい事を積極的に言うなど、何でも割合と自主性が出てきた。(P-18/C-20)

・自立した。キャンプ日程がテスト前なのでどうするか見ていたら、「ビタミンIは人間学を学ぶ場なんだ」「だから行きたい」と言った。その後ものんびりペースでやっているので、「そんなことで大丈夫?」と言うと、とても穏やかに「勉強しろって一切言わないでくれ」と宣言した。私は、最初役目がなくなったようで見守る事が辛かったが、今はとても楽。(P-21/C-24)

新しい分野への興味・関心→新しい自己との出会い、体験世界の広がり
・ハンドベルは初めてで、一生懸命覚えようとしている姿が目に浮かぶ。チャレンジ精神のある子どもなので、それが実践できて良かったと思う。(P-10/C-12)

・ダンスチームに入ったせいか、少しダンスに興味を持ったよう。気軽に踊ったり音楽を楽しみたいような、今迄全く興味がなかったものに気持ちが魅かれているのが、よくわかる。(自分で楽しむ、素直に気持ちを表現する事はとても大切)(P-20/C-22)

・音楽やダンスに興味を持つようになり、自然に踊る事が少しずつ増えているように思うが、まだ恥ずかしさが先に立ち、どこでも気軽に楽しく踊れるにはまだ無理なよう。今迄にない経験ができ良かったことが、つくづく感じられる。(P-20/C-23)

・クリスマスプレゼントにあきちゃん(リーダー)の持っていたデビルスティックが欲しいと言っている。色々な人と出会い、自分や親とは違う人の意見や考え方、価値観があるのを感じて世界が広がったのでは、と思う。ただ、まだ同世代の子どもよりリーダー達にひっ付いている時間が多かったのではと思う。溶け込むのに時間がかかるかもしれない。
 特に、女の子の輪にすぐ入れるようになればよいが人を選んでしまうよう。男の子は誰でもOKみたいだが…。(P-21/C-25)

・音楽会や運動会など一生懸命に練習したものを、保護者の前で演じることはあっても、全く知らない方々に観て頂くのは初めての経験で、本人にとっても新鮮なことであったようで、一回り多く成長したような気がしている。(P-11/C-13)

他者へのやさしさ/いたわり
・ほんの少し、やさしくなったように思う。(P-5/C-6)

・お年寄りに対していたわりの気持ちができたように思われる。(P-12/C-14)

活動の積極的楽しみ/参加意欲の増幅
・「めちゃ楽しかったので、もっともっと行きたい」と言っていた。(P-14/C-16)

・“愛を分ける”“愛を受ける”ボランティア的なものを、構えず「楽しかった〜、ドキドキしたけど、また参加したい」と言った娘を見て嬉しく思った、(P-19/C-21)

・とても生き生きした表情で帰ってきた。帰ってきてから口数が多くなったよう。(P-25/C-29)

・今回は、初めて姉と同じダンスチームになり、よくけんかをする二人だが、話が盛り上がりとっても仲良しだった。(P-9/C-11)

・特にないが、きっとリーダー達からたくさん学んでくれたと思う。(P-4/C-4,C-5)

・特になし。(P-3/C-3)(P-15/C-17)

・無回答(P-8/C-9)(P-16/C-18)

Q.今回のパフォーマンスキャンプについての評価、および理由

  • 今回のキャンプに対する総合的な評価としては、「満足」「非常に満足」と好意的評価をする保護者が大半であった。
  • その理由としては、まず、子どもが満足気であった、楽しそうに帰宅した、ということが共通してあり、続いてパフォーマンスを通じた努力、仲間との協力・協同、そのなかでの人間関係との折り合いのつけ方、そして達成感・充実感の獲得が挙げられている。
  • 一方、マイナス要素として、宿泊施設の気温やハードスケジュールによる風邪や疲れなど健康面での問題、および来期のプログラム存続への危惧などが挙げられた。

■今回のキャンプについての評価
 ※「非常に満足」「満足」「どちらともいえない」「やや不満」「非常に不満」の5段階選択式評価。
(人)
非常に満足 満  足 どちらともいえない やや不満 非常に不満 無回答
14

その理由
満  足 非常に満足
・とても明るい“いい顔”をして帰ってきた。参加してよかったと思った。(P-5/C-6)

・一生懸命練習できた。
△宿泊所が寒かったので、風邪をひいた友達もいた。(P-8/C-9)

・子どもが楽しんでくれたので。(P-14/C-16)

△来年からなくなるということはショック。
 来年弟が4年生になり、自分も参加できると喜んでいたのに。末永く続けてほしいと思う(P-15/C-17)

・小4という大切な年齢・時期に、ボランティアというものに参加しふれ合うことができ、大変良かったと思うし、これからの成長に何かプラスになるのではと感じている。(P-19/C-21)

・初めての新しい取り組みに知らない仲間と協力して一つのことを完成させる。相手に合わさないと自分勝手に行動していては、とても目標に到達できない。レベルはどうであれ、このような取り組みのプログラムは、とても評価できる。
△ただ、ハードスケジュールであり、これがもう1〜2泊多ければ、仲間と違う意味でも交流でき、気持ち的にももっと近い状態で友達と接す
 ることができたのではないか。スタッフの方々のことを思うとそんな無理は言えないが…。
 (P-20/C-22・23)

・第3土曜で学校を終えて急いで行って、23日6時過ぎに帰り、ちょっと寒さと疲れが出たよう。(P-21/C-25)

・無回答(P-7/C-8)(P-16/C-18)
・楽しそうに帰ってきた。色んなお友達の名前が増えた。(P-3/C-3)

・新しいことに挑戦し、一生懸命取り組み、とてもいい思い出になったと思う。(P-4/C-4・5)

・子ども達の顔を見ていると、キャンプがとてもいいものであったと思う。(P-9/C-10)

・年齢の違った者同志がパフォーマンスを練習し、キャンプに参加することにより生活を共にするという経験、そして一つのものを披露することで、自分自身の自信につながり、子どもの心のケアでとても満足している。(P-9/C-11)

・食事が楽しかったと話してくれた。グループも楽しく、色々遊ぶことができたと言っている。お年寄りのことも嬉しそうに話してくれた。分からないことや出来ないことを実施していく楽しさがあったようで満足している。
 (P-10/C-12)

・イキイキとした表情で帰ってきた。(P-11/C-13)

・お友達と共に過ごせて自分のしなければいけないことも自覚できて、ただ遊びだけのキャンプでないことが素晴らしいと思う。(P-12/C-14)

・辛さ、しんどさも楽しさに変えることが出来たよう。(P-13/C-15)

・費用も安く、色んな体験ができて良い。(P-18/C-20)

・同室の男の子たちとの関わりの中で、本音を口に出しても、その後の歩み寄りで仲良くなれることを学んだのではないか。
 食事については不満は言わなかった。一生懸命作ってもらって嬉しかったのだと思う。
 感謝の言葉を言っていた。(P-21/C-24)

・まず、企画が素晴らしい。ただ子どもを楽しませるだけではなく、そこで一つのもの、それも自分を表現できるものであり、誰かを楽しませるものに取り組ませて習得させ、それを発表して喜んでもらい、喜んでもらう喜びと達成感・充実感を得られるという、一石何鳥かわからないくらいの企画。
 それに、プレ・キャンプで実演を見て一通り少しずつ経験して自分に合ったものを選択するという。理想的な展開だった。(P-25/C-29)

・子どもが頑張り、頑張ったことに達成感を得て、得たものを人に役立つこととして提供でき、その上に満足感を得ることができる、素晴らしさを体験できるビタミンI座の企画。スタッフの皆さんの御苦労如何ばかりと想像しつつ、その苦労を楽しんでおられる様子満足せずにはおられない。(P-25/C-30)

Q.ボランティア活動全般への意識

  • 保護者のボランティア活動全般に対する意識は、全体的に殆んどの人が関心を持っている。
  • しかし、活動への参加については、参加経験のある人とない人とがほぼ半数ずつであり、その意義や重要性は認識しているものの、質的内容やレベルへの意識から“簡単には出来ないこと”“中途半端には出来ないこと”として捉えられていることがわかる。

a.ボランティア活動への関心度 (人)
全く関心がない あまり関心なし やや関心がある 非常に関心あり 無回答
15

b.ボランティア活動への参加 (人)
参加経験なし 経験なし〜今後
も参加意志なし
参加経験あり 参加経験あり
また参加したい
継続活動中
11 15

■ボランティア活動全般への意見
ボランティア活動全般についての意見
相互扶助/相互作用の関係
・「何かを人のためにしてあげている」という意識のものでなく、人が人に助け合うという気持ちから自然に行動できるものが活動として根本にあるもの。行動は誰かを助けているかも知れないが、心理的な面ではこちらの方が助けられたり、教えられることが多いと思う。
互いに刺激し合う関係がボランティア活動だと思っている。
どんな形であれ、何か行動する場合に自分の手が相手にプラスになることであれば、何でも内容はこだわらずやりたいと思う。“ボランティア”といえば何かすごいことをやっているという思いでなく、精神的・身体的にも自然な形で関わっていけたらいいと思う。(P-20)

・してあげているでもなく、させて頂いているでもない。支え合う人間関係の中でなされているボランティアであることはとても難しいと、少し関わったボランティア活動の中で感じ、ボランティアって何だろう?と考えさせられている中、I座さんのエネルギーや行く先に興味津々の思い。(P-25)

●自分を活かし、ふれあいを積極的に楽しむ
・とても素晴らしいことだと思う。自分の好きなことや得意なことを活かして、人に喜んでもらったり、コミュニケーションを楽しむことの喜びを自分自身もっと体験していきたい。ビタミンI座は、皆さんが生き生きとされていて、とても素晴らしかった。(P-25)

●身近なところでの実践を継続
・ボランティアという名前は付かなくても、例えば子どもの学校のPTA活動や清掃活動、町内でのお手伝いなど、身近なところでこれからも関わりを持っていきたい。(P-11)

●関心があり、自分自身参加意欲がある。
・色々なボランティアの形があると思う。身分を保障するために有償の方が良い場合もある。子どもが自立したらボランティア活動ができたら、と今は思っている。心の間口を開いて、興味を持って目を外に向けていたいと思う。(P-10)

・関心があり参加したいと思っているが、つい「時間がない」などと思ってしまう。(P-7)

・とても良いことだと思う。私自身も参加したいが病弱なため無理できず、とても残念に思っている。(P-14)

●行う側の姿勢の重要性(自然さ、責任感・プライド)
・子どもの頃から参加していないと気構えや押し付けが出て、人間として当然のこと、自然さが現れず、どこかぎくしゃくすると思うので、今とっても良いことをしていると感じている子どもには言ってないが、無料で何かをやるからこそちゃんとやりたい、魂を売りたくないおざなりでボランティアは出来ない。(P-21)

●簡単には出来ないこと
・最近は本当によく耳にするが、なかなか出来そうで出来ないことだと思う。子ども達は自然な形で活動に参加できて良かったと思う。(P-9)

・軽い気持ちでは出来ないことだと思う。(P-3)

●成果、自己満足への不安→活動参加へのためらい
・自分自身人に何か出来るか、自分の自己満足に過ぎないと思ってしまうのではないか、本当に喜ばれているのか、中にはかえって落ち込ませてしまってはいないか…など、色々と感じ考えることがあり、ボランティアというものへ一歩踏み出せない私である。(P-19)

●必要性/重要性を認識
・震災後、ボランティアの重要性は大切だと痛感している。(P-18)
・必要だと思う。(P-4)

・ボランティアが出来るということは、それだけ自分が豊かだと思える、感謝の気持ちが芽生えるといいと思う。(P-12)

Q.子どものボランティア活動参加への意識(ex.ビタミンI座の公演形式での高齢者とのふれ合い)

  • ビタミンI座の公演形式による子どものボランティア活動への参加、高齢者とのふれあいについては、全体的に「とても良いこと」として受け止められている。
    子どもにボランティア経験の機会を与えたい、と考えている保護者が多いことがわかる。
  • パフォーマンス披露(公演)を通じて、達成感・充実感と共に、高齢者との交流が実現できるかたちが、子どもにとっては、ボランティアとして構えのない、好ましい“自然な”かたちとして捉えられている。

子どものボランティア活動への参加について
子ども/高齢者の相互作用/相互扶助の関係体験は重要
・子どもたちにとっても、高齢者の方たちにとっても、良い刺激になっていると思う。(P-7)

・とてもいいことだと思う。今回の高齢者向けのデイサービスでの公演についても、きっと皆さん子ども達の楽しそうな一生懸命している活動を笑顔で迎えてくれたと思う。子どもの笑顔は人の心を温かく、和らげてくれる。そして活動した子ども達も、観て頂いた人々の笑顔を見て、同じ気持ちになっていると思う。(P-9)

・演じることで接することができ、お互いに力をもらい合い、引き出し合えると思う。このようなチャンスを与えられて良かったと思う。(P-10)

・とても良い方法であると思う。まだ小中学生に、相手を思い遣って手助けする一般的なボランティアは精神的にも身体的にも無理な部分が多い。子ども達が一生懸命さを行動で示し、相手の心を癒すことも、十分ボランティア活動の一環であると思う。また、子ども達が楽しんでいることを見ることは大人にとってもほのぼのとし、心が解放される感じになる。間接的にも心を豊かにしてもらえるとも思えるので、このような活動で参加できることは素晴らしいと思う。もっと活動回数を増やしてもいいかも知れない(P-20)

・とても素晴らしいことだと思う。自分達が味わう達成感に止まらず、観てもらって楽しんでもらうという、外に向かって出ていくことができ、そのことにより子ども達が満足感を得ることができる企画は、相互依存の素晴らしさを体験でき、子ども達の心も高齢者の方々の心も温かくできたと思う。今後、こんな形のボランティアが益々拡がるようにと思う。参加できて良かった。(P-25)

・普段お年寄りと接する機会があまりなく、子どもにとって大変良かったと思う。何かをしてその結果を発表することは学校生活で慣れているので抵抗なく出来ることだと思う。(P-18)

活動を通して精神面の育成、意識の獲得
・私が参加したくても出来ないが、子どもがとても優しい気持ちで他の人に接するのを見て、本人が望むならどんどん参加させたいと思う。(P-14)

・とても良いことだと思う。高齢者だけでなく障害を持たれた方などにもコミュニケーションを持ってほしいと思っている。(P-15)

・とても良いと思う。機会があれば、どんどん参加してほしいと思う。そして、もっともっと人を思いやれる心を育ててほしいと思う。(P-16)

・まだ一回だけなので何とも言えないが、何らかの形で日頃出来ないことに関わっていけるという点で続けることが大事だと思う。また、こういう活動に参加できる環境であることに、感謝できればと思う。(P-8)

ボランティア活動参加の望ましい形
・一人では出来ないことでも、仲間がいれば一緒に出来てしまうことがあると思う。自分の意志で自然な形で素敵な仲間とボランティア活動ができるということは、とても良いことだと思う。(P-5)

・ボランティアというか発表会というか、何かを身につけ、それを心から楽しんでその喜びを分け合うという経験は、とても良いことだと思う。何でも自分中心に物事を考えがちな現代の子供にとって、こういう形から参加するボランティア、こういう形のボランティアもあるのだということを身をもって学習するのも大切だと思った。(P-19)

他者のために何かするという経験は有意義
・すごくいいことだと思う。誰かを助けるとか喜ばすことは、子どもが大きくなっても必ず心に残っていると思う。(P-3)

・子ども自身にはボランティアという意識はないように思うが、見知らぬ方達のために動くということは、子ども本人にとっても、とても有意義なことだと思う。(P-11)

自己有能感/自己肯定感の獲得
・「自分たちにもできることがある」と感じて、学ぶことがとても多かったと思う。(P-4)

その他
・本当に求められる、必要なのは、閉じられた空間である特養や老人病院なのだろうが、互いに通じ合える場となれば、比較的元気な人の集まりであるデイサービスだと思う。あと、仮設から引っ越しされた市営住宅の集会室での公演や、震災のイベントに参加するのが良いと思う。(P-21)

・デイサービスは、普通、週1回同じ曜日に利用される方が多いが、仮設と違い地域に根ざしている度合いが少なく、健康度からいっても痴呆の方もおられるので、反応は鈍かったのではと思う。子どもが、仮設の方が「ほんわか」していると言う。でも、これから子どもも慣れると思う。宇治の松尾小学校?のように小学校にデイサービスが隣接し、お年寄りも子どもに普段接していたら“うけ”が違っていたかも知れない。
老人と子どもの融合は大切だと思う。(P-21)

・とても素晴らしいことだと思っている。(P-12)
・とても良いことだと思う。(P-13)

Q.子どもの心のケアとしてのビタミンIの活動への期待、不満

  • プログラム内容における子どものアイデア採用など主体性のさらなる尊重、身近なことも活動に加えるなど活動機会の拡大、リーダーの刷新や指導者の外部からの招聘、プログラムへの提案などが、現状の心のケアとしての活動への追加、改善ポイントとして、具体的に求められた。
  • 一方、現状への支持ポイントとしての今後への期待として、活動自体の継続・存続、現代の子どもに不足しがちなコミュニケーションの多様な展開、問題時のサポート的存在、子ども自身の社会貢献、成長、体験世界の広がりなどが挙げられている。

 

子どもの心のケアとしてのビタミンIの活動への期待/不満
子どもの主体性尊重の強化
 ・子どものしたい事も聞いて、取り上げてみてもいいのではないか。子ども達のアイデアも結構面白いものもあると思う。(P-12)

△・新風を巻き起こすリーダーの参加・刷新
 ・ワンポイント的に参加できる指導者を外部から招く
  (児童館のボランティアを養成しているのでその人達を誘う等、積極的に人を見つける)
 ・テーマ設定
  デモクラティックスクール・サドベリーバレー校などに学び、「ありのままをさらけ出す勇気」「今を生きる」「本当にやりたいことを見つける」「自分の心に耳を澄ます」ことを主題に置く
  ・プログラム内容の改善、効果的プログラムの採り入れ
  ・リーダー達の歩んだ人生を語る、悩みを子どもに相談して自分ならどう生きるか尋ねる
  ・幼い子どもでも性格においてバランスがとれていない面があり、そのことが人付き合いの悪さやストレスにつながるように思う。そこに自分で気付くようなプログラムであればいい。
  ・自己コントロールができる呼吸法、自律訓練法も取り入れたら面白いかも。(P-21)

活動機会/活動場所の拡大→子どもの意識・意欲の向上
 ・今回初めての参加で、はっきりしたことはわからないが、今後も継続されるなかで、回数を増やし、子どもへの意識・意欲をより高めることができたらと思う。
  また、パフォーマンス中心であるが、少し目線を変えて、目立たなくてもいいから、施設に出向き、単純作業でも良いから、仮設やデイサービスセンターのゴミ拾いや清掃など軽作業のお手伝いなどの活動を加えて、できるところからやってもいいと思う。(P-20)

・もっと色々な形でボランティア活動をさせてほしい。(P-4)

利用施設、食事内容等の改善
・宿泊所が大変寒かったらしく、風邪をひいて帰ってきた。予算の関係もあると思うが、贅沢な食事でなくても、冷たいパンとジュースというより、せめてインスタントでも温かいカップスープや味噌汁、おにぎり、温かいお茶でもいいので、季節を考慮して欲しい。(P-19)

今後の活動の継続・存続
・今後もこのような素晴らしい活動を続けていってほしいと思う。スタッフの方々がとても明るく親切に熱心にご指導下さったことを、とても感謝している。不足や不満はない。(P-25)

・今後一層の活躍を期待する。また、子ども達の心に入ってきてくれ、「あれしなさい、これしなさい」ではなく、「どうしたらいい?、どうしたい?」という問いに対しても、子どもも素直に答えられたと思う。(P-13)

・これまで本当にきめ細かく子どもたちをみてくれたと感謝している。あと1回で終了とのこと、とても残念。(P-11)

・お互いの行動が次々と人を刺激し合っていくことは、成長期である子ども達にとっては、本当に大切なこと。今後もこのような活動を続けられることを、強く希望する。(P-20)

・また参加させたいと思う。(P-3)

多様なコミュニケーション展開による子どもの心のケア
・子どもとコミュニケーションをとることは簡単なようで難しく、難しいようで簡単という気がする。十人十色とはよく言ったもので本当に様々な色がある。ただ、やはり今の子ども達の中に一様にコミュニケーションが激減していることは否めないように感じる。その中で、幅広くコミュニケーションの場が広げられているI座には子ども達の心の空白を埋めるかけ橋があると思う。スタッフの皆さんにとっても素晴らしい活躍場所と思い、大きな飛躍を信じている。(P-25)

子供に関する悩み、問題への手助けとなる存在を期待
・良いリーダーにめぐり合えていつも喜んで帰ってくる。子どもの心にとって、優しく受け止めてくれる人がたくさんいることが幸せなのだと思う。幸い、私どもの家庭では特に問題がなく過ごしているが、何かをきっかけに崩れていくことも多いと思う。そんな時手助けしてくれる方があることは力強い。(P-10)

家庭では得られない経験→体験世界の広がり(異年齢、年長者との交流体験)
・家では経験できないことを経験してほしい。家では長女で、お兄さんやお姉さんがいないので、ビタミンIの年長の方に甘えられるようなホットな関係が作れていれば、と希望する。既にそんな感じになっている気がしているが…。(P-15)

社会貢献、子ども自身の成長
・プログラムの参加を通じて、社会の中で何か役立つことがあり、子ども自身プラスになることがあり、大きく成長していってくれれば…という気持ちでいっぱい。(P-17)

・色々な人達との出会い、ふれ合いで優しさを育ててほしいと思う。年齢の違ったもの同志がパフォーマンスを練習し、キャンプに参加することで生活を共にするという経験、そして、一つのものを披露することで自分自身の自信につながり、子どもの心のケアで、とても満足している。(P-9)

・何事にも積極的になれてよい。(P-18)

・不満、不足など思ったことはない。リーダーの方々の子ども達に接する姿を何度か見ているが、とても真剣で、温かく包んでくれている。娘に心のケアが本当に必要な時期にビタミンI座に入れ、明るく素直に育ってくれ、とても感謝している。(P-9)

(c) 1999ビタミンIリーダー会 (デジタル化:神戸大学附属図書館)
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