KSKQ thinking your life : 自立生活センター神戸・Beすけっと機関誌・第12号 / 自立生活センター神戸・Beすけっと 発行 : 大阪 : 関西障害者定期刊行物協会, 1997.10.21. 請求番号 : 震災-7-z84,12p
9/20と21神戸地区ハッピーキャンプ行って来たで〜!
[写真あり 省略]
1997年6月22日、神戸市心身障害福祉センターにおいて、総会を開催いたしました。
正会員出席15名、委任状15名の出席により、正会員41名の2/3以上の出席がありましたので、総会が成立し、以下の議事について報告および提案をいたしました。
1,96年度事業報告
2,96年度決算報告
3,97年度事業計画
4,97年度予算案
96年度の事業報告として、介助派遣事業、チケット研究会、通信発送、小規模作業所復興支援事業実行委員会への参加、移送サービス、引っ越し、と山のように多くの事柄に取り組んでまいりました。
介助派遣事業では学園都市でのビラ配りにより、介助会員が増えたことや、その介助会員をコーディネートし、年度末で一ヶ月900時間以上の派遣ができたことを報告しました。
また、「チケット研究会」というものを組織し、それまで3時間の派遣で2枚のチケットを切るという方法を1時間に1枚切って、利用カードと合わせて使うことにより、介助者への介助料の支払いミスも少なくなりました。
また、通信発送やレクリェーションを企画することにより、会員間の交流がはかられ、新たに交流会を設定し、その場で出た悩みなどを具体的に話し合う場として新たに「ILピアカン創ろう会」と名前を変え、自立生活プログラム・ピアカウンセリングの事業化へ向けて動きだしました。
97年度の予定として10月より6ヵ月の期間を決めて自立生活プログラムを実施していくことになりました。
小規模作業所復興支援事業実行委員会への参加に関しては、それまであまり他の作業所とのつながりがなかったBeすけっとにとっては新しいつながりが作ることができてよかったと思います。
移送サービスについてですが、昨年は準備期間で、今回の総会でどういう事業か皆さまにお伝えするといったのですが、皆さまに十分な発表できずに済みませんでした。
このことを反省し、今年度の事業化を目指したいと思います。
最後に、新開地から長田に移ったと言うことです。
これは、新開地の事務所が震災により半壊指定を受け、兵庫県の復興基金という制度を使って行ないました。
新しい建物には自立生活体験室を作りましたので、「自立生活プログラム」と合わせて利用していきたいと考えています。
次に96年度決算報告ですが、主な収入として、正会員費24人分、介助会員費32人分、コーディネート手数料月平均907時間分の手数料、助成金、寄付金がありました。
ちなみに去年は700万円、今年は600万円の黒字でした。
次にこの収入に対しての支出の説明ですが、96年度の支出は年間900万円程でした。
それらのお金の使い道ですが、それまであった借入金の返済にあてたのが一つと大きいお金としては、引っ越しの伴う建設積立金や、もう一人職員を雇うための人件費積立金としたことにより、当期純剰余が701,695円となりました。
資産状況報告で、人件費積立金は3年ぐらいの見通しで、4年後は現状の支出では難しいという報告を受けました。
次に97年度事業計画ですが、ILプログラム・ピアカウンセリング部門では、96年度の組織した実行委員会を中心に、10月より
1,自分、社会を見つめる、
2,お金に関して、
3,介護者との関係について、
4,介護者との関係について
5,人間関係について、
6,自分、社会を見つめる
をテーマに、6回に分けてやっていこうと言うことになりました。
介助派遣部門は、順調に派遣時間を伸ばしているのですが、それに比例して、自己負担額の増加につながっています。
チケットの単価が10円上がりましたが、自己負担は正会員の負担になっています。
今年度は、介助コーディネートを行う時に、自己負担についても正会員と相談しながら介助派遣事業を進めていきたいと思います。
あと、全身性の制度が使えない人たちについては、実績を積んで市と交渉していきたいと考えています。
その他、現金負担の会員については、負担できる金額によって派遣時間が決まってくるので、その辺りを相談しながらコーディネートを行っていきたいと考えています。
移送サービスについては、今年度も引き続き準備を進めていきたいと考えています。
97年度予算案についてですが、今年度も昨年に引き続き、年間900万円規模の運営費がかかります。
収入として、正会員費25人分、介助会員費40人分、賛助会員費10人分月平均1000時間のコーディネート手数料を考えています。
職員2名分、アルバイト3名の人件費、職員の社会保険に加入にかかる支出、法定福利費の増額、退職金積立の予算化などにより、年間70万円の赤字になるという報告でした。
しかし、職員、アルバイトが増えることによってあらゆる面で伸びることが予想されるので、みんなでがんばろうと言うことになりました。
追加議案として会則の変更がありました。
第三条(所在地)と第七条(会費)の変更がありました。
変更点は
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皆さまお久しぶりです。
前回の報告からずいぶん時間が経ちましたがILP(自立生活プログラム)実行委員会の報告をいたしたいと思います。
実行委員会を9月10日と10月17日の二回に開き内容を検討しました。テーマについては、その後、議論を重ねてテーマに連続性をもたせようと言うことで、
1,自分と社会を見つめる
2,介助者との関係
3,介助者との関係
4,人間関係について
5,お金について
6,自分と社会を見つめる
と、いうような流れで講座を進めていくことになりました。
それぞれの内容も4回目まで実行委員からリーダーを選びそれぞれのリーダーの特色が出るような準備を行なっています。
4回目までのリーダーは下記の人の担当です。
| 1,自分と社会を見つめる 2,介助者との関係 3,介助者との関係 4,人間関係について 5,お金について 6,自分と社会を見つめる |
(リーダー:野橋順子) (リーダー:中尾悦子、石地かおる) (リーダー:中尾悦子、石地かおる) (リーダー:松本 誠) (リーダー:未定) (リーダー:未定) |
ベースボール・マガジン社より刊行の、障害者とサポーターのスポーツ&生活情報誌「ばりあふり〜」を紹介します。Beすけっとでも4月より定期購読しています。最近では、一般の雑誌においても、障害者関係の記事も企画や特集などでは珍しくはなくなりましたが、障害者の情報誌として定期的に発行されるものは少なく、このような雑誌が書店に並ぶのは、障害者に関する情報が一般の情報として、少しづつ認識され始めていることのあらわれだと思われます。取り寄せなどのわずらわしさがなく、街の書店で求めることができ、いろんな人の目に触れる機会も増えるので、この雑誌の発行をきっかけに、障害者の情報誌が一般誌として店頭に並ぶきっかけになればいいなと思います。
内容はタイトルからもおわかりのように、障害者のスポーツと生活に関する情報が満載で、障害を不自由としてとらえず、前向きに生活することを方針として編集されているようです。スポーツに関心を持たれている方は是非、手にとってご一読されることをおすすめします。個人的には、巻頭や真ん中あたりの「VIEW」というグラビアによる情報、「自立のいろは」「上を向いて笑おう」には必ず目を通しています。
原稿も募集されているようですので、皆さんも応募されてみてはいかがでしょうか?「FREE WORLD」という読者参加のページもあります。詳しくは本誌をご覧ください。毎月16日発行で、定価800円、現在まで10号発行されています。
<文責 松本>
[写真あり 省略]
第2回 「全障連・全国交流集会 97INとやま」に参加して
●澄みわたる北陸の空
8月23日、24の両日、全障連・全国交流集会に参加し、富山県富山市を訪れた。「全障連」とは「全国障害者解放運動連絡会議」の略称で、どんな団体かというと・・・、実はあまり知らない。20年以上の歴史を持ち、障害当事者による「反差別・解放」を闘う全国組織であろう。こんな簡単な紹介では抜け落ちてしまう、多くの大切なものがあるはずで、漠然とした親近感をもっていた私はそこらへんを自分なりに感じたくて、遠路はるばる神戸の仲間と共に出掛けたのだった。
実を言うと、富山市は数年前にスキーで訪れたことがある土地で、今度は夏の富山、北陸をのぞいてみたかった。スキーの際、地元の友人があちらこちら車で連れていってくれ、その時目撃した路面電車にぜひ乗ってみたいとの思いがあり、それは今回かなえられた。
23日はずいぶん遅く会場入りし、もう夜の交流会が始まっていた。神戸方面から先についていた仲間たちは、あるいは食い、飲みつぶれ、踊り、中には暴れだす奴もいて、トホホという感じだった。しかし、久しぶりに東京時代の上司であり、かつ私を神戸へと導いてくれた障害者Mさんとも再会をはたし、楽しい夕べだった。
交流会がはねた後、一旦宿舎(東本願寺の畳み敷きの部屋)に荷物を置き、一人だけ駅前のゴージャスなホテルに陣取っているBeすけっと代表・澤田隆司ルームに乱入。明け方まで話し、かつ酩酊し、あら目覚めればもう2日目の分科会が始まる時間。泡を食ってタクシーをひろう。運転手さんがいろんな話をしてくれた。
太平洋戦争敗戦の1週間ほど前に激しい空襲があり、富山の街は一面焼け野原になった。焼けのこったビルの数は片手で数えられるほど。(私が昨夜わたった橋の下を流れている)川は死体の山。すごい匂いだった。動員された運転手さんは死体の片付けに従事されたそうだ。
「そう思うと今の平和なこの町並みが幻のようにも思えます。」
ほんの50年ほど前の光景。話を聞いている私も目の前の光景と、50年以上前から残っている建物がだぶってしまい、どちらが幻かわからなくなる。混乱し、ただただ涙がこぼれる。
空は、神戸と違い透きとおっていた。空気を通過して穏やかな光が街に降り注いでいて、まばらな人影が日曜の朝を静かに歩いているのが見えた。
●タクシーの運転手さんの話に触発され、会場に足が向かず、数時間富山の街をさまよい、ようやく日が傾きかけた頃、分科会の会場に顔を出した。
私が参加したのは、「優生思想を問う・・・・・・『自己決定』の問題と課題」という分科会だった。脳死・臓器移植が立法化され、「いのち」をめぐって私たちのよくわからない所でどんどん状況が変化しているという印象を持っていた私は、何かしら状況をとらえる視点を獲得したいとの願いがあった。
会場は静かな熱気に包まれていた。醒めた炎。30数人の参加者の皆さんはそれぞれ自分の現場での取り組みを静かに、しかし確信をもって発表する。うわついた「熱狂」はかけらもない。優生思想(簡単に言えば、優れた生命だけを残そうという考え)との格闘の歴史の重さを感じさせ、背筋がびしっと一本はいる感覚。
途中参加の私は、いまひとつ話の流れが見えなかったのだが一つだけ印象に残った講師のお話。ドイツ・ナチスの障害者抹殺政策をめぐって。
「ナチズム(ナチスの考え方)とは、単なる人種差別、単なる戦争による問題解決、単なる国家主義ではない。それら3つの要素と『優生思想』が結びついて、はじめてナチズムとなる。最初の3つに反対をするの比較的容易に見える。私たち自らの『外側』に問題を設定できるから。しかし、『優生思想』は私たちひとり一人の『内側』にも眠っている感性・考え方である。
障害者は不幸だから生まれてこない方がいいという発想は、根が深い。
脳死・臓器移植をめぐって、さかんに『自己決定』という言葉が使われる。本人が納得してればいいのではないか、と。しかし、その場合、決定を下す主体=『自己』をこそ問わなければいけない。敵は国家とか、医者とかだけではなく、私たちの感性そのものを源としている」。
前回も少し触れた私にとっての障害者との関わりの原点である反原発運動・反優生思想について、とらえにくさを感じていた理由の一つが氷解した気がして、富山を後にした。
この原稿を仕上げてる10月中旬、脳死・臓器移植法が施行された。 (終)
[ちらし(みんなで静岡で話しあう会)あり 省略]
[お知らせあり 省略]
編集後記前号より発行が大幅に遅れましたことを、スタッフ一同お詫びいたします。ハッピーキャンプ、お披露目パーティーと立て続けに終えたばかりなのですが肩の荷を降ろすまもなく、11月からILPが始まります。また秋から年末にかけて、企画や行事が目白押しです。この季節、日が暮れるのが早くなるせいか、心まで淋しくなってしまいがちですよね。たまにはのんびりと秋の夜長を心行くまで楽しみたいものです。 (松本) ドえらい久しぶりの発行です。ホンマに申しわけないっス!なんか、あいさつが体育会系ッス!きのう、弟のアメリカン・フットボール・チーム(関西社会人一応3強、ニチイ・マイカルベアーズ)の試合を観戦して、その後さらに止せばいいのにTVで「日本シリーズ」を観戦してしまったので、体育会の言葉が感染したんですね。しょうもな。 |