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報知新聞

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明治5(1872)年6月「郵便報知新聞」として創刊された。初期には、大隈重信の改進党に近い政論紙として大きな影響力を持った。
その後一時低迷期を迎えるが、大隈から経営を委ねられた三木善八により27(1894)年12月に「報知新聞」と改題し、商業的報道紙として再発展した。明治末には単独紙としては最大部数の新聞となり、大正末期までその地位を保った。関東大震災に焼け残った後には、一時百万部を超えたともいわれる。販売店直営制など、販売面でも画期的な新聞であった。
なお、この時期にあっても歴代社長は改進党から憲政会、民政党と進む政党系列の幹部であって、これらの政党寄りの論調が紙面に現れることもあった。大正2(1913)年の憲政擁護運動では桂内閣支持に回って群衆の襲撃を受けている。
大正末期から大阪資本の「東京日日新聞」「東京朝日新聞」と激しい販売競争を繰り広げたが劣勢となり、昭和5(1930)年6月、経営権は講談社の野間清治に移った。しかし、往時の地位に復帰することはできず、その後曲折を経て16(1941)年8月読売の経営下に入り、17(1942)年8月から「読売新聞」に統合吸収された。現在は周知の通り、読売系列のスポーツ紙に紙名をとどめている。