神戸大学附属図書館 デジタルアーカイブ 【 新聞記事文庫 】

新聞記事文庫 新聞別一覧

やまと新聞

 全部で 119件 参考資料について

明治17(1884)年10月創刊の「警察新報」が19(1886)年10月に「やまと新聞」と改題された。当初は警察種などの社会記事などで庶民読者に歓迎され、「読売新聞」と並んでいわゆる「小新聞」の双璧であった。その後明治33(1900)年に経営が松下軍治に移った。松下は事業家・相場師として著名で、山形有朋・桂太郎の藩閥勢力と近かった。このため「やまと新聞」の論調も藩閥系に近かったが、新聞の性格としては三面記事を中心とする通俗紙の色彩が濃かった。
大正2(1913)年の憲政擁護運動では桂内閣を支持して群衆の襲撃対象となり、翌年のシーメンス事件では山本内閣倒閣運動の中心となった。
大正4(1915)年に松下が死去すると社運は衰退し、経営も紆余曲折を経た。昭和7年ごろから高畠素之などが入社し、国家社会主義の論陣をはる右翼思想新聞として存在を発揮した。昭和19(1944)年ごろ終刊。