復旧支援に感謝を申し上げます

大震災直後から、電話回線の不便な中、全国の多くの人学の方々から復旧へのご支援のお申し出をいただいた。当初、職員の安否確認などに奔走され、復旧作業の計画の着手までは手がまわらず、加えて余震の危険、交通網の寸断、ライフラインの遮断、寒さなどからも復旧作業の応援をお願いできる状態ではなく、お申し出を謝絶してきた。図書館機能がまったく失われ外部との連絡網も不自由となった。全国への連絡機能と本学利用者への図書館利用面でのバックアップについて地区連絡館を通じて、国立大学図書館協議会に協力をお願いをした。

国立大学図書館協議会から各国立大学附属図書館あて1月24日付けで協力依頼が発出された。その内容は、大震災による本学と神戸商船大学の被災状況とそれぞれ相互利用の受付が不可能となったこと、可能な範囲において今後の支援と被災地区の関係教官・学生等に対する便宜供与等の協力をお願いするという趣旨であった。全国的なネットワークによる図書館間協力体制がとられたのである。

さらに、本学から全国の国立大学に対し、被災し生活の場を失いやむなく帰郷または避難している学生のため、講義聴講と図書館の利用を含めた勉学上の便宜供与のお願いが重ねて依頼された。

これらに対し、ほとんどすべての国立本学で、きわめて迅速に特別措置の配慮をしていただいた。とくに図書館の利用と図書の貸出に関しては、自分の大学の学生と同様の扱いとして、ある大学では学長裁定で、またある大学では図書館利用規則の解釈などにより対応していただいた。本学学生が避難先の全国各地の大学図書館でたいへんお世話になったと聞く。これら特段のご配慮をいただいた関係の大学に対し心からお礼を申し上げます。

館内の復旧作業は職員により鋭意に進められてきたが、2月13日以降11の大学から延べ45名の図書館職員がお忙しい中を駆けつけて加わっていだたき、作業は5日後の18日に一挙に終えることができた。このほかに本学学生が、人文社会科学系図書館、自然科学系図書館ほか各図書館に、復旧のためにボランティアとして活動してくれた。これら復旧作業を応援してくださった方々に心からお礼を申し上げます。また、先に、支援をお申し出でくださった多くの方々のお気持ちに対し、心から感謝を申し上げます。

多くの大学図書館から、救援のためにたくさんの物資を送っていただいた。また、いくつかの大学の館長先生、図書館職員あるいは本学図書館OBの方々からお見舞いと励ましの手紙をいただいた。館員が色紙に寄せ書きをし励ましてくださった図書館もある。これらすべての方々に対し、全職員から、心から感謝を申し上げます。


図書館の復旧に来ていただいた方々(敬称略)

東京大学
平元健史、村上晋司、内島秀樹(2月16日)

金沢大学
村田勝俊(2月17日)

滋賀大学
天谷真彰、川嶋覚、辻信造、山脇龍浩(2月14日)細戸康治、関浩成、橋本仁司、太田仁(2月15日)

京都大学
西川慈子、小山隆義、林徳範、片山淳(2月13日)林茂栄、福原弘子(2月14日)古田哲廣、織田裕行(2月15日)

京都教育大学
佐々木佳継、對野正裕(2月13-14日)

京都工芸繊維大学
小川恭弘(2月14日)高橋安司(2月15日)尾崎俊弥(2月16日)

大阪教育大学
加藤登(2月13日)寒川登(2月14日)前川敦子(2月15日)高尾日出子(2月16日)

大阪外国語大学
岸本晴広、青山功、山田裕彦(2月13日)田上希夫、森垣啓土、佐藤光男(2月16日)

奈良教育大学
渡勝弥(2月17日)

奈良女子大学
浅野菊太郎(2月17日)

徳島大学
尾原忠雄、西村眞治(2月13-15日)