神戸大学附属図書館 デジタルアーカイブ 【 震災文庫 】

震災資料横断検索

神戸大学附属図書館 震災文庫と、 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 兵庫県立図書館が所蔵する震災関連資料が一度に検索できます。

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阪神・淡路大震災資料の共有化をめざして

佐々木和子 (神戸大学 地域連携推進室地域連携研究員)

1995年1月17日におこった阪神・淡路大震災では、直後から多くの記録・報告書などが作られ、同時にこれらを収集・保存する活動がはじまりました。被災地の市民たちや関係者の間に、ここでおこった出来事を個人のものにとどめず、社会的に共有すべきものとの意識が生まれてきたのです。次世代に、他の地域で暮らす人々にも、被災地での体験を生かしてもらいたいとの思いが、これらの活動を支えました。

被災地での「震災や復興に関する記録や資料類(以下、震災資料)」の収集・保存・公開は、ボランティア団体、図書館、行政関係機関などがおこないました。収集対象となったのは、図書類だけでなく、ビラやチラシ、ミニコミ、ボランティアの記録ノート類など震災の一次資料、いわば、整理したり、まとめる前の素材となる資料からでした。神戸大学附属図書館も、1995年4月から従来は取り扱わないビラやチラシ、ニュースレター類の収集にも努め、震災文庫として、10月から公開をはじめました。人と防災未来センター資料室の資料は、同年10月からはじめた兵庫県の調査事業を基礎にしています。人と防災未来センター開館後の2002年4月から公開を開始してきました。現在も、神戸大学震災文庫や人と防災未来センター資料室以外にも、人・街・ながた震災資料室、震災・まちのアーカイブなどそれぞれの機関が、震災資料を保管しています。このように被災地では、さまざまな機関が独自に震災資料の収集、公開をおこなっています。

このたび、神戸大学附属図書館震災文庫と阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター資料室のホームページから、所蔵資料の横断検索ができるようになりました。インターネットを通じて、神戸大学附属図書館震災文庫と人と防災未来センター資料室の資料が手を結んだのです。

横断検索というのは、自宅のパソコンなどから、震災文庫と人と防災未来センター資料室の資料を一括して検索することができるものです。今まで、震災文庫と人と防災未来センター資料室の資料を検索する場合、それぞれのホームページへアクセスし、逐一キーワードなどを入力するなどの手間が必要でしたが、このシステムにより、各ホームページで両方の資料を一度に検索することが可能になります。詳細なデータやその利用については、やはりそれぞれのホームページを検索する必要がありますが、どういった資料がどこにあるのかが、簡単に検索できるようになったのです。今回は、人と防災未来センター資料室の資料では、図書資料のみとなっていますが、今後その他の資料(写真、チラシ、メモなど)も対象としていく予定です。また、他の機関とも連携を深め、阪神・淡路大震災被災地共有の震災資料のデータベース構築をおこなっていきたいと考えています。
(2009年1月16日公開)

★2012年3月、兵庫県立図書館が加わり、3館の震災資料が検索可能となりました。(2012年3月15日公開)


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