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https://doi.org/10.24546/81000822
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81000822 (fulltext)
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81000822
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open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
中国残留孤児の「戦争被害」 : 置き去りにされた日本人の戦後処理被害
チュウゴク ザンリュウ コジ ノ センソウ ヒガイ オキザリ ニサレタ ニホンジン ノ センゴ ショリ ヒガイ
その他のタイトル
“The war damage” of Japanese children left behind in China after W.W. Ⅱ
著者
著者名
浅野, 慎一
Asano, Shinichi
著者名
[トン], 岩
Tong, Yan
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
2(1)
ページ
193-212
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2008-09
公開日
2008-12-04
抄録
本稿の課題は、兵庫県在住の44名の中国残留孤児への聞き取り調査を素材として、「戦争被害」について考察することにある。残留孤児の「戦争被害」とは、日本敗戦に伴う「満州国」での混乱、および敗戦後も「満州」の地に遺棄・放置されたことにより、深刻な生命の危機に陥り、また肉親と死別・離別して孤児になることを余儀なくされたことにある。これらの被害は、日本政府の国策・軍事戦略・「棄民」政策の産物である。同時にそれは、ソ連軍や連合軍(GHQ)、さらに戦後の東西冷戦、ポスト・コロニアルの世界社会構造によっても創出された。しかもその被害の大半は、日本敗戦以降、不適切な戦後処理・「棄民」政策によって生じたものであり、日本国民一般の「戦争被害」とは異質である。こうした特殊な「戦後処理被害」は、個々の個別事情・偶然性を越え、残留孤児に共通かつ固有なものだが、その内部には、敗戦時の居住地、およびわずかな年齢差によって、構造的な多様性がある。黒竜江省等の辺境の農村居住者ほど、また年少者ほど、その被害は深刻で生存率は低い。残留孤児の被害は、国家と国民、および戦前と前後の世界・日本社会の連続性と断絶性について、重要な問題を提起している。
カテゴリ
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
2巻
>
2巻1号(2008-09)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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関連情報
NAID
110006880716
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