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https://doi.org/10.24546/81005366
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81005366 (fulltext)
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840 KB
7
メタデータ
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メタデータID
81005366
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
第二次世界大戦中の女子学徒の工場労働の経験と戦後の職業指向への影響 : 三つの事例から
その他のタイトル
Factory Work Experience by High School Girls during World War II and its Influence on their Orientation toward Work in Post-War Years : through Experiences in Three Cases
著者
著者名
曽我, 邦子
Soga, Kuniko
ソガ, クニコ
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
7(1)
ページ
105-115
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2013-09
公開日
2013-11-27
抄録
他の先進諸国に比べて日本の女性の就業率は低く,離職率は極めて高い。これを女性の「働く(生産活動に従事する)」と「働かない」という二項対立の意識として受けとめ,その要因を国や企業社会の方策により生じた労働環境や伝統的性別役割分担意識に結び付けることは従来行われているが,エイジェントとしての女性の意識にも一因があると思われる。本稿では,その手掛かりを多くの日本女性が強制的に労働に参加させられた第二次世界大戦中の学徒動員制度下の労働体験に求め,それを探ることを目的とする。研究方法は,3人の元学徒からの工場労働体験と戦後の人生についての聞き取りを通して,その体験をどのように内面化し,生きる上で具現化したのかを探った。その際,アメリカで発表された同じ戦時下での女性の労働経験についての研究結果を参照した。その結果,精神的,経済的自立への力の取得を可能にしたアメリカ女性に較べて,日本女性は,言われるままに信じたことに対する反省から,自己決定と客観的情況の認識の重要さへの気付があったこと,また失われた学びの機会を取り戻すという願望を強い学習意欲に変えたことが明らかになった。戦後,この学習意欲が職業労働と教養の獲得・向上と言う二つの異なった方向に向けられたことが分かった。これら二つの方向への指向性は現代の女性にも影響をあたえていると思われる。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
7巻
>
7巻1号(2013-09)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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