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https://doi.org/10.24546/81008554
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81008554 (fulltext)
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1.02 MB
25
メタデータ
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メタデータID
81008554
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
明治後期における課外読み物観の形成過程 : 『太陽』における「小説」観に着目して
メイジ コウキ ニオケル カガイ ヨミモノカン ノ ケイセイ カテイ : タイヨウ ニオケル ショウセツカン ニ チャクモクシテ
その他のタイトル
The Formative Process of the Concept on Supplementary Reading in the Late Meiji Era : Focusing on the Concept of "Shosetsu" (Novel and Romance) in Magazine "Taiyo"
著者
著者名
目黒, 強
Meguro, Tsuyoshi
メグロ, ツヨシ
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
8(1)
ページ
21-31
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2014-09
公開日
2014-10-28
抄録
明治期の教育界を席巻した社会問題である学生風紀問題の下で,「小説」の読書が青少年に及ぼす悪影響が議論されていた。このことは青少年が「小説」を読むという課外読み物についての社会的合意が形成されていなかったことを示唆しているが,学生風紀問題を視野に入れた課外読み物に関する研究はほとんど見受けられない。そこで本稿では,明治後期を代表する総合雑誌である『太陽』(博文館)における課外読み物関連記事を取り上げ,当時の「小説」観(稗史小説観・近代小説観・有害図書観)に着目し検討を加えた。その結果,①近代小説が青少年に及ぼす影響を問題視する有害図書観が共通認識であったこと,②制度による課外読み物規制ではなく,文学趣味の修養による内的統制を志向していたこと,③修養主義的読書観の下で「少年」を対象とした児童文学観が形成されていたこと,の三点が明らかとなった。以上の知見から,『太陽』が「読書国民」として「少年」を包摂化する世論の形成を促し,文部省による課外読み物規制を下から支える役割を果たしていたことが示唆された。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
8巻
>
8巻1号(2014-09)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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