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https://doi.org/10.24546/81008914
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81008914 (fulltext)
pdf
1.58 MB
10
メタデータ
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メタデータID
81008914
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
The Chinese Cultural Revolution and Educational Stratification : Revolution in Education Revisited
著者
著者ID
A1137
研究者ID
1000040410568
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=55a1370c045a12fd520e17560c007669
著者名
Tanigawa, Shinichi
谷川, 真一
タニガワ, シンイチ
所属機関名
国際文化学研究科
収録物名
国際文化学研究 : 神戸大学大学院国際文化学研究科紀要
巻(号)
42
ページ
57-87
出版者
神戸大学大学院国際文化学研究科
刊行日
2014-08
公開日
2015-06-18
抄録
中国文化大革命(文革)の教育政策は、文化資本をもつ知識人家庭の子女の犠牲のもとに、労働者階級子女の教育機会を拡大しようとするものであった。本稿は、ライフヒストリー・データを基に、文革が各階層子女の教育達成にもたらしたインパクトを、ロジスティック回帰分析を用いて実証的に分析する。文革の教育政策は、文革以前に高校、大学への進学で優位に立っていた知識人家庭の子女の進学機会を奪う結果をもたらした。これは、学力試験の廃止やエリート教育機関の廃止などの措置によって達成された。しかし、知識人家庭の子女に代わって、文革期に限られた大学、高校への進学機会を得たのは労働者階級の子女よりもむしろ幹部子女であった。幹部子女はポスト毛沢東時代にも優位を保ち続けたことから、教育機会における幹部子女の特権は文革期に始まったことがうかがえる。幹部子女の優位が「後門」(裏口、コネ)によるものか、または出身階級重視の選抜基準によるものかは本小論では明らかにできなかったが、いずれにせよ、文革は幹部子女を政治エリートから政治資本と文化資本を兼ね備えた「新たなエリート」へと変容させるプロセスの初期段階とみなすことができる。
カテゴリ
国際文化学研究科
国際文化学研究 : 神戸大学大学院国際文化学研究科紀要
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42号(2014-08)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
English (英語)
ISSN
1340-5217
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