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https://doi.org/10.24546/81009232
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81009232 (fulltext)
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988 KB
10
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メタデータID
81009232
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
現代アフリカ国家の特質 : その歴史的・包括的理解に向けて (<特集>アフリカ・インドの研究最前線)
ゲンダイ アフリカ コッカ ノ トクシツ ソノ レキシテキ ホウカツテキ リカイ ニ ムケテ トクシュウ アフリカ インド ノ ケンキュウ サイゼンセン
その他のタイトル
Understanding the Contemporary Africa State: From Historical and Comprehensive Perspectives Special Issue Frontiers of Development Studies on Africa and India
著者
著者ID
A1249
研究者ID
1000030273808
著者名
高橋, 基樹
Takahashi, Motoki
タカハシ, モトキ
所属機関名
国際協力研究科
収録物名
国民経済雑誌
巻(号)
211(1)
ページ
1-38
出版者
神戸大学経済経営学会
刊行日
2015-01
公開日
2016-03-07
抄録
政治社会の大衆化と経済成長のなかで, 経済的資源の再分配が課題となっている今日のアフリカでは, その役割を担うべき国家の特質の理解が重要である。現代アフリカ国家は経済的資源配分における脆弱性, 寡占性, また多くの場合に民族的偏向性を特質としている。この 3 つの特質は互いに密接に関係しながら, 歴史の中で形成されてきた。植民地以前のアフリカ社会は, 偏差はありながら, 政治権力による経済的資源配分の強力な収奪は行われず, 民族も現在のように大規模に結束したものではなかった。植民地体制が寡占的な開発投資を行う中, 脆弱性は放置された。他方で民族は固定化されるとともに, その内部に垂直的な不平等が持ち込まれ, また, 民族間に水平的不平等が生じた。 内部に公共空間を持ち, アイデンティティを強化するようになった 「先進」 民族の発展に対応して,「後進」的な集団の民族としての発展が促された。独立後には, アフリカ人自身が政治エリートとなって, 民主的統制の欠如の下, 寡占的資源配分を引き継ぐとともに, 民族内の資源配分が重視され, そのことが民族間の対立を助長し, 民族的偏向性がさらに深刻化することとなった。ただ, 一部の国では寡占性の抑制, 公平な資源配分の試み, また民族内の公共空間の抑圧によって, 民族的偏向性の発現が抑止された。
キーワード
国家の脆弱性
資源の寡占性
民族的偏向性
大衆化
経済開発
カテゴリ
国際協力研究科
国民経済雑誌
>
211巻
>
211巻1号(2015-01)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
0387-3129
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NCID
AN00090962
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関連情報
NAID
110009875164
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