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https://doi.org/10.24546/81010020
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81010020 (fulltext)
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1.31 MB
25
メタデータ
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メタデータID
81010020
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
マルクスの学位論文における認識論
その他のタイトル
The Epistemology of Marx's Doctoral Dissertation
著者
著者名
加戸, 友佳子
Kado, Yukako
カド, ユカコ
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
11(1)
ページ
37-46
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2017-09-30
公開日
2018-01-12
抄録
本稿では, カール・マルクスの学位論文から, 自然と社会を統一的に捉える認識論の可能性を考察した. 従来 「未熟なマルクス」 として, 『資本論』 をゴールとするマルクスの思想形成史上の文脈に置かれることが多かった学位論文を, A.自然観, B. 自由意志と偶然性, C. 認識論の転換, の3つの論点から取り上げた. 自然観については, 人間を排除する自然観への批判と, 認識主体と自然との関係を直接的かつ動的なものとして捉える考え方が見出された. 自由意志と偶然性については,世界の起源や自己意識の根源を偶然性とする唯物論の見方と, それが示唆するのが目的論の相対化であることを考察した. 認識論の転換については, マルクスの特徴的な視点が, 哲学者自身の意図しないような哲学知の変化を捉えることを可能にしていることを示した. 学位論文から読み取れた考え方は, 実証主義的で, 必然的決定論で説明され, 変化しないことが前提とされる自然観・科学観への批判となりえ, 自然と社会の関係を考える際の認識枠組みの示唆になるものと思われる.
カテゴリ
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
11巻
>
11巻1号(2017-09-30)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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