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https://doi.org/10.24546/81010131
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81010131 (fulltext)
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6.28 MB
187
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メタデータID
81010131
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
中国語話者の日本語形容詞コロケーションの誤用の実態と原因 : イメージ・スキーマの観点から
その他のタイトル
The Study of the Collocation Errors Committed by Chinese Learners of Japanese and Their Causes : Perspectives on Image Schema
著者
著者名
李, 文鑫
収録物名
Learner Corpus Studies in Asia and the World
巻(号)
3
ページ
263-276
出版者
神戸大学国際コミュニケーションセンター
刊行日
2018-03-12
公開日
2018-03-16
抄録(自由利用可)
本研究では中国語話者の日本語形容詞コロケーションの誤用の実態と原因を探るために,大型学習者コーパスの中で学習者の自然産出文を対象に,形態素分析の手法を用いて分析を行った。その結果,学習者は母語話者の自然産出のデータと同じ傾向を示し,形容詞「強い」「深い」「高い」「大きい」の産出量は他の形容詞より多いことがわかった。さらに,炉:検定の結果により,中国語を母語とする日本語学習者が産出している形容詞「深い」「小さい」の頻度は,日本語母語話者や,韓国語,英語を母語とする学習者と比べて多く,実質的な差が見られた。また,日本語母語話者の修正データに関しては,共起によりコロケーションの誤用(*能力が強い→高い)が見られる。すなわち,「深い」の誤用の68%は「強い」に修正され,「小さい」の誤用の81%は「小さな」に修正されている。そして,「深い」「強い」と思考,感情を表す名詞との共起関係を調べたところ,日本語では「強い」の使用が好まれるのに対して,中国語では“深”の使用が好まれるということが明らかになった。それはく思考><感情>メタファーに関して,日本語では,<力>スキーマによって動機づけられているが,中国語では,<容器>スキーマによって動機付けられていることが原因と考えられる。学習者の誤用は母語の直訳と非直訳の両方に現れ,誤用の原因は日中両言語のイメージ・スキーマのズレによることが明らかになった。
カテゴリ
Learner Corpus Studies in Asia and the World
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3号(2018-03-12)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
2187-6746
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URI
http://www.solac.kobe-u.ac.jp/
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