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https://doi.org/10.24546/81010291
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81010291 (fulltext)
pdf
1.31 MB
49
メタデータ
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メタデータID
81010291
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
伝統音楽における学びのプロセス : イランを事例に
デントウ オンガク ニオケル マナビ ノ プロセス : イラン オ ジレイ ニ
その他のタイトル
Learning Process in Traditional Music : In case of Iran
著者
著者ID
A0575
研究者ID
1000020449622
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/profile/ja.1b2670d3c20e13d0520e17560c007669.html
著者名
谷, 正人
Tani, Masato
タニ, マサト
所属機関名
人間発達環境学研究科
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
11(2)
ページ
75-79
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2018-03-30
公開日
2018-05-18
抄録
本論はイラン伝統音楽を事例として、 その特徴である即興演奏を学習者がいかに理解してゆくのかを考察する中から、その学習プロセスの特質を浮き彫りにするものである。 イラン音楽の伝統的な学習の場ではまず、 数百ある旋律型群が口頭伝承されるが、 即興演奏の体得には、 個々の旋律型の特徴を所与のものとして捉えるのではなく、 他の旋律型と関係性からそのように形作られるという認識が必要である。 従来の徒弟制的な環境においてはこの点について触れられることは一切なかったが、 逆にそうした 「謎」 によって弟子たちは実社会の実践に対して注意深い観察眼を注ぎ、 旋律型同士の関係性に対する気付きを得、 また師匠の音楽家としての振舞いを観察する中から即興演奏を体得していった。 一方20世紀前半より順次導入された、楽譜や教則本の使用などによる 「近代的」 な教授法は、 そこでの学びの内容を技術や既成曲の習得など予め具体化・項目化できるもの (教えられるもの) へと限定させ、 結果学習者にとっては目の前に楽譜としてある素材をこなすことが主要な関心事となり、 即興演奏など実際の社会での使われ方についての探求 (状況依存的学び) は学習の前面からは失われる方向へと作用した。 こうした点から本論では、 学習プロセスに適度に 「謎」 を残しておくことこそが、 より深い学びを発動させる契機に成りうることを主張したい。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
11巻
>
11巻2号(2018-03-30)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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