神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
入力補助
English
カテゴリ
学内刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
https://hdl.handle.net/20.500.14094/90008164
このアイテムのアクセス数:
127
件
(
2024-03-29
04:23 集計
)
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
90008164 (fulltext)
pdf
8.91 MB
73
メタデータ
ファイル出力
メタデータID
90008164
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
台湾における日本統治時代の神社の再建に関する一研究 : キーパーソンの働きから見る鹿野村社の再建前夜
その他のタイトル
A Case Study of Rebuilding of Shrine built in Taiwan Under Japanese Rule: A Focus on the Central Figure of the night before rebuilding of Shikano [Luye] Shrine
著者
著者名
野口, 英佑
Noguchi, Eisuke
収録物名
次世代人文社会研究
巻(号)
17
ページ
241-263
出版者
日韓次世代学術フォーラム
刊行日
2021-03-31
公開日
2021-04-21
抄録
2015年、台東県鹿野郷龍田村で日本統治時代の神社で戦後まもなく破壊された鹿野村社が再建された。親日的なイメージが先行する台湾において日本統治時代の神社が再建されたと聞いて、日本人が連想することは2つあるように思われる。1つ目は戦前に日本語で教育を受けた、いわゆる「日本語世代」の人々の存在である。しばしば日本統治時代の記憶を懐かしそうに日本語で語る彼らの思いが結集して神社が再建されたのではないかと推測する人々は少なくないだろう。2つ目は「反中・親日」の民主進歩党政権の存在である。親日的な民主進歩党政権下で神社が再建されても驚く人は少ないかもしれない。しかし、鹿野村社は、「日本語世代」やその子孫がほとんどおらず、馬英九中国国民党政権下で、なおかつ伝統的に中国国民党の勢力が強く、親日度も比較的低い地域において再建されたのである。したがって、本研究では、関係者に対する聞き取り調査と各行政機関が管理している档案を中心にその再建過程に迫ることで、「その時期にその場所で起きるはずがなかった」鹿野村社の再建が実現へと向かう経緯を明らかにしようと試みた。そして、調査の結果、2015年の再建を含めて過去に少なくとも3回、鹿野村社の再建が検討されていたことが明らかになった。本稿は、再建が実現することになった2011年頃から始まった3回目の検討について、主導者である地方の政府機関のトップの人物に注目して考察を行った結果、彼自身の個人的記憶に基づく強い意欲と長年行政に携わってきた経験と人脈をもとに、鹿野村社の再建計画を牽引していったことが明らかとなった。
キーワード
日本統治時代の台湾
鹿野村社
神社再建
台湾東部
日本人移民村
Taiwan under Japanese rule
Shikano [Luye] Shrine
Rebuilding of Shrine
Eastern Taiwan
Japanese Immigrant Village
カテゴリ
学術雑誌論文
詳細を表示
資源タイプ
journal article
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1738-6470
OPACで所蔵を検索
CiNiiで学外所蔵を検索
NCID
AA12023927
OPACで所蔵を検索
CiNiiで表示
ホームへ戻る