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https://doi.org/10.24546/00056223
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00056223 (fulltext)
pdf
985 KB
19
メタデータ
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メタデータID
00056223
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
人材育成と競争の制御 : 京都花街と神戸スウィーツの事例
ジンザイ イクセイ ト キョウソウ ノ セイギョ キョウト ハナマチ ト コウベ スウィーツ ノ ジレイ
その他のタイトル
Human Resource Development and Control of Competition : The Case of Embedded Industry
著者
著者名
西尾, 久美子
Nishio, Kimiko
ニシオ, クミコ
所属機関名
京都女子大学現代社会学部
著者名
森元, 伸枝
Morimoto, Nobue
モリモト, ノブエ
所属機関名
神戸大学大学院経営学研究科
収録物名
国民経済雑誌
巻(号)
197(4)
ページ
85-102
出版者
神戸大学経済経営学会
刊行日
2008-04
公開日
2013-04-01
抄録
人材開発,人材育成を行う主体は,企業の側だけでなく,個人の側が,仕事上必要な技能の向上を主体的に図る,専門職としてスキルを磨き場合によっては転職することも視野にいれた技能形成を図るといったことに注目が集まっている。働く個人の主体的な取り組みにより技能が育成されることは,技術者・技能者の人材育成を進め,事業の活性化につながる。しかし,組織外に転出する可能性の高い人材を育成することは,技術の強みの外部への流出など競争の激化につながり,組織にとってはメリットばかりがあるわけではない。本稿では,長期的に継続し活力を有している京都花街と神戸洋菓子の2事例を取り上げ,人材育成とその結果生じる事業者間の競争がどのように制御されているかについて明らかにする。中小企業者が集積する地域産業において,新人に技能を育成することは,技能の習熟後に開業するだろうライバルを育てることである。育成する事業者にとっては競争が激化するデメリットがあるが,一方で新しい事業者が産業に参入し競争することは地域産業にイノベーションを起こし,環境変化に適合するダイナミズムを生み出すことにもなる。しかし,過度の競争は,地域に集積する多くの事業者の体力までも奪い地域産業の衰退につながることもある。本稿で取り上げた二つの事例から,地域産業において技能の後継者や産業の新しい担い手として育成された人の独立を認めつつ,事業者間の過度の競争を制御し,地域産業の裾野の広げることにつながる不文律が,地域で共有される文化として醸成されていることが見出された。
キーワード
地域産業の人材育成
競争の制御
不文律
ルールを守る文化の醸成
カテゴリ
経営学研究科
国民経済雑誌
>
197巻
>
197巻4号(2008-04)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
0387-3129
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NCID
AN00090962
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関連情報
NAID
110006622368
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