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https://doi.org/10.24546/00519047
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00519047 (fulltext)
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1
メタデータ
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メタデータID
00519047
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
The Preparation and Use of Self-Access English CALL Courses for Junior High School Students
自習用中学校英語CALL教材の作成とその活用
ジシュウヨウ チュウガッコウ エイゴ CALL キョウザイ ノ サクセイ ト ソノ カツヨウ
著者
著者名
中村, 浩巳
Nakamura, Hiromi
ナカムラ, ヒロミ
著者名
沖原, 勝昭
Okihara, Katsuaki
オキハラ, カツアキ
収録物名
神戸大学国際コミュニケーションセンター論集
巻(号)
3
ページ
37-48
出版者
神戸大学国際コミュニケーションセンター
刊行日
2006
公開日
2007-04-20
抄録
いじめ、校内暴力、学力の二極化など、昨今の教育現場にはさまざまな問題があり、教師は、そういった問題対処と並行して、 力を保証していかなくてはならない。特に、学力の二極化に関しては、2003年に実施されたTIMSSやPISAの調査結果からも明らかなように、解決すべき緊急の課題である。家庭の経済格差による教育格差がこの現象に大きな影響を及ぼしているとも言われるが、生徒自身が英語を学ぶ意義を見出せていないことが最大の要因である。1999年改訂された『中学校新学習指導要領―外国語―』では、「実践的コミュニケーション能力の育成」が強調されている。しかし、週3時間、年間105時間という限られた外国語の授業時数の中で、学習の遅れた生徒への支援を行い、学力の二極化を是正し、さらには、高校入試の準備と並行して、この目標を達成することは極めて困難である。以上のような問題点を克服するひとつの試みとして、本研究では、教師の代役となり、学習の場を提供することのできるコンピュータに注目し、学習の遅れた生徒に基礎・基本を定着させることを目的として、これまでのプリント教材とCALL(Computer Assisted Language Learning)教材とを比較した実験を行った。目標文法を不定詞に設定し、5日間の学習の後、事後テストを、さらに、事後テストから5日後に保持テストを、それぞれ実施した。また、プリント教材、CALL教材を用いた場合の学習意欲の違いや、それらの教材に対する感想を引き出すために、アンケートを行った。分散分析の結果、事後テスト、保持テストの両方において、2つの教材が学習成果に及ぼす影響に統計的な差は見られなかった。しかしながら、学習時間に関しては、瞬時にfeedbackを受けることのできるCALL教材を用いた学習の方が、学習が深まり、長時間学習するという結果が得られた。学習意欲に関しては、コンピュータを触るのが好きだから英語が楽しく勉強できた、何が間違ったか説明がついていたので分かりやすかった、などプラスの反応が見られた一方、入力した答えが合っていたのに単語と単語の間にスペースを余分に入れて不正解になった、答えがわからない時はそのまま学習を諦めたなど、マイナスのコメントも述べられていた。全体的に、この新しい教材に対して好印象を抱いている生徒が多く見られ、学習意欲の高まりもアンケート結果で確認できた。アンケートにおいて「その教材を使って家庭でも学習しようと思いますか。」という質問に対して、CALLを使って学習した生徒は、プリントを使った生徒よりも引き続き学習しようとする意欲が高く、統計的有意差が見られた。アンケート結果から、このCALL教材が、生徒の家庭学習の時間の確保や、英語嫌いな学習者が英語に目を向けるきっかけ作りとなって、学習意欲の向上に貢献していることがわかった。
カテゴリ
神戸大学国際コミュニケーションセンター論集
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3号(2006)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
English (英語)
NCID
AA12182319
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関連情報
NAID
110006220012
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