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https://doi.org/10.24546/81000809
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81000809 (fulltext)
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メタデータID
81000809
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
兵庫県教育会による「皇軍慰問支那満鮮旅行」に関する研究
ヒョウゴケン キョウイクカイ ニヨル コウグン イモン シナ マンセン リョコウ ニカンスル ケンキュウ
その他のタイトル
A Study on the Trips to China, Manchuria and Korea for Encouragement Japanese Soldiers, taken by Hyogo Educational Association
著者
著者名
宋, 安寧
Song, Anning
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
2(1)
ページ
67-79
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2008-09
公開日
2008-12-04
抄録
本論文は、1938(昭和13)年から1940(昭和15)年における兵庫県教育会が実施した「皇軍慰問支那満鮮旅行」の実態を明らかにするとともに、その旅行の成果と限界を考察することを課題としている。「皇軍慰問支那満鮮旅行」は、軍や文部省から制限を受けていたが、兵庫県教育会は準備段階において、すべて軍の要求にしたがって行ったため、「皇軍慰問支那満鮮旅行」を実現することができた。「皇軍慰問支那満鮮旅行」の目的は、慰問を行うとともに「興亜教育」のため、中国大陸を認識することであった。1938(昭和13)年と1939(昭和14)年の慰問先をみると、日中戦争の戦地であった「北支中支」が中心であったが、戦争の激化にともない、軍の要求にしたがって満洲駐屯軍慰問へと変更された。「皇軍慰問支那満鮮旅行」は、銃後と前線をつなぐ媒介的な役割を果たしたが、その一方で商品化された慰問袋や、印刷あるいは決まり文句ばかりの慰問文が兵士たちに届けられ、旅行記に記録されたような慰問効果を十分に果たすことができたとは言えない。また教員たちが慰問旅行をとおして、軍は子どもたちの慰問文の中に中国人を憎む記述が多いことを、宣撫工作の支障になるとして憂慮していた情報を日本に持ち帰り、慰問文の改善を訴えたが、それはあくまで軍の宣撫工作の一環という限界を持っていた。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
2巻
>
2巻1号(2008-09)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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関連情報
NAID
110006880702
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