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https://doi.org/10.24546/81001014
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81001014 (fulltext)
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3
メタデータ
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メタデータID
81001014
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
On the mechanism of the genesis of representation in L. S. Vygotsky's psychological theory
著者
著者名
Nakamura, Kazuo
中村, 和夫
ナカムラ, カズオ
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
2(2)
ページ
33-38
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2009-03
公開日
2009-05-11
抄録
表象によって、人間は現実世界から離れ、現実とは独立した精神的世界を手に入れることができる。人間を他の動物と最も本質的に区別するものが精神世界であるならば、表象の発生の問題は、子どもの発達心理学において最重要な課題である。本論文では、ヴィゴーツキーの発達理論において、表象発生のメカニズムがどのように考えられているのかについて考察をする。表象発生のメカニズムについて、ヴィゴーツキー自身は明示的な回答を与えているわけではない。しかし、子どもの発達について述べられたヴィゴーツキーの論述を分析していくと、そこに、表象発生のメカニズムに関するヴィゴーツキーの考えが垣間見えてくる。本論文では、特に、モノグラフ『児童(発達)心理学の諸問題』の中の乳児期の記述を分析している。その分析からは、ヴィゴーツキーが表象発生の基本原因を、乳児と大人の間に成立する「本源的われわれ(Ur-wir)」意識に見ているのではないか、ということが明らかにされた。乳児と大人のこの心理的一体性を媒介にして初めて、乳児は離れたところにある対象を、その距離を克服して、自分に関与させることができるようになるからである。乳児と大人の社会的な関係に表象発生の契機を見るこのような考え方は、ワロンに近く、感覚運動的行為の内面化から表象の発生を捉えるピアジェとは異なっている。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
2巻
>
2巻2号(2009-03)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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関連情報
NAID
110007041611
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