神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
入力補助
English
カテゴリ
学内刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
https://doi.org/10.24546/81001244
このアイテムのアクセス数:
35
件
(
2024-04-20
18:32 集計
)
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
81001244 (fulltext)
pdf
1.15 MB
23
メタデータ
ファイル出力
メタデータID
81001244
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
ローデンバック『死都ブリュージュ』における民族性の問題
ローデンバック シト ブリュージュ ニオケル ミンゾクセイ ノ モンダイ
その他のタイトル
Le caractere ethnique dans Bruges-la-Morte de Georges Rodenbach
著者
著者名
岩本, 和子
Iwamoto, Kazuko
イワモト, カズコ
所属機関名
神戸大学国際文化学部
収録物名
国際文化学研究 : 神戸大学国際文化学部紀要
巻(号)
17
ページ
1*-32*
出版者
神戸大学国際文化学部
刊行日
2002-03
公開日
2009-09-25
抄録
ローデンバックの「死都ブリュージュ』は、世紀末象徴主義芸術の小説ジャンルにおける稀な成功作とも位置づけられる。しかし北国フランドル地方の古都の陰諺なイメージを余りにもステレオタイプ化し単純な「異国趣味」に堕してしまった一面も持っている。筋だても一見、三面記事的なありふれたものである。主人公は死んだ妻の面影を追い求め、妻と瓜二つの女優に恋し、やがて幻滅と嫉妬に責めさいなまれてこの女優を絞め殺すというものである。しかるに、なぜこの陳腐な物語がフランスの読者に受け入れられたのか。また対照的に、同国のベルギー人には読まれなかったのか。ここには作家の民族的アイデンティティの問題と、テクストの送り手の問題が関係していると思われる。19世紀を通じてフランス語によるベルギー文学が自らの独自性の確立を目指して闘い続けてきた、到達点の一つの形をこのテクストに見ることもできるのではないか。象徴主義文学の枠内で様々に論じられてきた『死都ブリュージュ」にっいて、本稿ではとくに民族性の問題に視点をおいて改めて検討したいと思う。
カテゴリ
国際文化学研究 : 神戸大学大学院国際文化学研究科紀要
>
17号(2002-03)
紀要論文
詳細を表示
資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1340-5217
OPACで所蔵を検索
CiNiiで学外所蔵を検索
NCID
AN10436600
OPACで所蔵を検索
CiNiiで表示
関連情報
NAID
110000938839
CiNiiで表示
ホームへ戻る