神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
入力補助
English
カテゴリ
学内刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
https://doi.org/10.24546/81002105
このアイテムのアクセス数:
13
件
(
2024-04-26
04:33 集計
)
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
81002105 (fulltext)
pdf
844 KB
30
メタデータ
ファイル出力
メタデータID
81002105
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
祖国と越境 : 中国残留日本人孤児の永住帰国
ソコク ト エッキョウ チュウゴク ザンリュウ ニホンジン コジ ノ エイジュウ キコク
その他のタイトル
The Motherland and Cross-Border Migration : The Parmanent Returning of Japanese left behind in China after W.W.Ⅱ.
著者
著者名
[トン], 岩
Tong, Yan
トン, ヤン
所属機関名
龍谷大学
著者名
浅野, 慎一
Asano, Shinichi
アサノ, シンイチ
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
3(2)
ページ
135-154
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2010-03
公開日
2010-05-26
抄録
本稿の課題は、中国残留日本人孤児の永住帰国に焦点を当て、その歴史・社会的意義を考察することにある。残留孤児の永住帰国時期、およびその遅延の最大の規定要因は、日本政府の受け入れ政策にあった。またそうした日本政府の消極的姿勢の背後には、ポスト・コロニアルの世界社会構造、および国家と社会の分離や私的所有を前提とする近代社会の構造が横たわっていた。さらに一見、残留孤児の帰国の促進要因とみなされがちな血統主義的ナショナリズムも、実は残留孤児の日本人としての認定・帰国を遅延させる要因となっていた。戸籍・肉親の確認に固執する日本政府の血統主義的ナショナリズムは、一方で残留孤児の国籍認定・帰国許可を極端に狭く制限し、他方で残留孤児問題を私事に封じ込め、国家責任を回避するための政治的梃子であった。残留孤児の国籍変更は、諸個人の選択というより、国家間システムによる一方的な決定である。しかもそれは、残留孤児が戦争・植民地政策が生み出した特殊な日本人であるという事実を、日中両政府が条理として認めていたことを物語る。そして残留孤児の永住帰国の動機は、血統主義的ナショナリズムや戦後処理の枠組みを超えて、人間の普遍的な「生命=生活」の発展的再生産、およびポスト・コロニアルの世界社会における越境にあった。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
3巻
>
3巻2号(2010-03)
紀要論文
詳細を表示
資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
OPACで所蔵を検索
CiNiiで学外所蔵を検索
eISSN
1882-5753
OPACで所蔵を検索
CiNiiで学外所蔵を検索
NCID
AA12316357
OPACで所蔵を検索
CiNiiで表示
関連情報
NAID
110007530100
CiNiiで表示
ホームへ戻る