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https://doi.org/10.24546/81002987
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81002987 (fulltext)
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7.14 MB
89
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メタデータID
81002987
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
スクリャービンのピアノソナタ第5番の調解釈に関する論考 : 和声的推移と暗示的調性を手掛かりとして
その他のタイトル
Tonality on Scriabin's 5th Sonata for Piano and its Interpretations With Reference to the Harmonic Progression and the Implicit Tonality
著者
著者名
田村, 文生
Tamura, Fumio
タムラ, フミオ
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
4(2)
ページ
95-105
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2011-03
公開日
2011-06-07
抄録
本稿は、アレクサンドル・スクリャービンのピアノソナタ第5番の、先行研究における異なった調解釈を検討し、形式の把握のための一方法として例示すことを目的としている。19 世紀後半以降、仄めかされながら確定されない調の扱いは、旋律や動機の展開処理等と同様、或いはそれ以上に、作曲技法の一側面としての重要性を増した。そして、スクリャービンの中期の作品群にその一つの極点を認めることができる。James Baker による論考で提示された調構造のモデルが、世紀転換期に曖昧となった調性を前提としている以上、結果としての多少の曖昧さを有していることは当然と言えるが、本稿では、彼の調解釈を再検討しつつ、解釈の一つの基準となる終結和音の特質に関してRichard Taruskinが指摘したことに依拠しながら、Nicholas CookによるBakerとは異なった調解釈もまた可能であることを、和声的推移と調形式との関連によって示した。そこでは、トニックからサブドミナントへの引き寄せとする Bakerの見解の一方、拡大されたドミナントからトニックへの解決という引き寄せも認められた。しかしトニック自体の曖昧さを考慮すると、それもまた、暗示されたものに過ぎず、以後の調的確定が困難である作品群へ至る過程の一つであることが推察できた。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
4巻
>
4巻2号(2011-03)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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関連情報
NAID
110008436622
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