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https://doi.org/10.24546/81003444
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81003444 (fulltext)
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1.08 MB
11
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81003444
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
現代中国農村における出稼ぎ農民留守家族の生活実態と意識変化 : 山東省鄆城県南趙楼郷の事例を中心に
その他のタイトル
The life actual situations and the consciousness changes of the families of the farmers working away from home in a farm village in contemporary China
著者
著者名
江, 秋鳳
Qiufeng, Jiang
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
5(1)
ページ
107-121
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2011-09
公開日
2011-11-01
抄録
農村からの出稼ぎ流出者の増加に伴い、留守家族や農村社会はいかなる変貌を遂げ、そこにどんな問題が生起しているのか。本稿は、山東省鄆城県南趙楼郷での実態調査に基づき、こうした課題にアプローチする。そこで明らかになったことは以下の通りである。①留守家族の生業である農業生産に、深刻な問題が山積している。②生活費・教育費・医療費などを、出稼ぎの送金に依存せざるをえない。③夫の出稼ぎに伴い、子供の世話、老親の扶養、農業生産、安全確保等の観点から、出稼ぎ者の父母と妻の共働や同居化が進行している。④しかし、こうした家族形態の変化や妻の決定権の強化、男尊女卑意識の希薄化を、女性の自立、または自立と共働の同時進行というポジティブな文脈だけで捉えることには無理がある。⑤総じて現代中国の農村社会においては、脱封建・脱旧社会という意味での近代化ではなく、自給自足的農業生産に基づく安定した生活が崩壊し、市場経済の渦中での貧困化と不安定化・孤立化が進む中で、苦渋と不安に満ちた近代化が、個々人に選択の余地なく押し付けられつつあるといえよう。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
5巻
>
5巻1号(2011-09)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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関連情報
NAID
110008677113
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