神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
入力補助
English
カテゴリ
学内刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
https://doi.org/10.24546/81004277
このアイテムのアクセス数:
91
件
(
2024-04-20
03:14 集計
)
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
81004277 (fulltext)
pdf
930 KB
159
メタデータ
ファイル出力
メタデータID
81004277
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
ミネルヴァの梟たち : 夜間中学生の生活と人間発達
その他のタイトル
The Owls of Minerva: The Students of Junior High Night Schools
著者
著者名
浅野, 慎一
Asano, Sinichi
アサノ, シンイチ
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
6(1)
ページ
125-145
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2012-09
公開日
2012-10-22
抄録
本稿の課題は,夜間中学生の生活と意識の実態をふまえ,その歴史-社会的意義を考察することにある。主な素材は,2011年7~10月に実施したアンケート調査で,全国の夜間中学生・1150名から回答を得た。現代の夜間中学生の最大の特徴は国家・民族を越境したトランス・ナショナリティにあり,彼・彼女らはポスト・コロニアルの現実・矛盾を,その身体・生活・感性で体現している。夜間中学生は,【日本系】,【在日コリアン系】,【中国帰国系】,【新渡日系】の4系に大別され,生活実態はそれぞれ異なる。ただしどの系の生徒も,①識字・日本語の壁,②子供時代から現在に至る経済的貧困,③社会関係の希薄さ・孤立といった問題を抱えている。また彼・彼女らは,極めて多面的・包括的な領域にわたり,普通教育としての夜間中学の意義を高く評価している。夜間中学とその生徒は,地域毎に明確な差異・個性があり,それは日本の経済・社会における地域構造に規定されている。そして今,グローバリゼーションに伴う地域間格差の拡大の下,夜間中学は大きな変動局面にさしかかっている。そこでの教育実践は,日本の義務教育に重要な示唆をもたらし,ポスト・コロニアルの歴史的社会変動・変革へと連鎖している。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
6巻
>
6巻1号(2012-09)
紀要論文
詳細を表示
資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
OPACで所蔵を検索
CiNiiで学外所蔵を検索
eISSN
1882-5753
OPACで所蔵を検索
CiNiiで学外所蔵を検索
NCID
AA12316357
OPACで所蔵を検索
CiNiiで表示
関連情報
NAID
110009504653
CiNiiで表示
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
ホームへ戻る