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https://doi.org/10.24546/81005356
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81005356 (fulltext)
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56
メタデータ
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メタデータID
81005356
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
差別-トラウマ・体液・聖と穢れ
その他のタイトル
A Study on Discrimination from the Perspective of Trauma, Body fluids, and Sacredness and Uncleanness
著者
著者名
竹井, 夏生
Takei, Natsuo
タケイ, ナツオ
所属機関名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
7(1)
ページ
1-13
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2013-09
公開日
2013-11-27
抄録
神に連なる「聖なるもの」と,もっとも忌むべき「穢れたもの」の同根源性。本論文は,この「聖」と「穢れ」との謎めいた関係を,大阪・上町台地の町並みを皮切りにし,日本中世史,部落史を中心とした歴史的経緯をたどることによって,また J. ラカンの描くこころの構造を考察することによって解き明かしていった。「聖」と「穢れ」はその根源において源を一にする。そしてそれらが一に溶け合うこころの位相を,ラカンのいう「現実界」の界域ないし「トラウマ」の場に見出し,その内実を「体液的」なものと捉え議論を展開させていった。この界域は,生命の生成と消滅の場として,生命の起源そのものとして,また生命的な力の場として,我々主体を根底において成り立たせている。この界域が,近現代の到来における根本的なパラダイム転換によって主体から切り離されていく経緯を中世史を援用しつつ,またそれをこころの構造の変遷として捉え,そこに「差別」の発現を見て取る。「差別」は社会的な事象であるとともに,個々のこころの危機において発動する機構でもある。それは常に臨床心理場面において通底している隠されたテーマである。「差別」という機構をこころの危機と回復に関わる普遍的なテーマとして,臨床心理的営為を根底から考える糸口として考究していった。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
7巻
>
7巻1号(2013-09)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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