神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ
入力補助
English
カテゴリ
学内刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
https://doi.org/10.24546/81008352
このアイテムのアクセス数:
5
件
(
2024-04-26
20:58 集計
)
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
81008352 (fulltext)
pdf
704 KB
5
メタデータ
ファイル出力
メタデータID
81008352
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
マーセット価値論考
マーセット カチ ロンコウ
その他のタイトル
On Jane Marcet's Value Theory
著者
著者名
上宮, 正一郎
Uemiya, Shoichiro
ウエミヤ, ショウイチロウ
所属機関名
神戸大学大学院経済学研究科
収録物名
国民経済雑誌
巻(号)
204(2)
ページ
1-21
出版者
神戸大学経済経営学会
刊行日
2011-08
公開日
2014-12-04
抄録
ジェーン・マーセットの『経済学対話』(1816年)は19世紀前半の経済学の大衆化に寄与し,経済学教育のパイオニアとなったが,そのマーセットの経済学ついての研究はこれまでほとんど行われてこなかった。ポーキングホーンによって出版された彼女についての伝記(1993年)は注目すべき業績である。その中でポーキングホーンはマーセットの価値論が J. B. セイの影響を受けていることを強調し,彼女がその時代より進んで,「1870年代のジェヴォンズのアイデアに先んじていた」とまで解釈している。そして,その後のマーセット価値論についてはこれに類似あるいは同調したものが相次いでおり,マーセットはリカードウとはもちろん,スミスとも異なった立場であると解釈されている。本論はこのポーキングホーン解釈を念頭において,『経済学対話』の初版および後の諸版におけるマーセットの価値論を検討することを目的とする。そして,マーセットの価値論は,従来解釈されてきたように,その用語法や理論的枠組みはスミスに依拠するものであり,基本的にスミス的立場を継承したものであると解釈されることを明らかにする。その説明上の不十分さや混乱は,当時のまだ成熟していない段階の経済学のおかれた状況の背景の下で,経済学の知識および教育の重要性の認識によってその大衆化に努めたが,彼女は本来専門的な経済学者ではなかったことに起因するのではないだろうか。
キーワード
『経済学対話』
ポーキングホーンによるマーセット伝記
効用と価値
J.B セイ価値論
「価値の逆説」問題
カテゴリ
経済学研究科
国民経済雑誌
>
204巻
>
204巻2号(2011-08)
紀要論文
詳細を表示
資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
0387-3129
OPACで所蔵を検索
CiNiiで学外所蔵を検索
NCID
AN00090962
OPACで所蔵を検索
CiNiiで表示
関連情報
NAID
110008605615
CiNiiで表示
ホームへ戻る