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https://doi.org/10.24546/81008428
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81008428 (fulltext)
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750 KB
55
メタデータ
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メタデータID
81008428
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
日本の雇用システムと賃金構造
ニホン ノ コヨウ システム ト チンギン コウゾウ
その他のタイトル
Japanese Employment System and Wage Structure
著者
著者名
三谷, 直紀
Mitani, Naoki
ミタニ, ナオキ
所属機関名
神戸大学大学院経済学研究科
著者名
小塩, 隆士
Oshio, Takashi
オシオ, タカシ
所属機関名
一橋大学経済研究所
収録物名
国民経済雑誌
巻(号)
206(3)
ページ
1-22
出版者
神戸大学経済経営学会
刊行日
2012-09
公開日
2014-12-05
抄録
本稿では, IT 化などによる需要側の構造変化によって賃金を決定する要因が従来のスキル (学歴や経験年数) からタスク (職種・職階) へと移行しているという仮説をマイクロデータで検証し, 日本の雇用システムがどのように変化しているのかを考察した。 日本では, 学歴間の代替の弾力性が高く, 賃金も学歴よりは経験年数によって決まる側面が強く, この傾向にあまり大きな変化はない。 このことは,企業内訓練による人的資本への投資を重視するという日本の雇用システムの核心部分にそれほど大きな変化がないことを示唆している。 しかし, 近年の賃金構造の変化をみると, 労働供給側の要因であるスキルによって決まる部分は次第に低下しており, 労働需要側の要因であるタスクによって決まる部分が大きくなっていることが明らかになった。 この背景には, IT 化などによって職務がタスクレベルで再編成され, 可能なものは機械や非正規労働者などの外部労働で代替され, 高度な非定型的なタスクをこなしていけるスキルの高い労働者のみが内部化されていくという構造変化がある。 これは, 供給重視から需要重視へのパラダイム転換を伴った近年の賃金制度の改革と符合した動きである。 この意味で, 本稿の分析結果は日本の雇用システムに新たな変化が生じているということと整合的な結果である。
キーワード
スキル
タスク
賃金構造
二極化
賃金制度改革
カテゴリ
経済学研究科
国民経済雑誌
>
206巻
>
206巻3号(2012-09)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
0387-3129
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NCID
AN00090962
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関連情報
NAID
110009459515
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