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https://doi.org/10.24546/81008446
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81008446 (fulltext)
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メタデータID
81008446
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
戦前期兼松の賃金構造 : 図像による概観の提示
センゼンキ カネマツ ノ チンギン コウゾウ ズゾウ ニ ヨル ガイカン ノ テイジ
その他のタイトル
Wage Structure of Trading Company Kanemastu, 1889-1939
著者
著者名
藤村, 聡
Fujimura, Satoshi
フジムラ, サトシ
所属機関名
神戸大学経済経営研究所
収録物名
国民経済雑誌
巻(号)
206(6)
ページ
1-27
出版者
神戸大学経済経営学会
刊行日
2012-12
公開日
2015-02-03
抄録
本稿は戦前期におけるホワイトカラー企業の賃金構造を探るべく, 貿易商社兼松(現在の兼松株式会社) を対象に, 同社が創業した明治22 (1889) 年から第二次世界大戦直前の昭和14 (1939) 年まで50年間にわたる従業員約600名の賃金実態を考察した。 その結果, 創業期の賃金は在勤年数や年齢よりも成果給・能力給の傾向が強く, また人員構成は高齢中途入店者が過半を占めて, 専門的技能を持つ人員を重用している。 しかし明治34年恐慌による経営改革を契機に, 若年で入店した人員の内部蓄積が進み, 戦間期には年功序列型賃金構造が成立した。 ただし, それは単純な右肩上がりのカーブでなく, 20歳代の賃金抑制, 30歳代での狭い範囲での収束,40歳以後は能力に応じて放射状に拡散するという複合的な形状を持っていた。 また学歴や所属部署による賃金格差は生じていない。 こうした賃金構造は, 若年入店者の長期勤続と高齢中途入店者の激減という人員構成の変化が背景にあり, それは若年入店者の長期勤続の促進, 若年従業員に対する企業内教育の実施, あるいは従業員のライフ・サイクルの重視といった人事政策に基づく結果であった。
キーワード
人事管理
兼松史料
年功賃金
ホワイトカラー企業
カテゴリ
経済経営研究所
国民経済雑誌
>
206巻
>
206巻6号(2012-12)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
0387-3129
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NCID
AN00090962
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関連情報
NAID
110009500410
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