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https://doi.org/10.24546/81008516
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81008516 (fulltext)
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メタデータID
81008516
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
アベノミクスをめぐるマーシャルとケインズの論争
アベノミクス オ メグル マーシャル ト ケインズ ノ ロンソウ
その他のタイトル
The Discussion about Abenomics : A. Marshall vs. J. M. Keynes
著者
研究者ID
1000030135777
著者名
滝川, 好夫
Takigawa, Yoshio
タキガワ, ヨシオ
所属機関名
神戸大学大学院経済学研究科
収録物名
国民経済雑誌
巻(号)
208(5)
ページ
1-18
出版者
神戸大学経済経営学会
刊行日
2013-11
公開日
2016-01-04
抄録
経済学には, 大別 2 つの考え方 (学派) があり, ひとつは経済運営に支障が出たときはもっぱら供給面が悪いと判断する古典派経済学, もうひとつはもっぱら需要面が悪いと判断するケインズ経済学である。「アベノミクス」(安倍晋三政権の経済政策) は, 古典派経済学, ケインズ経済学のいずれの立場であろうか。私は, アベノミクス (安倍ノミクス:安倍とエコノミクスの合成語) を 1 つの経済学ではなく,経済の「術」とみなすのがよいと考える。経済学は特定の問題に正解を与えることを固有の任務としているが, 経済の「術」はかくかくの結果はしかじかの原因から生じると論じている各経済学派を組み合わせ, かくかくの経済政策手段を採るのが最善であるというものである。アベノミクスは, 日本経済の病名を「需要不足と供給能力不足」と診断し, 需要不足を是正するための第 1 の矢「大胆な金融政策」,第 2 の矢「機動的な財政政策」はケインズ経済学に立脚した経済政策であり, 供給能力不足を是正するための第 3 の矢「民間投資を喚起する成長戦略」は古典派経済学に立脚した経済政策である。アベノミクスの 3 本の矢は, あらゆる事柄を考慮した場合, 望ましい目標まで, ないしはその近くまで, 日本経済を導びいてくれ, 最大限の利益 (作用) と最小限の弊害 (副作用) をもたらすであろう。本稿は, 第 1節で, アベノミクスの 3 本の矢 (大胆な金融政策, 機動的な財政政策, 民間投資を喚起する成長戦略) を見る 2 つの眼 (経済の供給面, 経済の需要面) を取り上げる。第 2 節で, アベノミクスの 3 つの落とし穴 (アベノリスク) を論じ, 第 3 節で, いまもし A. Marshall と J. M. Keynes が生きていれば, 現在日本のアベノミクスについて何を語るであろうかを想像して,「マーシャル vs. ケインズ」の形で, アベノミクスを評価する。
キーワード
アベノミクス
3本の矢
アベノリスク
ケインズ
マーシャル
カテゴリ
経済学研究科
国民経済雑誌
>
208巻
>
208巻5号(2013-11)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
0387-3129
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NCID
AN00090962
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関連情報
NAID
110009634299
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