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https://doi.org/10.24546/81009718
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81009718 (fulltext)
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2.04 MB
2
メタデータ
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メタデータID
81009718
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
「安全」と「安心」に関する一考察
その他のタイトル
Research of safety and relief in communities
著者
著者名
瀧本, 善之
著者名
城, 仁士
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
10(1)
ページ
69-75
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2016-09
公開日
2017-02-28
抄録
社会に安全で安心できる状態が希求されているが、社会での価値観の多様化や科学・技術の進展によって、安心が安全から乖離するようになってきた。このように安全と安心は一体的に議論できないことが明らかとなってきたが、この両者の関係を検討することを本論の目的とする。人の言動は、慣習や社会の仕組み等の集合性の下で規定されているため、エンゲストロームの活動理論に基づく社会システムの観点から、安全と安心との関係を分析した。人は、確固たる慣習や秩序の下では、相手の行動を予測し事前の対応で安全を確保することによって、自分の言動を決定できるため安心を得る。しかし、価値観の多様化により、慣習や個人の役割が社会の中で不透明化したため、事前の対応がとれず、安全と安心が当然のものではなくなってきた。それに加え、新しい技術に対し安全確保を通じて安心を得るためのリスク評価が不安を喚起するため、リスク管理者に判断を委ねる信頼が必要とされる。信頼関係は、リスク管理者の能力と動機付けと主要価値類似性の3要素を総合判断することで成立するが、そのような判断根拠を持てない場合、信頼関係は結べない。このため、旧来の規制から得られる安全と安心を求めるのではなく、多様化された価値観を基礎とし、それを許容する社会の下に、相手の行動や社会の動きを予測する能力を高め、「より幸福を感じる」社会を求める生き方を提案する。
カテゴリ
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
10巻
>
10巻1号(2016-09)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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