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https://doi.org/10.24546/81010023
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81010023 (fulltext)
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1.38 MB
27
メタデータ
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メタデータID
81010023
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
米国都市部の保護者の学校参加にみる「公共性」の存立構造に関する一考察 : ニューヨーク市におけるCC9の組織化過程・組織特性に注目して
その他のタイトル
A study on the structure of "public" in the parents engagement in USA : Focusing on CC9 organizing process and feature in NYC
著者
著者名
太田, 知実
Ota, Tomomi
オオタ, トモミ
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
11(1)
ページ
65-73
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2017-09-30
公開日
2018-01-12
抄録
本稿の目的は、 米国都市部で社会的劣位におかれてきた保護者が学校参加するまでの過程を分析し、 従来の学校参加の議論の基軸概念と目されてきた 「公共性」 概念の一考察を行うことである。 「公共性」 とは 「異質な他者の有する価値観との差異を認め合いながら理性的な話し合いが行われる場」 を指す。 これは理想的な状態として目指されるべきものではあるが、従来の議論では、 どのようにして 「公共性」 が存立しうるのかという点は十分に検討されてきていない。 特に社会的劣位におかれる保護者の学校参加を考えたときの限界を鑑みれば 「類似の否定的経験を共有し感情でゆるやかにつながる 「親密圏」 が必要」 という仮説を立てるに至った。 その仮説を検証すべく、 米国都市部で起きた保護者の自生的な学校参加の過程を分析した。 その結果、CC 9による学校参加過程には、 否定的経験を共有し感情でつながる親密圏が形成されていることが分かった。さらに、 CC9の実践では、 保護者が私的経験と公共性とを常に往還しており、 そのことにより、 生活に根ざした問題関心を常に意識しながら学校参加をしている様相が見て取れた。 これは、 学校参加を果たす手段として私的経験を位置づけるのみならず、 そこに潜む問題関心が公共性への志向と適切に結びつけられる必要性を提起しているといえる。
カテゴリ
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
11巻
>
11巻1号(2017-09-30)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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