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https://doi.org/10.24546/81010029
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81010029 (fulltext)
pdf
1.32 MB
65
メタデータ
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メタデータID
81010029
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
大阪府公立高等学校入学者選抜制度の変更過程にみる教育専門性の劣位化 : 調査書評定への利用を前提とした「中学生チャレンジテスト」導入をめぐる政策過程
その他のタイトル
The Inferiority of Educational Professionalism in the Reform Process of the System on Selecting Entrants for Public High Schools in Osaka Prefecture
著者
著者ID
A1629
研究者ID
1000080324987
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=2259103363344ecb520e17560c007669
著者名
山下, 晃一
Yamashita, Koichi
ヤマシタ, コウイチ
所属機関名
人間発達環境学研究科
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
11(1)
ページ
121-130
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2017-09-30
公開日
2018-01-12
抄録
本稿は、 大阪の教育改革において従来の教育の専門性がいかに劣位に置かれていったのか、 その機序の解明を目的とする。 素材とするのは、 大阪府公立高等学校入学者選抜における調査書 (内申書) の評定算出を 「中学生チャレンジテスト」 という府独自の学力調査によって補訂する政策の形成過程である。 2012年、 大阪府下の公立中学校では他府県に約10年遅れて、相対評価から絶対評価に転換した。 だがその途端、 絶対評価のばらつきや恣意性が批判され、 統一的 「ものさし」 として府内統一学力テストの必要性、 さらには調査書への利用が主張されるようになる。 当初、 府教委は消極的であったが、 地方政権与党の影響力が高まった大阪市からの働きかけもあって導入を決定する。 鍵的人物による理論的援護を得て、 成績中上位層の社会的支持を基盤としながら、 教育評価方法をめぐる理論的決着の困難にも乗じた決定であった。 府教委の審議過程では、 必ずしも教育専門家の姿勢が一致しない状況や、 専門家ゆえの論題化回避という特色も見受けられる。 学力テストの成績向上という至上命題が貫徹されると同時に、 相対評価残存時には教員の欺瞞・保身を論難し、 絶対評価導入時には教員の主観性や生徒の不公平感を強調する論陣が張られたことによって、 従来の教育専門性に対する信頼性毀損も達成されたと言える。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
11巻
>
11巻1号(2017-09-30)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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