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https://doi.org/10.24546/81010139
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81010139 (fulltext)
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81010139
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open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
日本統治初期台湾における近代演劇の上演と国民演劇の形成 : 川上音二郎と高松豊次郎の活動から
その他のタイトル
The Stage Performance of a Contemporary Theatre and the National Drama during the Early Japanese Rule in Taiwan : A Study on Kawakami tojiro and Takamatsu Toyojiro’s Activities
著者
著者名
陳, 怡如
収録物名
国際文化学
Intercultural Studies Review
巻(号)
31
ページ
86-110
出版者
神戸大学大学院国際文化学研究科
刊行日
2018-03-20
公開日
2018-04-11
抄録
本稿では日本統治時代初期の台湾における川上音二郎と高松豊次郎の近代演劇活動を分析することによって、台湾の近代演劇の上演と国民演劇の形成において、総督府側が彼らにどのような支援をしたのかを考察する。また、近代演劇の導入過程において、近代演劇と台湾固有の歌芝居「歌仔戯」との交差を探求する。これまでの先行研究では、1920年代から1930年代の間に台湾知識人が行った近代演劇を中心に、主に近代演劇の舞台設備と脚本内容の視点から論じられている。統治初期の近代演劇の上演に関しては、近代演劇の発展の前史として扱われているにすぎない。川上と高松による近代演劇の上演において、総督府側が支援した歴史的事実は、先行研究では提示されてはいるが、それに焦点を絞って論じた研究は、これまで存在しなかった。筆者は川上音二郎が行った台湾での取材と巡演活動及び高松豊次郎が行った台湾正劇の上演活動などを分析した結果、総督府側は、彼らの活動を通して近代演劇を推進し、国民演劇を作り上げようとしたことが判明した。また、大正期以降、台湾正劇練習所は解散された。しかし、歌仔戯の発展過程において、台湾正劇の土着化の過程が明らかとなった。台湾正劇は、中国の文明戯の影響を受けた上で、歌唱と台湾の小曲が加えられ、台湾独自の文明戯が生まれた。さらに、土着化が進んでいった台湾正劇は、歌仔戯に影響するようになったのである。
カテゴリ
国際文化学
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31号(2018-03-20)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
eISSN
2187-2082
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URI
http://web.cla.kobe-u.ac.jp/kbkjnl
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