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https://doi.org/10.24546/81010294
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81010294 (fulltext)
pdf
1.51 MB
29
メタデータ
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メタデータID
81010294
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
中国残留日本人の生成過程における時空の意味 : ポスト・コロニアルの歴史-地域社会学
チュウゴク ザンリュウ ニホンジン ノ セイセイ カテイ ニオケル ジクウ ノ イミ : ポスト・コロニアル ノ レキシ チイキ シャカイガク
その他のタイトル
The Space-Time in the Process of Becoming "Chugoku Zanryu Koji"
著者
著者名
佟, 岩
Tong, Yan
著者ID
A0040
研究者ID
1000040202593
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=2830e2ac2d9e6ac1520e17560c007669
著者名
浅野, 慎一
Asano, Shinichi
アサノ, シンイチ
所属機関名
人間発達環境学研究科
収録物名
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
巻(号)
11(2)
ページ
113-131
出版者
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
刊行日
2018-03-30
公開日
2018-05-18
抄録
本稿の課題は、 主に1940年代後半の中国東北地方における残留日本人の生成過程に焦点を当て、 地域空間とその時間的変化がもつ意味を考察することにある。 素材とするインタビュー調査は、 2002~2016年にかけ、 日本・中国の双方で実施した。対象者は110名の中国残留日本人である。 分析の結果、 以下の諸事実が明らかとなった。 ①中国残留日本人は、 戦争・植民地支配の残滓ではなく、 ポスト・コロニアルの国家システム・東西冷戦が生み出した歴史的主体である。 ②中国残留日本人の生成過程における多様性は偶然や個別事情に起因するものではなく、 戦前の日本政府の植民地政策、 及び、 ポスト・コロニアルの国家システム・東西冷戦による構築物である。 ③中国残留日本人は職業階層・居住地域・年齢・性差等によって異なる多様な主体のアンサンブルとしての概念である。 ④当時の対象者に求められた最大の主体性は 「生命-生活 (life)」 の維持であり、それを可能にした 「生活圏」 はネイションを越えた民衆の協働の時空である。 そして⑤民衆の実践・協働は戦争の 「加害と被害の錯綜」 の空間等ではなく、 ともに戦争・植民地支配の被害者としてのそれである。
カテゴリ
人間発達環境学研究科
神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要
>
11巻
>
11巻2号(2018-03-30)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
1882-2851
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eISSN
1882-5753
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NCID
AA12316357
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関連情報
URI
http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/18
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