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https://doi.org/10.24546/81010646
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81010646 (fulltext)
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81010646
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
恩地孝四郎の抽象版画におけるルドン受容 : 1910年代および1930年代の作品をめぐって
その他のタイトル
Receptiveness to Odilon Redon in Koshiro Onchi’ s Abstract Wood Block Prints: Focus on the Works of the 1910’s and the 1930’s
著者
著者名
岩間, 美佳
収録物名
国際文化学
Intercultural Studies Review
巻(号)
32
ページ
26-49
出版者
神戸大学大学院国際文化学研究科
刊行日
2019-03-25
公開日
2019-03-15
抄録
恩地孝四郎は、西洋の多様な芸術を取り入れたモダンな抽象表現で知られる版画家である。恩地の創作活動の初期におけるルドンの受容は、あくまで西洋芸術による影響のひとつとして考えられてきたが、本稿では恩地の芸術形成にとって根元的なものであったことを指摘したい。ルドンの芸術から摂取した特徴の直接的な反映が認められるものは、1910年代半ばの「眼」のモティーフを描いた半抽象の作品群〈抒情〉である。しかし、恩地がこの直後に完成する完全抽象により「抒情」というテーマを表現するスタイルも、ルドンを受容し、発展させたものと考えられる。恩地の抽象版画には円形や円弧の多用が特徴的であるが、本稿では作品の形態分析により、それらがルドンの描く「目玉」を発展させたものであることを示す。また、恩地の残した文章や作品タイトルの分析により、恩地が「抒情」のテーマで追求した内部感情の表現が、ルドンの象徴的な作風から受けた印象を発展させたものであることを指摘する。こうした「抒情」と抽象の結び付きが「眼」を描いた作品群〈抒情〉より出発することからも、1910年代の半抽象の表現とルドンの受容は、その後の恩地の抽象の基盤をなしているといえる。
カテゴリ
国際文化学
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32号(2019-03-25)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
eISSN
2187-2082
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URI
http://web.cla.kobe-u.ac.jp/kbkjnl
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