神戸大学附属図書館 デジタルアーカイブ 【 住田文庫 】

肥前國松浦彼杵兩郡之内松浦壹岐之守領分地圖


寸 法:273.0×349.7cm
    仕上がりサイズ273.0×349.5cm

裏打ち紙:有り

厚 み:0.22~0.23mm (本紙のみ:0.09~0.10mm)

pH値:6.56~7.46(4箇所測定:平均6.69)

本紙の繊維:楮

[繊維分析の写真]
概要:
仕様書に基づき、修復前写真撮影、状態記録作業を行い、開被及び解体作業を行った。
修復前写真
(画像をクリックすると大きい画像が表示されます)
採寸、紙の厚みの計測、pH値測定、繊維組成分析などのデータ採取を行った。
彩色部分のすべての色材について、色落ちテストを行った。
裏打ち除去、破片戻し、絵の具層の強化、剥落止めを行い、分割、クリーニングを行った。
リーフキャスティングによる修復、和紙による裏打ち、継ぎ直しなどを行った。
状態:
絵図の表面が内側になるように折り畳まれていた。
広げたときの天側を中心に水漏れによる汚損、固着、崩れ、欠損が目立つが、図柄の少ない箇所であったために欠損による情報の損失は少なかった。
水漏れ部分の周囲には黴、フケといった被害も広がっている。
本紙裏面(折り畳んだときに表になる箇所)に表題、ラベル等が貼られていた。
貼り札(加筆事項を適当な大きさで作成し、糸で絵図に括りつけたもの)が8箇所あった。
作業:
裏打ち紙を取り除き、絵の具層を傷つけないように慎重にクリーニングを行い、破片戻し作業、リーフキャスティングによる修復を行った。
黴部分は消毒用エタノールで処置した。
高知産楮紙(灰煮4匁)を使用して裏打ちを行い、継ぎ合わせを行った。
本紙裏打ち部分の表題はリーフキャスティングによる修復を行い、裏面の元の位置に貼り戻した。

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