南瞻部洲萬國掌菓之圖(5A―181)宝永7年
寸 法:116.3×145.5cm
仕上がりサイズ117.9×146.9cm
裏打ち紙:有り
厚み:0.18~0.20mm (本紙のみ:0.07mm)
pH値:5.96
本紙の繊維:竹(裏打ち紙:楮)

[繊維分析の写真]
- 概要:
- 仕様書に基づき、修復前写真撮影、状態記録作業を行い、開被及び解体作業を行った。
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| 修復前写真 (画像をクリックすると大きい画像が表示されます) | ||
- 採寸、紙の厚みの計測、pH値測定、繊維組成分析などのデータ採取を行った。
- 彩色部分のすべての色材について、色落ちテストを行った。
- 裏打ち除去、破片戻し、絵の具層の強化、剥落止めを行い、分割、クリーニングを行った。
- リーフキャスティングによる修復、和紙による裏打ち、継ぎ直しなどを行った。
- 彩色部分のすべての色材について、色落ちテストを行った。
- 状態:
- 虫損被害が甚大で容易に開被できなかった。
- 虫食いにより小さな破片がぽろぽろ落ちてくる。
- 二重にほどこされた裏打ち紙が茶変色化して図柄を暗くしていた。
- 元々の版にずれがあるため継ぎ目部分で文字をくりぬいて修正されていた。
- 本紙裏面(折り畳んだときに表になる箇所)に表題、ラベル等が貼られていた。
- 本紙は折り曲げに弱い印象を受けた。繊維分析の結果、竹紙であると判明した。
- 虫食いにより小さな破片がぽろぽろ落ちてくる。
- 作業:
- 裏打ち紙を取り除き、慎重に破片戻しを行い、リーフキャスティングによる修復を行った。
- 版のずれをできるだけ修正して継ぎ直し、くりぬかれた文字部分の貼り戻しを行った。
- 美濃産楮紙(2.7匁)を使用して裏打ちを行った。
- 折り直しは保存上から、継ぎ部分を避け、折り数を減らした。
- 紙裏打ち部分の表題はリーフキャスティングによる修復を行い、裏面の折り畳んだときに上になる位置に貼り戻した。
- 版のずれをできるだけ修正して継ぎ直し、くりぬかれた文字部分の貼り戻しを行った。
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